洗濯機は衣服の汚れを落とすものですが、洗濯機そのものの掃除ももちろん必要です。
洗濯機を掃除しないと、洗濯槽に汚れやカビがたまってしまいます。
そうなってしまうと衣服をキレイにできなくなり、洗濯機の機能低下や劣化を招いてしまうため、掃除が必要です。
そこで今回は、そんな洗濯機の掃除方法を紹介します。
洗濯機の汚れが気になる方はぜひ参考にしてください。
洗濯槽の掃除方法
今回紹介させていただくのは、縦型洗濯機の掃除方法です。
ドラム式洗濯機の掃除方法はこちらの記事にて紹介しております。
是非参考にしてみてください。
用意するもの
洗濯機の掃除に必要なものは下記で十分です。
- 塩素系洗剤
- クリーナー
- 重曹
上記のような手に入れやすいもので洗濯機の掃除は可能です。
塩素系洗剤で掃除する
洗濯槽用の洗剤、もしくは塩素系の洗剤を入れて洗濯槽を掃除しましょう。
洗剤を洗濯槽に入れて洗濯機に用意されている洗浄コース、なければ通常コースにて洗濯機を回すだけなので手軽に実践できます。
洗浄力は少し落ちますが、洗剤は重曹や酸素系クリーナーでも代用が可能です。
クリーナーを洗濯槽に入れる
洗濯機に合わせたものを選びましょう。
洗浄する
洗浄コースが搭載されている洗濯機であれば洗浄コースを、搭載されていない洗濯機の場合は通常コースを選びましょう。
汚れをすくい取る
その際に古くて使わなくなったストッキングとハンガーを組み合わせた汚れすくいが便利です。
ストッキングの伸縮性と適度な隙間が、汚れのみをすくうのに適しています。
酸素系洗剤・重曹で掃除する
重曹など、酸素系の洗剤にて掃除を行います。
漬け置きとお湯を利用することでより効果的です。
お湯を洗濯槽の中に溜めて洗剤を入れる
酸素系の洗剤はヌルヌルとした油汚れに強いです。
お湯を洗濯槽にためて、酸素系洗剤を使用することで、より高い洗浄力を発揮します。
洗浄する
洗浄後しばらく放置することが重要です。
およそ2時間ほど放置することで、洗濯機に付着している頑固な汚れを落とします。
お湯の場合、漬けているだけでも油汚れにアプローチできるため、有効です。
汚れをすくい取る
こちらも同様に汚れをすくいます。
その他の部分の掃除方法
洗濯機は洗濯槽だけではありません。
他にもさまざまなパーツがあるので、それらも掃除が必要です。
洗濯槽の掃除は基本的には洗剤を入れて洗濯機を回転させるだけでしたが、他の部分の掃除は手作業の必要があります。
細かいパーツの洗浄
洗濯機を構成している細かいパーツを取り外し、一つずつ洗浄します。
ここで活躍するのは歯ブラシです。
歯ブラシによる洗浄のメリットは、過度な力が入りにくく、かつ細かい部分まで磨ける点です。
ただし、あまりにも力を入れて磨くと、部品が破損して洗濯機の故障の原因となるので注意しましょう。
洗濯パンの清掃
洗濯パンの汚れの原因はホコリとカビです。
洗濯パンの掃除にも先ほど使用したストッキングとハンガーを組み合わせたアイテムが有効です。
これを洗濯パンに差し込み、動かすことで静電気がホコリ・髪の毛を吸引します。
静電気の力でゴミを吸引した後は、排水口周辺を雑巾にて拭き取ります。
ヌメリがあるので乾いた雑巾ではなく濡れた雑巾がより効果的です。
洗濯機の汚れの原因は?
