玄関のタイルはおしゃれな印象を与える一方で、掃除を行わなければ次第に汚れが目立つようになってしまいます。

玄関は人を招く場所でもあります。玄関が汚いと、不衛生なのはもちろん、家の印象や住人である自分自身の印象が悪くなる可能性もあります。

そこで、このページでは玄関のタイルの掃除方法について、素材別に紹介します。
玄関のタイルの掃除を検討している方はぜひ参考にしてください。

【材質別】限界タイルの掃除方法

玄関のタイルは、主に人工石と天然石の2種類に分類できます。
ここでは人工石と天然石それぞれの掃除の方法について紹介します。

お掃除の前の準備

玄関タイルを掃除する前に、まずは2種類あるとお伝えした玄関タイルの材質のどちらなのかをチェックしましょう。

家具などがある場合は移動させる必要があります。

また、本格的な掃除を行う前に、ゴミや埃を掃き掃除をしておきましょう。

人工石の玄関タイルの掃除方法

人工石のツルツルとした材質の玄関タイルの掃除の流れを紹介します。

1.濡らした雑巾などでこすって気になる汚れを落としていく

まずは濡らした雑巾で気になる汚れを落とします。
土や砂は水分を含ませることで軟化するため、事前の準備で軽く掃いた程度では落ちない汚れに効果が期待できます。
雑巾で落としきれない汚れはメラミンスポンジを使用するのも良いでしょう。

2.デッキブラシでまんべんなく掃除

水分を含ませたデッキブラシで満遍なく掃除します。
雑巾での汚れ落としで落ちた汚れをデッキブラシで拭う感覚です。
ここで注意なのが、乾いたデッキブラシでは玄関のタイルを傷つけてしまう恐れもあるので、水分に浸し、玄関を拭きましょう。
これだけでも十分に汚れは落ちますが、なかなか取り切れない汚れがある場合は、セスキ炭酸ソーダが有効です。

3.デッキブラシで取った汚れを濡れた雑巾などで拭き取る

デッキブラシの後は再び雑巾を使用して汚れを落としていきましょう。
濡れている雑巾で細かい部分までしっかりと汚れを拭き取りましょう。

ここでの注意は、目の粗い雑巾を使用することです。目の粗い雑巾では、タイルを傷つけてしまうリスクがあります。
柔らかいタオルで優しく拭き取りましょう。

4.玄関タイルを乾燥させる

最後に玄関タイルを乾燥させます。
素早く乾燥させるために、玄関のタイル掃除は晴天時が好ましいです。

雨天・悪天候時ではなかなかタイルが乾かず、雨水が再度汚してしまう可能性があります。

天然石の玄関タイルの掃除方法

次はザラザラとした材質が特徴の天然石の玄関タイルの掃除方法を紹介します。
基本的には人工石と同じですが、若干工程が異なる部分があります。

1.濡らした雑巾などでまんべんなく拭き掃除をする

まずは濡らした雑巾にて満遍なく拭き掃除を行います。
ここでのポイントは、大まかな汚れをこのタイミングで落としておく点です。

2.デッキブラシでまんべんなくこすり掃除


雑巾の後はデッキブラシでこすり掃除を行いましょう。
中性洗剤を水で薄めたものを使用するのがおすすめです。
タイルに少しずつかけながらこすって洗いましょう。

3.デッキブラシで取った汚れを濡れ雑巾などで拭き取る

こちらも優しく汚れを拭き取ります。
汚れ落としはあくまでもデッキブラシまでで終わらせ、雑巾では拭き取るイメージで掃除しましょう。

4.乾いた布で乾拭きし、水気を取る

乾拭きが必要なのが、天然石タイルの特徴です。
人工石の場合は自然に乾きますが、天然石の場合だといつまでたっても水分がなかなか蒸発せず、場合によってはカビの原因となりかねません。
そのため、必ず最後には乾いた雑巾などの布で水分をここでできるだけ拭き取るようにしましょう。

5.玄関タイルを乾燥させる

最後は人工石と同様、乾燥させて終了です。
こちらもやはり悪天候・雨天時を避け、晴天時に行った方が素早くきれいに仕上がります。

落としきれない頑固な汚れはプロに依頼がおすすめ

玄関の掃除は自らで行うことができます。
しかし、すべての汚れを自力で落とせるとは限りません。

また、力任せに汚れを落とそうとしたり、相性の悪い洗剤を使用すると、玄関のタイルを傷つけてしまうリスクもあります。

そのため、玄関を傷つけずに頑固な汚れを落としたい場合、プロへ依頼を検討するのも1つの手です。
弊社アールクリーニングは、これまでの20万件以上の実績で得たノウハウを基に、玄関タイルをお掃除させていただきます。
また、玄関のタイルの材質を見て、適した掃除方法を実践します。
当日お伺いさせていただくのは、厳しい研修をクリアしたスタッフのみですので、ご安心してお任せください。

