毎日の快適な家事のために、キッチンの清潔さは欠かせません。
特にシンクは日々の料理や食器洗いで頻繁に使用され、水垢、油汚れ、せっけんカスなどさまざまな種類の汚れが付着しやすいです。

シンクの汚れは見た目の問題だけでなく、私たちの健康に直結するため日頃から清潔に保つ必要があります。

本記事では、シンクに特有の各種汚れの掃除方法を分かりやすく解説します。

普段のお掃除はこれで十分!


普段のシンク掃除は食器と同じように、食器用洗剤とスポンジがあれば十分です。
スポンジに洗剤をつけてシンク全体をこすり、すすげば完了です。
流した後の水気は残しておくと水垢の原因になるため、しっかりと拭き取るようにしましょう。
この際にキッチンペーパーや布でも問題ないですが、マイクロファイバークロスがあれば簡単に水気を拭き取れるためおすすめです。

【汚れ別】シンクの念入り掃除方法

キッチンのシンクは、日々の使用によりさまざまな種類の汚れが付着しやすい場所です。

食材の処理や食器の洗浄など、キッチンの中心的な役割を担っているので、常に清潔に保ちたい場所でしょう。

以下の6つは代表的な汚れ別のシンクの掃除方法です。

  • 水垢の掃除
  • 油汚れの掃除
  • せっけんカスの掃除
  • 排水口のぬめりの掃除
  • サビ
  • 頑固な汚れはプロに依頼

ここでは、シンクの汚れ別に、念入り掃除する場合の方法を詳しく解説します。

水垢の掃除

水垢はシンクにつきやすい頑固な汚れの一つです。

水垢の白い汚れは、水に含まれるミネラルと食品に含まれるカルシウムが結合したもので、放置すると取り除くのが困難になります。

水垢の掃除には酸性が有効で、酢やクエン酸を使った水垢落としは比較的簡単で環境にも優しいです。

具体的な手順は次のとおりです。

  1. 50mlの酢と100mlの水を混ぜた酢水、またはクエン酸小さじ1/2と水100mlのクエン酸水を作る
  2. スプレーボトルに入れて汚れに吹きかける
  3. スプレーした後は1時間放置
  4. スポンジでこする
  5. 水でよく洗い流す

頑固な水垢には、クエン酸水または酢水を染み込ませたペーパータオルでパックする方法も有効です。

1時間後にスポンジでこすれば、水垢が落ちていきます。
こちらの記事でも水垢の落とし方について詳しく解説しております。
気になる方はぜひ併せてご覧ください。

すぐに実践できる!水垢の落とし方は2通り知っていれば完璧!水垢の掃除方法を徹底解...

キッチンや洗面台などで、気づいたらできている水垢。 時間がたつにつれ、頑固な汚れになってしまいますが、水垢の落とし方で迷っている方も多いのではないでしょうか。...

油汚れの掃除

キッチンのシンクには油汚れがつきやすく、特に調理器具や食べ残しを流した後のシンクには注意が必要です。

油汚れの掃除には、食器洗い用洗剤や重曹ペーストがおすすめです。

例えば、使用済みの食品用ラップに食器洗い用洗剤を適量つけて、40℃程度のぬるま湯で洗い流す方法があります。

頑固な油汚れには次の方法をお試しください。

  1. 重曹100gと水50mlを混ぜて重曹ペーストを作る
  2. 重曹ペーストを汚れに塗る
  3. スポンジでこする
  4. ぬるま湯で洗い流す

重曹ペーストはシンク以外の油汚れにも有効なので、ガスコンロやレンジフードなどの掃除にも利用できます。

それでも取り切れない頑固な汚れの場合は、プロのクリーニング業者に依頼することも検討してみましょう。市販では取り扱位のない薬剤と道具を使用して頑固な汚れをキレイにしてくれます。

せっけんカスの掃除

せっけんカスもシンクに残る一般的な汚れの一つです。

せっけんカスの汚れには酸性とアルカリ性の2種類があり、それぞれの性質に応じた掃除方法が必要です。

  • 酸性のせっけんカスが残っている場合
    アルカリ性の重曹やセスキ炭酸ソーダを使用します。シンクを軽く水洗いした後に粉のまま重曹をふりかけ、30分から1時間放置し、メラミンスポンジでこすって水で洗い流します。
  • 金属せっけんのカスが残っている場合
    洗剤、やクエン酸が有効です。粉末状のクエン酸を使用する場合は水に溶かしてスプレーを作ると便利です。こちらも同様に汚れに洗剤をかけた後に、しばらく放置してメラミンスポンジでこすり、水で洗い流せば完了です。

メラミンスポンジは研磨効果があるため、せっけんカスが落としやすくなります。シンクだけでなく、浴室の石鹼カスを掃除する際にも有効です。

排水口のぬめりの掃除

排水口のぬめりは、臭いの元となる見落とされやすいポイントです。
排水口のぬめりは、主に食材のカスや油脂などを栄養にした雑菌によって引き起こされます。

効果的な掃除方法は、次のとおりです。

  1. ぬるま湯1カップと重曹1カップ 酢1/2カップまたはクエン酸小さじ2を用意
  2. 重曹を排水口にまんべんなく振りかける
  3. 酢またはクエン酸をかける
  4. ぬるま湯を少しずつかけ、重曹と酢またはクエン酸が反応して発泡するのを待つ
  5. 30分程度置く
  6. お湯で洗い流す

