洗濯機は毎日のように使う家電ですが、「洗濯機の下」の掃除はなかなか手が回らない場所のひとつです。
気づかないうちにホコリや髪の毛、洗剤カス、水分がたまり、カビや悪臭の温床になってしまうこともあります。
しかも、放置が長引くと故障や害虫トラブルにつながることもあるため、見えないからといって油断は禁物です。
この記事では、洗濯機の下を簡単に掃除する方法から、放置したときのリスク、掃除の注意点、そして徹底的にきれいにしたいときにプロに依頼するメリットまでを詳しく解説します。
洗濯機の下を簡単に掃除する方法
洗濯機の下は狭くて手が届きにくいため、「どうやって掃除したらいいの？」と悩む方が多いはずです。
ここでは家庭で取り入れやすい掃除方法を紹介します。
洗濯機を動かさずに掃除する方法
ここでは、洗濯機を動かさずに掃除する方法を紹介します。
ロングモップや掃除用シートを使う
柄の長いモップやフローリングワイパーを差し込むだけで、ホコリや髪の毛をある程度取り除けます。
先端に使い捨てのウェットシートを装着すると、汚れがからみやすく効果的です。
掃除機の細口ノズルで吸い取る
掃除機のすき間用ノズルを使えば、手前から奥までホコリを吸い込めます。
ホコリが舞い上がらないよう、弱めの吸引力で丁寧に行うのがポイントです。
エアダスターやブロワーで吹き出す
パソコン掃除用のエアダスターや小型ブロワーを使ってホコリを手前に出し、最後に掃除機で吸い取る方法もあります。
ただしホコリが舞いやすいため、マスク着用をおすすめします。
割りばし＋靴下で“すき間ワイパー”を自作する
家にある割りばしや古くなった靴下を使えば、即席のすき間掃除グッズが作れます。
割りばしに靴下をかぶせ、輪ゴムでしっかり固定するだけ。
これを洗濯機の下に差し込めば、モップでは届きにくい奥のホコリをからめ取ることができます。
汚れたら靴下を交換するだけなのでコストもゼロ。
ウェットティッシュを巻きつければ、水拭きも可能です。
洗濯機を少し、動かして掃除する方法
ここでは、洗濯機を少し動かして掃除する場合の方法を紹介します。
キャスター付き台に設置する
洗濯機を「かさ上げ台」や「キャスター付き台」に置いておくと、掃除のときに簡単に動かせます。
普段から導入しておくと、定期的な掃除がぐっと楽になります。
二人以上で少しだけ前にずらす
洗濯機は重量があるため、一人で無理に動かすのは危険です。
二人以上で少し手前に動かし、モップや雑巾で奥を掃除する方法もあります。
動かす前には必ず電源を切り、給水ホースや排水ホースが引っ張られないよう注意してください。
洗濯機の下を掃除せず放置するとどうなる？
「見えないから後回し」にしてしまいがちな洗濯機の下ですが、放置するとさまざまなトラブルを招きます。
カビや悪臭の発生
湿気とホコリ、洗剤カスが混ざり合い、カビが繁殖しやすくなります。
嫌な臭いの原因になるだけでなく、洗濯物にニオイが移ることもあります。
洗濯機の排水口のニオイが気になる方はこちらの記事もおすすめです。
害虫の発生
ゴキブリやダニはホコリや湿気を好みます。
洗濯機の下は彼らにとって格好の住処となり、気づかないうちに繁殖することもあります。
排水トラブルや故障の原因
汚れが排水ホースや排水口周りにたまると、水漏れや詰まりの原因になる可能性があります。
最悪の場合、洗濯機の故障につながることもあるため注意が必要です。
参考：ハウスケアラボ,ホーム,洗濯機,洗濯機下掃除の正しい方法と頻度を徹底解説！放置リスクや便利グッズ・健康被害もわかる完全ガイド
洗濯機下の掃除で気を付けたい注意点
洗濯機の下はホコリ・カビ・洗剤カスがたまりやすい場所ですが、掃除方法を誤ると床や機器を傷めてしまうことがあります。
ここでは、安全に掃除するための注意点を詳しく解説します。
無理に動かさない
洗濯機は機種によっては40〜80kg前後の重量があり、無理に動かすと床に深い傷がついたり、排水ホースや給水ホースが外れて水漏れにつながる恐れがあります。
- 動かす際は必ず 二人以上で作業 し、ゆっくり少しずつ移動する
- 下に毛布や段ボールを敷くと床を保護できる
- キャスター付きの洗濯機台を利用すると、普段の掃除が格段に楽になる
特に集合住宅では水漏れ事故が大きなトラブルに発展する可能性があるため、慎重な取り扱いが必要です。
水や洗剤を直接かけない
洗濯機の下は排水口や電源コードが近くにあるため、水を流し込む掃除は厳禁です。
水分が配線やモーター部分に入り込むと、故障や漏電のリスクがあります。
- 基本は 乾拭き、または軽く湿らせた雑巾 で拭き取る
- しつこい汚れは、中性洗剤を雑巾に染み込ませて部分的に使用する
- 掃除後は必ず乾いた布で仕上げ、湿気を残さないようにする
どうしても水洗いしたい場合は、取り外せるパーツや台部分のみ行い、本体周辺には水をかけないようにしましょう。
定期的に掃除する
洗濯機下は「見えない場所」だからこそ、汚れがたまりやすいです。ホコリと湿気が混ざるとカビやダニの温床となり、嫌なにおいやアレルギーの原因にもなります。
- 理想は1カ月に1回の簡単な掃除：長いモップやハンディワイパーでホコリを取るだけでも効果的
- 大掃除や季節の変わり目には徹底掃除：洗濯機を少し動かして、雑巾でしっかり拭き取り
- 防カビスプレーや重曹を軽くまいておくと、汚れの再付着を防げる
定期的に掃除することで、洗濯機本体の寿命延長や、排水口の詰まり防止にもつながります。
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まとめ
洗濯機の下は普段、見えにくい場所だからこそ、ホコリやカビがたまりやすく、放置すると悪臭や害虫、故障の原因につながります。
簡単にできる方法としては、モップや掃除機のノズルで手前から掃除したり、エアダスターでホコリを出したりするのが効果的です。
さらに徹底的にきれいにしたい場合は、二人以上で洗濯機を少し、動かして掃除する方法もあります。
ただし無理は禁物。
どうしても汚れが落ちない、動かすのが不安というときは、プロのクリーニングを利用して安全かつ確実に掃除するのがおすすめです。
洗濯機の下をきれいにすることで、毎日の洗濯空間が快適になり、嫌な臭いやトラブルも防げます。
ぜひこの記事を参考に、定期的にケアを取り入れてみてください。