玄関タイルの汚れの原因

対策を講じるためにも、なぜ玄関が汚れてしまうのか原因を知ることもお掃除において役立ちます。

砂・土

玄関のタイルの汚れの大半が靴底で運ばれてきた砂や土です。

晴天時など乾いている時は靴底次第ではさほど汚れは運ばれませんが、雨の日などは靴底に水分とともに砂・土が付着し、一緒に運ばれてしまいます。

子どもがいる場合、靴だけではなく衣服に付着するケースもあります。他にも玄関に片付ける遊具など、様々な物を通して家に運ばれます。

花粉

花粉症のシーズンだけではなく、年中何らかの花粉が飛散しています。

玄関の開閉時に入り込むケースもあれば、衣服に付着したものが玄関で落ちるケース、さらには近年は通販需要が高まっていることから、宅配便の受取時の玄関の開閉でも花粉が入り込みます。

花粉は目に見えない微細な大きさで、だからこそ存在に気付きにくいです。
しかし、タイルの上に花粉の量が増えることで、触った際にザラザラとします。

排ガス

交通量が多い道路が家の前にあると、玄関ドア開閉時に粉塵が入り込みます。

粉塵もまた、花粉と同様目に見えない微細な大きさではありますが、やはり大量となるとタイルがザラザラし、水分と結びつくことで重量を増し、汚れとして目立つようになります。

また、粉塵はエンジン・オイルが混ざっているものもあります。そのため、微量ではあってもタイルを汚す場合もあります。

カビ

風通しの悪い玄関では、カビが発生する確率が高まります。

雨が降った際に濡れたままの靴を玄関に置いたままにしたり、雨の際に使用した傘から落ちた水分が靴、玄関に置いてある木材に付着し、カビとなるケースもあります。

カビは汚れだけではなく、匂いも発します。玄関の不衛生感を増すもので、かつ増殖する特性を持つことから、放置する期間が長くなるほど増え、増えれば増えるほど掃除の手間がかかります。

玄関タイルの掃除のおすすめ頻度

玄関のタイルの掃除は、軽い掃除であれば週に1回、本格的な掃除は月に1回程度が望ましいです。

時間がある方や家族が多い方、屋外でのスポーツをされている方はこまめに掃除がおすすめです。

玄関タイルを綺麗な状態に保つ方法

掃除だけではなく、維持の方法も覚えることで普段のお掃除の負担を軽減できます。

今回は玄関のタイルを綺麗な状態に保つ方法を3つ、紹介します。

玄関に置くものを必要最低限にする

できる限り玄関に物を置かないことで、汚れの蓄積を防ぐことができます。

物が多いと埃が付きやすいです。
例えば、物についた埃がドアの開閉で風に吹かれてタイルに落ち、雨の日の水分と混ざって汚れとして固まってしまうこともあります。

また、物が多いと掃除が億劫に感じてしまい、掃除の頻度が落ちます。
掃除の前に玄関にある物を移させる手間が発生するため、掃除のモチベーションを低下させてしまいかねません。

靴や服の汚れを出来るだけ落としてから家に入る

外から帰宅した際、衣服や靴の汚れを家の外で落としてから家に入るよう心がけることで、玄関の清潔を維持できます。

特に靴の裏は外で様々な物を踏んでいます。
何もせずに玄関に入れば、玄関を汚すことになります。

衣服や靴の汚れは家の外である程度払っておくことで、日々の汚れの蓄積を抑えることができます。

玄関の外にマットを使用する

玄関の外にマットを敷いておくだけでも、玄関の汚れ防止に役立ちます。

マットを敷くことで、外での汚れをマットが吸収します。
汚れの全てをマットで吸収するのは難しいですが、多少汚れを落とすことで、何もしないよりは玄関の汚れを軽減できます。

ただし、この場合こまめにマットを掃除するか、あるいはマットを交換する必要があります。

汚れだけではなく、水分を吸収することでのカビ対策にも有効です。

まとめ

玄関のタイルの掃除を素材別に紹介しました。

素材によって掃除方法は微妙に異なるため、それぞれの素材に合わせた掃除が大切です。
方法を間違えるとタイルを傷つけてしまいます。

自らの掃除では傷つけてしまうのではと不安な方は、プロに依頼するのも手です。

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