洗濯機から「黒いドロドロ」「ワカメ状の汚れ」「嫌なニオイ」が出てきて困っていませんか。
その正体は、放置するほど落ちにくくなる“ヘドロ汚れ”です。
しかしヘドロは正しい手順なら家庭でもしっかり落とせますし、日常のメンテで再発を大幅に防ぐことも可能です。
この記事では、ヘドロの正体から落とし方、毎日・週1でできるメンテ方法、さらに分解洗浄が必要なケースまでわかりやすく解説します。
洗濯機のヘドロの正体とは?

まずは「そもそもヘドロって何?」を知ることが重要です。
正体を理解すると、なぜ発生しやすいのか、どうすれば防げるのかがスッキリわかります。
カビの塊(黒カビ・ピンクのぬめり)
洗濯槽の内側は湿気がこもりやすく、カビが最も繁殖しやすい環境です。
カビが洗剤カスや皮脂と結びつくことで、黒いドロドロしたヘドロに変化します。
洗剤カス(とくに粉末洗剤)
溶け残りの洗剤は洗濯槽の裏側にこびりつき、湿気を含むことでヘドロの元に。
柔軟剤の過剰投入も同じくヘドロの原因になります。
皮脂・汗・衣類の繊維の汚れ
衣類から落ちる皮脂の汚れや繊維クズが徐々にたまり、菌の栄養源としてヘドロを育ててしまいます。
水アカ(ミネラルの汚れ)
水道水のカルシウム・マグネシウムは湿気を吸って固着し、ヘドロと混ざってこびりつく厄介な汚れに変化します。
ヘドロがたまると起きるトラブル
ヘドロを放置すると、次のような問題が発生します。
- 洗濯物に黒いカスが付着する
- 洗濯物が臭う
- 洗濯槽が黒ずんで見える
- ドラムが回りにくくなり故障の原因になる
つまり、ヘドロは衛生面だけでなく、家計にも影響します。
また、買い替えたほうがいいか迷っている方にはこちらの記事もおすすめです。
洗濯機のヘドロを落とす掃除方法
ここでは、「縦型洗濯機」を想定した一般家庭向けのヘドロ除去方法を紹介します。
ドラム式は構造上ヘドロが落ちにくいため、後半で別途解説します。
縦型洗濯機|ヘドロを徹底除去する手順

用意する道具
- 酸素系漂白剤(粉末の過炭酸ナトリウムが最強)
- 40〜50度のぬるま湯
- 洗濯槽クリーナー
- 網
- ゴム手袋
酸素系漂白剤は液体ではなく「粉末」を選ぶと効果が高くなります。
手順1|洗濯槽に50度のぬるま湯をためる
まず、ぬるま湯で満水にします。
お湯の方が酸素系漂白剤の分解力が強まり、ヘドロが浮きやすくなります。
手順2|酸素系漂白剤を入れ3〜4時間放置
説明書にある規定量より「やや多め」に入れるのがヘドロを落とすには効果的です。
ヘドロがぷかぷか浮き始めます。
手順3|浮いたヘドロをネットですくう
この工程を抜くと、再度ヘドロが付着するため必ず行いましょう。
手順4|洗濯槽を「洗い→すすぎ」で運転
残った汚れを洗い流します。
手順5|槽洗浄モードで仕上げ運転する
最後に槽洗浄モードで運転して、細部の汚れを流します。
ドラム式洗濯機|ヘドロ掃除の注意点
ドラム式は縦型より構造が複雑で、ヘドロが落ちにくいという特徴があります。
- 酸素系クリーナーを使いすぎると泡があふれやすい
- そもそも内部を分解する必要がある
- ドラム裏のヘドロは家庭では落としにくい
そのため、基本的には月1の槽洗浄と乾燥フィルターの掃除を徹底し、ヘドロがひどい場合はプロ分解の方が確実です。
洗濯機のヘドロをためない日常メンテ術

ヘドロは掃除より「予防」の方が圧倒的にラクです。
ここでは、今日からできる簡単なメンテ方法を紹介します。
洗濯後はフタを開けっぱなしにする
湿気を逃がし、カビの発生を防ぎます。
洗剤を入れすぎない
とくに液体洗剤は入れすぎ厳禁。
柔軟剤の入れすぎもヘドロの原因です。
週1で50度のお湯で洗う
高温のお湯は皮脂の汚れを落としやすく、ヘドロを防ぎます。
乾燥フィルターの掃除を徹底する(ドラム式)
フィルターにホコリが詰まると、ニオイや湿気がこもりヘドロの発生源になります。
月1回は酸素系クリーナーで洗浄する
市販クリーナーでも十分効果があるため、定期的に使うことでヘドロの蓄積を防げます。
自力で落とせないヘドロはプロに任せるのが最も確実

洗濯機のヘドロは内部の奥に入り込んでいることが多く、家庭の槽洗浄では完全除去ができないこともあります。
プロの分解洗浄なら
- 洗濯槽の裏
- パルセーター裏
- 洗濯機の底
- 排水口・排水ホース
市販クリーナーでは届かない部分まで徹底的に洗浄できます。
プロに頼むメリット
- 根本から汚れを除去できる
- 乾燥時間が早くなりニオイが消える
- 故障リスクが下がる
- 衣類のニオイや黒カスが改善する
とくに「ヘドロが毎回出てくる」「掃除しても臭う」場合は、完全に奥の汚れが残っているサインです。
洗濯機の分解洗浄はアールクリーニングへお任せ!

洗濯機を使い続けていると、洗濯槽の裏側にカビや洗剤カス、皮脂汚れが蓄積します。
これが洗濯機の嫌なニオイや黒カビの原因になります。
アールクリーニングの分解洗浄なら、洗濯機の裏側まで徹底的に洗浄可能です!
自社研修で徹底した品質管理
当社では、自社独自の研修をクリアしたスタッフのみが現場に出るため、技術力・対応力ともに安心!
分解洗浄の専門知識を持ったスタッフが対応し、洗濯機の奥にこびりついた汚れやカビも徹底除去します。
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アールクリーニングは、累計50万件以上の作業実績を誇る、清掃のプロフェッショナルです。
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まとめ
洗濯機のヘドロは、カビ・皮脂・洗剤カスが混ざった厄介な汚れです。
正しい手順で掃除すれば家庭でもしっかり落とせますが、予防とメンテが何より重要です。
また、落ちないヘドロや繰り返すニオイは、プロの分解洗浄が最も確実で安心です。
参考:Panasonic,UP LIFE,家事・くらし,洗濯機の簡単な掃除のやり方!洗濯槽や糸くずフィルターの汚れをきれいにして洗濯を快適にする方法



