湿度が低く乾燥する季節に活躍してくれる加湿器ですが、使うたびに汚れがたまるため、掃除が必要です。
掃除をしなければやがては汚れ・菌が増え、放出される蒸気も不衛生になってしまいます。
ここでは加湿器の掃除の頻度や掃除の方法を紹介します。
どのタイプの加湿器も5分程度あればお掃除できます。
加湿器の掃除をしようと考えている人はぜひ参考にしてください。
【タイプ別】加湿器の掃除方法
「加湿器」と言ってもさまざまなタイプがあります。
加湿器は下記4種類に分類されます。
- スチーム式
- 気化式
- 超音波式
- ハイブリッド式
それぞれの加湿器の掃除方法について、見てみましょう。
スチーム式の掃除方法
スチーム式は、過熱して蒸発させるシステムなため、カビや細菌が繁殖しにくいです。
しかし、水道水を加熱するため、水垢には注意が必要です。
掃除方法はタンクに水を入れて、上下に振るだけで十分です。
掃除が苦手な人・面倒な人は掃除が簡単なスチーム式の加湿器がオススメです。
気化式の掃除方法
気化式の加湿器は、濡れたフィルターに風を当てることで蒸気を発生させる仕組みです。
常にフィルターが濡れている状態で、加熱する構造ではないことから、カビ・細菌が繁殖しやすいです。
タンク内は、水を交換する都度水洗いし、加湿フィルターは水洗いしてしっかりと乾燥させましょう。
他のタイプであればフィルターは月に一度程度の掃除で十分ですが、気化式の加湿器は2週間に1度は掃除が必要です。
超音波式の掃除方法
超音波によって水を振動させ、蒸気を発生させるタイプの加湿器です。
熱を使用していないことから、カビ・細菌が繁殖しやすいタイプとなっています。
タンクの水は1日に1回交換し、フィルターは週に1回程度水洗いが必要です。
ハイブリッド式の掃除方法
気化式とスチーム式、あるいは超音波式とスチーム式を組み合わせた加湿器が「ハイブリッド」と呼ばれているタイプです。
加熱することからカビ・細菌が繁殖しにくいですが、水道水を蒸発させるので、水垢がたまりやすいです。
掃除方法はタンク内に水を入れて上下に振るだけで十分ですが、タンクの交換は毎日行いましょう。
加湿器の汚れの原因
なぜ加湿器が汚れるのか、汚れの原因を知ることも掃除に役立ちます。
ここでは加湿器の主な汚れの原因について紹介していきます。
水垢
加湿器は水を取り扱う機器のため、水垢が生じます。
特に加湿器の水を長い期間取り換えない場合、水垢が生じやすいです。
水垢そのものは人体に影響はありませんが、水垢が増えると細菌が発生しやすくなります。
こまめな掃除はもちろんですが、掃除した後も水気を残さないように気をつけましょう。
頑固な水垢の掃除方法はこちらの記事にて紹介しています。
キッチンのシンクや蛇口部分の水垢にお悩みの方はこちらも併せてぜひご確認ください。
カビや細菌
カビ・細菌は人体に悪影響を及ぼす懸念があります。
カビや細菌は水垢から生じるケースが多いため、水垢の防止が重要になります。
加湿器から出る水蒸気に細菌・カビが含まれていると、健康を害する恐れがあります。
加湿器を掃除する頻度はどれくらい?
加湿器の掃除の頻度についても紹介します。
タンク・フィルターのそれぞれを詳しく見てみましょう。
タンク
タンクの水を取り換える際に掃除を行うなど、ルールを決めてこまめに掃除を行うと週間化しやすいです。
フィルター
しかし、使用頻度によって汚れの蓄積具合は異なるため、気になる方はこまめに確認することをお勧めします。
カビと水垢を防ぐためにも、水洗い後はしっかりと水気をとり、乾燥させましょう。
加湿器の汚れを防ぐ便利アイテム
加湿器は乾燥する季節に欠かせないアイテムですが、使用するたびに汚れが溜まりやすいのが難点です。
適切なメンテナンスを行うことで、加湿器の性能を維持し、健康的な環境を保つことができます。
以下では、加湿器の汚れを防ぐための便利アイテムをいくつかご紹介します。
加湿器専用クリーナー
加湿器専用クリーナーは、つけて置くだけでフィルターの汚れを効果的に除去します。
使用方法は取り外した水受けやフィルターをクリーナーへ入れて放置するだけで簡単です。
頑固なカルキ汚れやヌメリを除菌洗浄してくれます。
また、加湿器の内側も直接流し込めばお掃除ができます。
加湿器用の除菌剤
除菌剤は、加湿器のタンクに入れるだけで、水中のバクテリアやカビの繁殖を防ぎます。
銀イオンの力で細菌の増殖を抑え、清潔な水を供給します。
交換も簡単で、一定期間使用したら新しいものに取り換えるだけです。
まとめ
加湿器の掃除方法や頻度、汚れの原因について紹介しました。
加湿器は便利なアイテムではありますが、水を使用する機器である以上、使用するごとに汚れが生じます。
そのため、適度な掃除が求められます。
高性能な加湿器の場合、分解の必要があり掃除の手間がかかるケースもあります。
その場合は自分で無理をして掃除をするのではなく、プロへの依頼も検討してみましょう。