「気がつけば洗濯機を5年も掃除していなかった…」
そんな方は意外と少なくありません。
普段は見えない洗濯槽の奥では、湿気や洗剤カス、皮脂の汚れがたまりやすく、長年掃除をしないまま、使い続けると、黒カビや雑菌が繁殖してしまいます。
この記事では、洗濯機を5年掃除していないとどうなるのか、さらに自分でできる掃除方法や注意点、そしてプロに依頼すべきタイミングをわかりやすく解説します。
洗濯機を5年掃除してないとどうなる？
1. 衣類が臭う
洗濯機の中で繁殖した雑菌やカビは、洗濯後の衣類に移り、イヤな臭いを発生させます。
特に「部屋干し臭」と呼ばれる生乾きのような臭いは、掃除の不足が大きな原因です。
2. 黒カビの発生
洗濯槽の裏側は湿気がこもりやすく、5年間掃除をしないと黒カビがびっしり繁殖することもあります。
カビの胞子は衣類に付着し、アレルギーや肌トラブルの原因になる可能性があります。
3. 故障リスクの増加
カビや洗剤カスがたまることで排水の不良やセンサーの異常が発生しやすくなります。
最悪の場合、故障や買い替えが必要になることも…。
4. 健康被害の可能性
カビや雑菌が室内に広がると、ぜんそくやアトピー性皮膚炎などのアレルギー症状を悪化させる恐れがあります。
小さな子どもがいる家庭では特に注意が必要です。
5年たった洗濯機、掃除と買い替えどちらを選ぶ？
大手家電量販店のビックカメラによれば、洗濯機の一般的な寿命は 約6〜7年とされています。
使用状況やメンテナンス次第で寿命は前後しますが、5年目の洗濯機はまだ買い替えの目安には早い段階です。
そのため、多くのケースでは 「まずは掃除やメンテナンスで延命できる」 と考えられます。
特に、5年間一度も掃除をしていない場合は、黒カビや汚れが蓄積している可能性が高いため、徹底的なお手入れを行うことが重要です。
ただし、以下のようなサインが出てきた場合は、掃除だけでは対応が難しくなってきます。
- 洗濯後に衣類へ黒い汚れが頻繁に付着する
- 洗濯槽や排水口の掃除をしても、臭いがすぐ戻ってくる
- 脱水や乾燥の効きが以前より弱く感じる
- 本体から異音がするようになった
これらは内部の劣化や機能低下が始まっているサインかもしれません。
5年目の洗濯機であれば、まだ修理やクリーニングで改善する余地は大きいですが、掃除や部品交換をしても不調が改善しない場合は、買い替えも視野に入れる判断が賢明です。
参考：ビックカメラ公式ホームページ,トップ,家電・エアコン・照明,洗濯機・洗濯乾燥機,洗濯機の寿命は何年くらい？修理か買い替えか迷ったときの判断基準も解説
自分でできる洗濯機の掃除方法
「5年放置してしまったけど、自分でできることはない？」
そんな方におすすめのセルフ掃除方法を紹介します。
1. 洗濯槽クリーナーを使う
市販の洗濯槽クリーナー（酸素系・塩素系）を使うことで、カビや汚れを落とすことができます。
- 酸素系クリーナー：発泡力でカビや汚れを浮かせる。においが少なく使いやすい。
- 塩素系クリーナー：強力な殺菌効果がある。頑固な黒カビ対策に有効。
2. すすぎをしっかり行う
クリーナー使用後は、数回、すすぎ運転をして残留成分を取り除きましょう。
3. フィルター掃除
糸くずフィルターや乾燥フィルターは、目詰まりすると悪臭や乾燥の不良につながります。
週1回を目安に掃除しましょう。
4. 排水口のチェック
排水口に汚れがたまっていると、カビ臭や水漏れの原因に。
定期的にブラシや重曹で掃除を行いましょう。
洗濯機の排水口のニオイについてはこちらの記事で解説しています。
掃除するときの注意点
1. 洗剤やクリーナーを混ぜない
酸素系と塩素系を混ぜると有害ガスが発生するため、危険です。
必ず単独で使用しましょう。
2. メーカー推奨の方法を確認
機種によっては使用できない洗剤や手順があります。
必ず取扱説明書を確認しましょう。
3. ゴムパッキン部分は丁寧に
ドラム式洗濯機の場合、ゴムパッキンにカビがたまりやすいです。
強くこすりすぎると破損するので、柔らかい布で拭き取りましょう。
4. 定期的な換気を心がける
掃除の後は、洗濯機のフタを開けて乾燥させることでカビの再発を防げます。
プロに頼むべきタイミング
1. 自分で掃除しても臭いが取れないとき
5年間放置した場合、カビが奥深くまで入り込んでいることがあります。
市販のクリーナーだけでは完全に落とせないケースが多いため、プロの分解洗浄がおすすめです。
2. 黒い汚れが衣類に付着する
洗濯後に黒いカスのようなものが付く場合は、洗濯槽の裏にカビが大量に繁殖しているサインです。
3. 排水トラブルが頻発する
排水口からの悪臭や水漏れが続く場合は、専門業者による徹底的なクリーニングが必要です。
4. 小さなお子様や敏感肌の家族がいる
健康被害を未然に防ぐためにも、プロの手で安心できる環境を整えることが大切です。
洗濯機の分解洗浄はアールクリーニングへお任せ！
洗濯機を使い続けていると、洗濯槽の裏側にカビや洗剤カス、皮脂汚れが蓄積します。
これが洗濯機の嫌なニオイや黒カビの原因になります。
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まとめ
洗濯機を5年掃除していないと、黒カビの繁殖・悪臭・故障・健康被害など深刻なトラブルにつながります。
- まずは市販の洗濯槽クリーナーやフィルター掃除でセルフケアを実践
- 正しい掃除方法や注意点を守り、再発を防止
- それでも改善しない場合は、プロのクリーニングに依頼
今からでも遅くはありません。大切な衣類と家族の健康を守るために、今日から洗濯機掃除を始めましょう。
