フローリングは汚れが目立ちにくい部分ではありますが、決して「汚れていない」わけではありません。
汚れを見逃しやすいため、気づいたら汚れがたまっていることも。

この記事ではそんなフローリングの掃除の方法を紹介します。
フローリングの掃除方法が分からず、後回しにしている人はぜひ参考にしてみてください。

フローリングは2種類ある!

引き戸の部屋

フローリングは、オイル塗装の無垢フローリングウレタン塗装の複合フローリングの2種類があります。
見た目には大きな違いはありませんが、それぞれ特徴が異なります。

オイル塗装の無垢フローリングは、フローリング表面に植物性オイル・ワックスなどを浸透させています。
表面に塗膜が使用されていないことによる手触りの良さが特徴です。

一方で、塗膜がないため水分が浸透しやすく、水を使用しての掃除に向いていない点には注意が必要です。
そのため、掃除の方法としては乾拭き・掃除機です。

ウレタン塗装はフローリング表面にUV塗料や樹脂の塗膜を使用します。
表面に塗膜があるため、水を使用しての掃除が可能です。
ウレタン塗装は水を使用しての掃除が可能なので、水拭きやクリーナーを使用しての掃除が可能です。

フローリングの特徴によって掃除方法が異なるため、自宅のフローリングの特性を把握することが大切です。

フローリングのお掃除方法

フローリングの掃除方法の手順・方法を紹介します。

普段はワイパーを使用した清掃でOK!

ワイパーとフローリング

日常的なフローリングの掃除は、ワイパーを使用して行いましょう。
フローリングの種類を問わずに使用可能なドライシートがおすすめです。

ドライシートでも、こまめにおこなうことでフローリングの清潔を維持できます。

また、乾拭きでクロスを使用する場合にはマイクロファイバークロスがおすすめです。
繊維が細いため、汚れをキャッチしやすいだけでなく、フローリングを傷つけにくいです。

油汚れや食べこぼしを掃除する方法

油汚れや食べこぼしの掃除はクリーナーが必要になるため、オイル塗装のフローリングの場合、サンディングしての再塗装です。

ウレタン塗装のフローリングの場合、アルコールと弱アルカリ性か中性のクリーナーが必要です。
ただし、経年による頑固な汚れとなっている場合、数十分程度クリーナーで浸した方が汚れを落としやすくなります。

油汚れは気付いたその瞬間に拭き取ることが大事です。
油は固まると落としにくくなります。
液体の状態であれば拭き取ることですぐに汚れが取れますが、固形になると拭き取るだけでは汚れを落とすことができません。

食べこぼしも同様で、落としたその瞬間であれば拾うだけで済むものが、時間とともにフローリングにこびりついてしまい、落としにくくなります。
こまめにフローリングをチェックするよう心がけましょう。

その他変色など

変色したフローリング
ペットの汚物やアルカリ性洗剤がしみ込んでいる場合、黒ずみは変色によって起きています。
この場合、掃除で落とすことは難しいです。
素材の色そのものが変わってしまっているため、フローリングそのものの張替えが必要になります。
そのため、普段から黒ずみとならないよう、フローリングをチェックする必要があります。
ペットを飼っている場合は汚物がないのかを確認しましょう。

フローリング掃除の注意点

フローリング掃除の際に水拭きは避けましょう。
染み込んだ水分で場合によってはひび割れや膨張、タイルが反ってしまう可能性があります。

また、傷をつけないよう注意しましょう。
目に見えにくい微細な傷ができてしまうと、傷に汚れが入り込んでしまいます。

フローリングの徹底掃除はプロにおまかせ

フローリングの清掃前と清掃後
フローリングを徹底的に掃除をしたいと考えているのであれば専門業者に依頼するのも手です。
フローリングの素材によっては使用してはいけない成分があるため、それらを把握している専門業者に任せると安心です。

弊社アールクリーニングでもフロアクリーニングを承っております。
お伺いさせていただくのは厳しい研修をクリアしたスタッフのみです。
ご自分で塗る場合、ムラになりやすく難しいワックスもお任せください。

ワックス掛けでフローリングをキレイに

ワックス後のフローリング

フローリングにワックスをかけることで、艶が出てキレイな印象を与えます。
また、ワックス樹脂によるコーティング効果が、傷の防止にも役立ちます。
半年から1年に一度程度ワックスをかけることで、常にフローリングの清潔感を演出できます。

ワックス掛け

ワックス掛けのポイントとして、ワックス掛け前の掃除が大切です。
フローリングにゴミが残っている状態では、ゴミも同時にワックスで固められてしまいます。
そのため、ワックスの前に必ず掃除を行っておきましょう。

フローリング専用のワックスで、部屋の奥から手前に向けて、板目に沿って行いましょう。
ワックスをかけた部分は乾くまで触ることができないため、手前からワックスをかけると部屋の奥にワックスをかけることができなくなります。

ワックスは薬剤を使用するため換気しながら行いましょう。
ワックスは乾かす時間も必要なため、より乾かしやすい好天時にワックスがけを行いましょう。

まとめ

フローリングの状態で、家の印象が変わります。キレイなフローリングはおうち全体の清潔感が高まります。

こまめに掃除を行うことでフローリングの清潔感を維持できますが、軽い掃除では落とせない頑固な汚れは専門業者に依頼してみるのもよいでしょう。
自らの掃除では難しいフローリングの清潔感の維持を実現します。

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