洗濯機は日常生活に欠かせない家電ですが、内部には見えない汚れやカビが蓄積しやすく、定期的なメンテナンスが重要です。

特に洗濯槽の裏側やフィルターには、洗剤カスや皮脂、カビが溜まりやすく、これが悪臭やアレルギーの原因になることもあります。

そこで今回は、洗濯機を自分で分解して掃除する方法と、その際の注意点について詳しく解説します。

洗濯機を掃除するタイミング

洗濯槽洗濯機は日常的に使用する家電ですが、内部にカビや汚れが蓄積しやすく、定期的な掃除が必要です。

適切な掃除のタイミングを知り、清潔な状態を保ちましょう。

1.洗濯物のニオイが気になったとき

洗濯後の衣類にカビ臭さや生乾きのようなニオイがする場合、洗濯槽内部に汚れが溜まっているサインです。

早めに槽洗浄を行い、汚れやカビを除去しましょう。

2.排水の流れが悪くなったとき

洗濯機の排水口が詰まると水が溜まりやすくなり、汚れが逆流する原因になります。

定期的に排水フィルターを掃除し、スムーズな排水を維持しましょう。

洗濯機を分解して掃除する方法

洗濯槽洗濯機の内部に溜まった汚れやカビを効果的に除去するためには、定期的な分解掃除が重要です。

洗濯機を自分で分解する手順は、次のとおりです。

  1. 電源を切る
  2. 水抜き
  3. フィルターカバーと洗剤トレイを取り外して洗浄
  4. 洗濯機のフタを外す
  5. パルセーターを外す
  6. 洗濯槽の取り外し
  7. 内部のカビと汚れの除去
  8. 取り外した部品の再装着
  9. テスト運転

