室外機の汚れが気になるけれど、掃除の仕方がわからず放置してしまっている人もいるかもしれません。
確かに、室外機は外に置かれることを前提に作っているため、室内機ほど掃除を定期的にする必要はありません。

しかし、室外機の汚れを放置していると、エアコンの効き目や電気代に影響もあります。
今回は、室外機に汚れがたまることで生じる問題や、掃除方法を解説します。
ぜひ参考にしてください。

室外機に汚れがたまると?

 

室外機の汚れがたまると、次のような問題が発生します。

  1. 運転効率が下がる
  2. 電気代が上がる

上記について、順に詳しく解説します。

1.運転効率が下がる

室外機を洗わないと、汚れが蓄積してエアコンの運転効率が低下します。
室外機は熱を移動させて室温を快適な温度に保つ重要な役割を担っています。
室外機に汚れをたまると熱の排出が阻害され、運転効率低下につながります。

2.電気代が上がる

また、運転効率の低下は電気代が上がる原因にもなります。
これは、運転効率低下により多くの電力が必要になるからです。

こちらの記事にてエアコンの電気代が上がってしまう要因と、節約方法について詳しく解説しています。
エアコンの節電を考えている方はぜひ参考にしてみてください。

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室外機の掃除方法

先ほど述べたデメリットを被らないためにも、こまめな掃除が大切です。
ここでは、室外機の部分別の掃除方法を紹介します。

本体の外側

まずは、本体外側の掃除方法を説明します。

室外機の本体外側は、砂埃や雨風により汚れが蓄積する場所です。ぞうきんなどを使って全体をキレイに拭いていきましょう。

吹き出し部分には、蜘蛛の巣や落ち葉などの汚れが詰まりやすいです。そのため、吹き出し部分も必ず確認し、汚れがあればほうきなどで取り除きましょう。

本体に鳥のフンや泥などの頑固な汚れが付着しているときは、雑巾を水で湿らせてからふき取るとよいです。

ただし汚れが取れないからといって室外機に水を直接かけたりメーカーが推奨していない洗剤を使ったりするのは控えましょう。
水をかけたり推奨されていな洗剤を使ったりすると、故障や変色などが発生する可能性があるからです。

内側のアルミフィン(熱交換器)

アルミフィン(熱交換器)部分の汚れを落とすためには、分解しなくてはなりません。
しかし、専門的な知識がない状態で安易に分解すると故障の原因になりかねません。

ほうきや掃除機、歯ブラシなどでできる限り掃除しても汚れが気になる場合には、プロの清掃業者への依頼を検討しましょう。

ドレンホース

室外機に付いているドレンホースの掃除も忘れてはいけません。
なぜなら、ドレンホースに汚れが詰まっていると室内機で発生した水が排出できず水漏れになる可能性があるためです。

ドレンホースの役割についてはこちらの記事にて詳しく解説しています。
ぜひ併せてご覧ください。

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ドレンホースの掃除の仕方は、次のとおりです。

  1. 排出口付近にあるゴミを割りばし・歯ブラシなどで取り除く
  2. ホース内に詰まっているゴミを掃除機や専用のクリーナーで吸い込んで取り除く

掃除機を使って内部のゴミを吸いだすときには、水を吸い込まないように注意しましょう。
ホースの先を布で覆ったうえで吸い込むようにすると安心です。

室外機の汚れは環境によって異なる!

室外機の汚れは、周辺の環境にも左右されます。
室外機の周りに植木鉢を置いていたり、木が生えていたりする場合には、枯れ葉や虫による汚れが発生しやすいです。

また、近くの道路の交通量が多い場合は、排ガスによる汚れが蓄積しやすいといわれています。
そのため室外機周辺は、できる限り何もない状態にするとよいです。

室外機を掃除するタイミングは?

室外機は運転効率を左右する大切な場所であるため、いつでもキレイな状態を維持しておきたいですよね。
しかし、どのタイミングで掃除をすればよいのかわからない人もいるでしょう。

室外機の掃除は、次のタイミングで行うとよいです。

  • エアコン本体からの臭いが気になるとき
  • 室外機の外側や周辺に埃がたまっているとき

上記について、順に詳しく説明します。

エアコン本体からの臭いが気になるとき

エアコン本体から臭いがするときは、室外機に付いているドレンホースの汚れが原因である可能性があります。
これは、ホース内の汚れにより室内機から出る水がたまることで発生するカビが原因の場合もあります。

エアコン本体から嫌な臭いがするときは、室外機掃除を行ってみましょう。

室外機の外側や周辺に埃がたまっている

エアコン本体から嫌な臭いがしなくても、室外機の本体や周辺に埃がたまっている時は室外機を掃除するタイミングです。

本体外側や周辺にある埃を放置していると、エアコンの効きが悪くなったり電気代が高くなったりする可能性があります。

また、室外機の内部にゴミが絡まり、故障するリスクもあります。
室外機本体の外側や周辺に埃やゴミがたまっていた場合には、早めに掃除を行いましょう。

室外機の清掃はプロに依頼がおすすめ

熱交換として重要な役割を担っている室外機は、エアコン同様に定期的な掃除が必要な場所です。

室外機にたまった汚れを放置すると、エアコンの運転効率低下による電気代上昇、水漏れ、故障などにつながる可能性があります。

今回紹介した方法をもとに、本体外側・ドレンホースなどを定期的に掃除をしましょう。

しかし、室外機内部の汚れを完全に取るには、分解が必要です。専門知識のないまま室外機を分解すると故障の原因になります。
室外機内部の汚れが気になる場合には、プロの清掃業者に依頼しましょう。

弊社アールクリーニングは、これまでの20万件以上の実績を基にしたノウハウで室外機内部までキレイにお掃除します。

お伺いさせていただくのは厳しい研修をクリアしたスタッフのみ。
ぜひ一度プロのお掃除を体験してみませんか?

まとめ

室外機の掃除をご自身で行う場合、ぞうきんや掃除機など簡単なお掃除で大丈夫です。

しかし室外機内部の汚れまでキレイに取るためには、分解が必要になります。
そのため、分解が必要な内部のお掃除はプロの業者に依頼することを検討してみましょう。

今回紹介した内容をもとに、室外機をできる限りきれいな状態に保ち、キレイな空気でお過ごしください。