汚れが残っている場合は、古い歯ブラシでこすり取るとよいでしょう。
排水口の臭いが気になる場合は、受け皿や排水管に付着した汚れが原因かもしれません。

定期的な清掃で排水口のぬめりや臭いを防ぎましょう。

サビ

キッチンのシンクや蛇口に発生するサビは、見た目だけでなく、衛生面でも好ましくありません。

サビを落とすためにはクリームクレンザーが効果的で、ステンレスに傷をつけにくいマイルドタイプがおすすめです。

サビの掃除は次の方法を試してください。

  1. クリームクレンザーをスポンジに適量をつける
  2. サビの部分をこする
  3. 水かぬるま湯でしっかりと洗い流す

サビが発生しやすい原因は、塩やしょうゆなどの調味料の放置です。
日々こまめに汚れを拭き取って、サビを予防しましょう。

また、他の場所から移ったサビが新たなサビを引き起こすこともあるので、「もらいサビ」にもご注意ください。

頑固な汚れはプロに依頼がおすすめ

日々のお手入れでは落とせない頑固な汚れがシンクに残ってしまった場合、プロのクリーニングサービスの利用を検討するのも一つの方法です。

特に長期間蓄積された油汚れや黒カビ、水垢などは自分で掃除するのが難しい場合もあるでしょう。
プロの掃除業者は汚れに併せて特別な洗剤や道具を使用し、効果的に汚れを取り除きます。

弊社アールクリーニングでは、20万件以上の実績の中でさまざまなキッチンのシンクの汚れに対応してきました。
市販では購入ができないオリジナルの洗剤を使用し、頑固な水垢もキレイに落とします。
また、お伺いさせていただくのは厳しい研修をクリアしたスタッフのみですので、安心してお任せください。


取り切れない頑固な汚れを依頼するだけでなく、自分ではなかなか掃除しない部分をプロに依頼するのも1つの手です。

シンク汚れの原因

キッチンのシンクはさまざまな種類の汚れが付着しやすい場所です。

以下の5つは代表的なシンクの汚れです。

  • 水垢
  • 油汚れ
  • せっけんカス
  • 排水口のぬめり
  • サビ

キッチンの見た目だけでなく、衛生面にも影響を与えるこれらの汚れは、なぜ発生するのでしょうか?

ここでは、一般的なシンクの汚れの原因と対処法について詳しく解説します。

水垢

水垢は、主に水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラル成分が乾燥して固まったものです。
水分は蒸発して気体となっても、ミネラル成分は固体として残ります。
特にシンクの水がたまる周辺には、白っぽい水垢が目立ちやすいです。

キッチンの水垢は放置してしまうと、固まってしまい頑固な汚れに代わります。
こうなってしまうと普段の洗剤を使用した掃除では落ちにくく、場合によっては研磨して削り落とす必要があります。
水垢は初期の段階では落としやすいため、定期的に掃除をするようにしましょう。

油汚れ

キッチンシンクに付着する油汚れは、食品の油や皮脂が原因です。
油は光や熱の影響で酸化し、樹脂のように固まる性質があります。
油汚れがついてから3~6カ月経過すると、一般の洗剤では落ちにくくなります。

せっけんカス

キッチンシンクによく見られる白くて固い汚れは、せっけんカスです。

せっけんカスは、石けんや洗剤に含まれる脂肪酸ナトリウムが水に含まれるカルシウムイオンと反応して生成される、脂肪酸カルシウムが蓄積したものです。

特に水が乾燥した後に、白い斑点や輪ジミがシンクに残ります。

せっけんカスは水や一般的な洗剤では取り除くのが難しく、放置すると硬化して取り除くのがさらに難しくなります。

排水口のぬめり

排水口のぬめりは、食べ残しや油汚れ、食器洗いの汚水などが原因で発生します。
これらの汚れが排水口に蓄積して水分が加わると、カビやバクテリアが繁殖し、ぬめりが生じます。
ぬめりは見た目の問題だけでなく、悪臭の原因となり、排水管の詰まりにもつながります。

サビ

サビは特に金属製のシンクや水栓金具に見られる汚れです。
サビは、湿気や腐食性ガスの影響による金属の酸化によって発生します。
ステンレス製のシンクはサビにくい素材ですが、完全にサビを防ぐことはできません。

サビの主な原因は、湿気や塩分、そして「もらいサビ」と呼ばれる他の金属からのサビ移りです。

シンクをキレイに保つには

シンクをキレイに保つためには、日々のお手入れと定期的な掃除が必要です。

まず、日々のお手入れでは、使用後は必ずシンクを乾拭きするようにしましょう。
水滴が残ると水垢の原因になり、水垢は時間が経つと落ちにくくなるので、乾拭きが汚れ予防になります。

また、シンクのコーティングも効果的です。
コーティングを施すと水と汚れを弾くため、日常の掃除が格段に楽になります。

市販のステンレスシンク用コーティング剤を使用すれば、効果は数年持続し、水を流すだけで表面の汚れが落ちるようになります。

ただし、長年のシンクの汚れは自分で落とすのが難しい場合があります。
そのような時は、プロのキッチンクリーニングサービスの利用をご検討ください。

プロのキッチンクリーニングサービスは、油汚れや焦げつきなど、通常の掃除では落としきれない汚れを専用の洗剤や道具を使用してきれいにします。プロにクリーニングしてもらった後も、上記で紹介した日々のお手入れ方法を続ければ、長期間キッチンを清潔に保てるでしょう。

まとめ

本記事では、キッチンのシンクに特有のさまざまな汚れに対する効果的な掃除方法について詳しく解説してきました。

水垢、油汚れ、せっけんカス、排水口のぬめり、サビといった一般的なシンクの汚れの原因とその掃除方法に加え、日々のお手入れについても説明しています。

清潔で衛生的なキッチン環境を維持するために、ぜひ実践してみてください。

特に自分では難しい頑固な汚れには、プロのクリーニングサービスの利用もご検討ください。