網戸はこまめに掃除しなければ、すぐに汚れてしまいます。
家の「外」に設置されているため、雨天時には雨風にさらされ汚れが蓄積されていきます。

しかし、いざ網戸を掃除しようと思うと「面倒」「億劫」だと感じる人も多いようです。
その理由の一つに、「網戸を外さなければならない」との先入観があるかもしてません。
しかし、網戸を外さなくても掃除は可能です。
ここでは網戸を外さなくても可能な掃除方法や、そもそもなぜ網戸が汚れるのかなど、原因についても紹介します。

網戸が汚れる原因

網戸の掃除を行う前に、なぜ網戸が汚れるのかその原因を知ることも大切です。
ここでは網戸の内側と外側、それぞれについてなぜ汚れるのか、その原因を紹介しましょう。

網戸の外側の汚れ

網戸の外側は砂塵、埃、排出ガス、季節によっては花粉が付着します。
また、海沿いであれば潮風など外を舞っているものが付着することで汚れになります。

いずれも目に見えない小さいものなので、一日にすれば大した量の汚れではありませんが、掃除をしない期間が長ければ汚れが蓄積されて目立つようになります。

外の砂塵や排出ガスは網戸だけでなくベランダや室外機にも汚れがたまります。
ベランダや室外機の掃除方法を知りたい方は是非こちらの記事を参考にしてください。

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網戸の内側の汚れ

網戸の内側は埃、皮脂汚れ、網戸の位置によっては台所からの油汚れがあります。
また、網戸の内側は生活環境によって汚れの種類も異なります。
例えば裁縫を趣味にしている人であれば糸くず、布の切れ端などが網戸の内側に付着することもあります。

自分で網戸を掃除する方法

網戸の掃除の流れを紹介します。
網戸を外す必要はなく、設置したままの掃除方法です。
ここでは下記の3つの方法の掃除方法を紹介します。

  1. ブラシ
  2. フロアワイパー(おすすめ)
  3. 洗剤

それぞれについて、掃除の流れを紹介していきます。

1.ブラシで簡単掃除

まずはブラシを使用しての掃除方法を紹介します。
ブラシで掃除するメリットは手軽に行える点です。
流れとしては次のとおりです。

  1. ブラシで汚れを取り除く
  2. 水を含ませたスポンジで掃除する
  3. 雑巾やクロスで水を拭き取る

ブラシ、スポンジ、雑巾、クロスがあれば行えるので改めて購入することなく取り組める掃除方法です。

手順①ブラシで汚れを取り除く

まずはブラシで汚れを取り除きます。
力をいれすぎてしまうと、網の部分が曲がってしまったり、ブラシの質によっては破いてしまうこともあります。
網戸に影響が出ない程度の力加減で汚れを落としていきましょう。
その後スポンジでも掃除するので、ここで全ての汚れを落とす必要はありません。

手順②水を含ませたスポンジで掃除する

水を含ませたスポンジで網戸を掃除します。
上から下に向かって液体で汚れを洗い流すようなイメージで掃除しましょう。

手順③雑巾やクロスで水を拭き取る

スポンジで掃除したので網戸は濡れています。
その水分を雑巾・クロスにて拭き取ります。

2.おうちにあるフロアワイパーでお手軽掃除

網戸の掃除にはフロアワイパーが使用可能です。
掃除の流れとしては次のとおりです。

  1. フロアワイパーにウェットシートを取り付ける
  2. 網戸を縦方向に拭く
  3. 網戸を横方向に拭く
  4. 外側も同様に行う

ポイントとなるのは縦方向に拭いた後、横方向にも拭くことです。
それぞれを拭くことでムラをなくすことができます。

手順①フロアワイパーにウェットシートを取り付ける

フロアワイパーにウェットシートを取り付ける。

手順②網戸を縦方向に拭く

まずは網戸を縦方向に拭きます。
縦に拭いたり横に拭いたり、時には斜めに拭いたりではなく、まずは「縦方向のみ」拭くことを心がけましょう。

手順③網戸を横方向に拭く

縦方向の拭き取りが終わったら、横方向に拭きましょう。
ここがポイントで、横方向に拭くことで、縦方向に拭いて残った水滴の跡を消すことができます。これにより、網戸の拭きムラがなくなります。

手順④外側も同様に行う

これまでに紹介した手順と同じことを、網戸の外側にも同じ流れでの掃除を行います。
特に外側は汚れやすいので、内側よりも頻繁に掃除をすることをお勧めします。

3.洗剤を使用してしっかり掃除

洗剤を使用した場合の網戸の掃除方法も紹介します。
洗剤を使用する場合のメリットは、頑固な汚れも落とすことが可能な点です。
具体的な手順としては次のとおりです。

  1. ブラシなどでほこりをはらう
  2. 洗剤をスポンジにスプレーして泡立てる
  3. 泡を網戸一面に伸ばす
  4. 最後に水拭きする

それぞれについて、注意点を踏まえながら順に説明していきましょう。

手順①ブラシなどでほこりをはらう

まずは軽くブラシにて網戸の汚れをはらいます。
軽くはらうことで、事前に大きな汚れを取り除いておくのが目的です。

手順②洗剤をスポンジにスプレーして泡立てる

使用する洗剤をスポンジに含ませて泡立てます。

手順③泡を網戸一面に伸ばす

泡立てた泡を網戸一面に伸ばします。
泡で網戸を包み、汚れを浮かせて落とすためです。

手順④最後に水拭きする

泡の力で汚れを浮かせたら、最後に水拭きしましょう。
力任せにこすると網戸そのものを傷つけてしまうおそれがあります。力を入れず、軽く拭き取りましょう。

なかなか取れない汚れはプロに依頼するのがおすすめ

網戸の掃除方法を紹介しましたが、なかなか落とせない頑固な汚れがある場合にはプロへの依頼がおすすめです。
頑固な汚れはもちろん、手間をかけるのが面倒な人や掃除をする時間を確保できない人にもお勧めです。

アールクリーニングでも、窓・網戸のクリーニングを承っております。
これまで20万件以上の実績があり、お伺いさせていただくスタッフは厳しい研修をクリアしたスタッフのみですので安心してお任せください。

網戸の清掃の頻度やタイミングは??

網戸掃除の頻度は基本的に月に1回が目安です。
例えば交通量の多い道路に面している場合、排ガスの影響が強いのでもう少し頻繁にお掃除する必要があります。
そのため、自宅の網戸に汚れが蓄積されてきた場合や風通りが悪いと感じたときに掃除を行うことも手です。

まとめ

今回は網戸の掃除方法について紹介しました。
ふだんはフロアワイパーやブラシなどで簡単にお掃除をし、汚れが気になってきた場合は洗剤を使用するのがお勧めです。
どうしても落とせない頑固な汚れがある場合や、自分自身での掃除は面倒・手間だと感じている人はぜひ、プロに依頼することも検討してみましょう。