洗濯機の汚れの原因は一つだけではありません。
効果的に掃除を行うためには汚れの原因を把握することも大切です。
ここではそれぞれの汚れの原因を詳しく紹介します。
水アカ
洗濯機を使用する度に水道水を使用するため、水アカが発生します。
また、お風呂の残り湯で洗濯を行っている場合、水アカリスクが高まります。
カビ
洗濯機内は湿気がこもりやすく、カビが繁殖しやすい環境です。
洗濯機はいくつものパーツで組み立てられています。
目に見える部分だけではなく、目に見えない部分にも水が通ります。
このような、目に見えない湿気がこもりやすい部分こそ、カビリスクの高いポイントです。
ほこり
洗濯機ホコリがたまる原因は、衣服に付いた埃や繊維です。
洗濯機は衣服に付着した汚れを落とすことはできますが、ほこりは処理できません。
僅かな量ではあっても、掃除の頻度が低い場合、毎回微量のほこりが洗濯機に蓄積されていきます。
洋服に付いた汚れ
洋服についた汚れを落とすことが洗濯の役割ではありますが、
落とした汚れは、洗濯機内に蓄積されるものもあります。
一度の洗濯では微量でも、掃除の頻度が低いと洗濯機内に汚れが蓄積されてしまいます。
せっけんカス
お風呂の残り湯を洗濯で使用している場合は、せっけんカスが洗濯機に付着・残留し、汚れとして蓄積されます。
せっけんは水分で溶ける性質ではありますが、長く残留して固形化したものは溶けにくくなります。
徹底洗浄はプロに依頼がおすすめ!
洗濯機を徹底的に洗浄したい場合、自ら掃除を行うのではなくプロに依頼することをお勧めします。
その理由として、洗濯機の裏側の清掃には分解が必要なため、自分でキレイにすることが難しいからです。
自分で掃除のために洗濯機を分解したものの、元に戻せなくなったり、
機能面での異常が発見されるケースもあります。
自力では無理だなと思った場合、無理をせずに専門業者へと依頼がおすすめです。
洗濯機はどのくらいの頻度で掃除が必要?
洗濯機は使用するごとに汚れが蓄積されます。
洗濯機の掃除は月に1回が望ましく、最低でも2カ月に1回は掃除がおすすめです。
また、大家族で頻繁に洗濯機を使用している場合、より頻繁に掃除したほうがいいでしょう。
洗濯機をきれいな状態に保つ方法
洗濯機はこまめに掃除を行うことで清潔を保つことも大切ですが、日常生活における心掛けでも状態が変わります。
ここでは洗濯機をキレイに保つために心がけるポイントを紹介します。
ふたは基本的に開けておく
洗濯機のふたを閉めていると、湿気がこもり、カビの原因になります。
特に洗濯機は、1日の中で使用する時間のほうが短いです。
ふたが閉まっていると、換気されず、カビが発生しやすくなります。
洗濯機の中に衣類を放置しない
洗濯機の中に衣類を放置しておくと、衣類の汚れが洗濯槽に付着し、汚れやすくなります。
「次の洗濯時でキレイになる」と考える人も多いですが、頻度が高いとより頑固な汚れになります。
できる限り、洗濯機の中に衣類を放置しないようにしましょう。
洗剤や柔軟剤は適量使用する
洗濯時に使用する洗剤や柔軟剤は衣服の洗浄に欠かせないものですが、使用量が多すぎると洗濯機の汚れの原因になります。
洗濯機に余計な負担を与えないよう、洗剤・柔軟剤は適切な量の使用を徹底しましょう。
定期的に清掃をする
こまめな掃除こそ、洗濯機を汚さないためのコツです。洗濯機だけではなく、汚れ全般に言えることですが、汚れは放置すればするほど掃除が困難になります。
付着したその瞬間であれば水圧だけで落とせる汚れも、長らく放置していると洗剤を使用してもなかなか落ちないです。
洗濯機も同様で、長らく放置されている汚れは落としにくいです。
そのため、こまめに掃除することで汚れの固定化を防ぎ、キレイな状態を保ちましょう。
まとめ
洗濯機は、衣服をキレイにするための電化製品ですが、水や洗剤を使用することで汚れが生じます。
こまめに掃除を行わなければ洗濯機の寿命を縮める可能性もあります。
掃除機を長く使用するためにも、自らの掃除では落としきれない頑固な汚れは、
専門業者に掃除を依頼し、キレイな状態で洗濯をすることをおすすめします。