以下では、それぞれの手順でする作業を詳しく紹介します。

1.電源を切る

作業を始める前には、必ず洗濯機の電源を切り、プラグを抜いてください。

感電やショートのリスクを避けるために、必ず行いましょう。

また、作業中に電源が誤って入らないように、プラグを完全に抜いておくことが推奨されます。

電気回路に触れる可能性があるため、安全第一で進めましょう。

2.水抜き

洗濯機内に残っている水を排水するために、排水ホースを適切な位置に配置して水を完全に抜きます

この作業を怠ると、分解時に水が漏れてしまう可能性があります。

また、水が床にこぼれると滑りやすくなり、転倒のリスクがあるため注意が必要です。
水抜き後はホースに詰まりがないかも確認しましょう。

3.フィルターカバーと洗剤トレイを取り外して洗浄

フィルターまず、フィルターカバーを取り外します。

フィルターには糸くずやホコリが溜まりやすいため、取り外したフィルターを水洗いし、汚れを完全に除去します。

フィルターは洗濯機の排水効率に影響を与えるため、定期的な清掃が必要です

次に、洗剤投入口のトレイを引き出して清掃します。

洗剤トレイの裏側には洗剤の残りやカビが溜まりやすく、これが洗濯物に悪臭を付ける原因になります

トレイは取り外して洗浄し、乾燥させてから元に戻しましょう。

4.洗濯機のフタを外す

洗濯機のフタと本体をつないでいるネジを回し、フタを外します。

5.パルセーターを外す

洗濯機のパルセーター

パルセーターは縦型洗濯機の洗濯槽の底にある回転盤のことです。

パルセーターは、中心部にあるネジを回すと外れる機種が多いです。

6.洗濯槽の取り外し

一部の洗濯機では、洗濯槽を取り外して内部を掃除することが可能です。

こちらも中央部にあるナットを外したらとり外せる場合が多いです。

洗濯槽を真上に持ち上げて、洗濯機本体から外してください。

洗濯槽を外す際は、ネジやクリップなどの小さな部品をなくさないように注意が必要です。

また、ドラムは重量があるため、安全に取り扱うようにしましょう。

7.内部や取り外したパーツの洗浄

洗濯機のパーツ洗浄

ドラムを取り外したら、洗濯機内部や取り外したパーツのカビや汚れをクリーナーで除去します。

特にゴムパッキンやドラムの縁にはカビが発生しやすいため、念入りに清掃します。

カビ取り専用のスプレーや液体クリーナーを使用し、しっかりとすすぎを行ってください。

カビや汚れが残ると、次回の洗濯時に洗濯物に付着するリスクがあります。

8.取り外した部品の再装着

清掃が完了したら、取り外した部品を元の位置に戻します。

この際、部品が正しく装着されているか確認してください。

特にフィルターや洗剤トレイが正確に装着されていないと、洗濯機の機能に支障をきたす可能性があります。

部品の取り付けが完了したら、ネジやクリップがしっかり固定されていることも確認しましょう。

9.テスト運転

最後に、洗濯機を空の状態で短時間運転して、すべてが正常に動作しているか確認します。

異常な音や振動がないか、排水がスムーズに行われているかをチェックします。
このテスト運転で問題がなければ、分解掃除は成功です。

問題が発生した場合は、再度確認するか、専門業者に相談することをおすすめします。

自分で洗濯機を分解掃除する際の注意点

洗濯機

洗濯機を分解掃除する際には、以下の注意点を守ることが重要です。

適切な手順を踏むことで、安全に作業を進め、洗濯機の性能を損なわないようにしましょう。

感電や故障を避ける

洗濯機の分解を行う前には、必ず電源を切り、プラグを抜いてください。

電気機器を扱う際には感電のリスクがあるため、電源を切らないまま作業するのは非常に危険です。

また、プラグを抜く際は、コードを引っ張らずにプラグ自体を持って抜くようにしましょう。
これは、ショートや電気系統の損傷を防ぐためです。

さらに、水抜き作業を行う際にも、電源が完全に切れていることを確認し、作業中に誤って電源が入らないように注意してください。

部品の取り扱いは慎重に

洗濯機の分解時には、部品を取り外した順序を記録し、再組み立て時に正しい順序で戻せるようにしましょう

取り外した部品は失くさないように保管し、特に小さなネジやフィルターカバーなどはまとめておくと良いです。

また、部品を取り外す際には力を入れすぎないよう注意してください。
力を入れすぎると、プラスチック部品や電子部品を破損させる可能性があります。

必要に応じて専用の工具を使用し、無理な力をかけないようにしましょう。

保証と規約を事前に確認

自分で洗濯機を分解する前に、必ずメーカーの保証や規約を確認しましょう。

多くのメーカーでは、自分で分解することによって保証が無効になる場合があります。

特に新しい洗濯機や高価なモデルの場合、保証が無効になると修理費用が高額になることがあります。

そのため、保証期間内である場合や不安がある場合は、専門の業者に依頼する方が安心です。

業者に依頼することで、保証内での修理やメンテナンスを受けられ、トラブルの際にも迅速に対応してもらえます。

洗濯機の分解洗浄はプロへ依頼がおすすめ

洗濯槽の内側の掃除

洗濯機の分解洗浄はプロへ依頼するのが最も安全でおすすめです。
以下に、プロに依頼するメリットを詳しく解説します。

専門知識と技術

プロの業者は、洗濯機のメーカーやモデルごとの設計の違いを理解しており、それぞれに最適なメンテナンス方法を熟知しています。

例えば、ドラム式洗濯機と縦型洗濯機では、内部構造や分解方法が異なるため、清掃に技術が必要です。

プロはこうした違いを考慮して効率的かつ安全に分解洗浄を行うため、内部を損傷するリスクを最小限に抑えられます。

時間と労力の節約

洗濯機の分解洗浄は、経験がないと非常に時間がかかり、労力も必要です。

プロに依頼することで、手間を省き、その時間を他の重要な作業に使えます。

ハウスクリーニングはアールクリーニングへ依頼がおすすめ

アールクリーニングは最新の洗浄機器、ならびに技術とアフターサービスで、多くのお客様にリピートをいただいております。
以下では、アールクリーニングの強みを紹介します。

1.清掃技術と品質管理

アールクリーニング研修施設

アールクリーニングは独自の研修制度を採用し、厳しい研修を最後までクリアしたスタッフのみ、お客様のもとへサービスに伺います。
自社の研修施設では、さまざまなメーカーや業務用のエアコン用意。

また、こちらの研修施設では、エアコン以外にも換気扇や水回りの研修も実施しています。
スタッフがいつでも練習できる環境を用意し、作業員のスキルアップを支援しています。

2.安心と実績

洗濯槽ビフォーアフター

アールクリーニングの作業実績は50万件以上!

その中でも洗濯機のクリーニングは人気のメニューです。
清掃作業後もアフターサービスがあるため、安心してご利用いただけます。

3.リーズナブルな価格設定

本社をあえて郊外に構え、賃料や駐車場代を抑えるなど、サービスを少しでも低価格で提供するために余計な経費を抑えています。
一般的な相場よりも価格を抑えてサービスが受けられるのもメリットの1つです。

洗濯機をキレイに保つ方法

きれいな洗濯槽

洗濯機を清潔に保つためには、日常的なメンテナンスが重要です。
以下に効果的な方法を紹介します。

使用後の乾燥

洗濯後はドラムの蓋を開けておき、内部を乾燥させます。

これにより、カビの発生を防ぎます。

定期的なフィルター清掃

フィルターは定期的に取り外して掃除しましょう。

フィルターに汚れが詰まると、排水がうまくいかなくなり、排水効率の低下やカビの原因になります

適切な洗剤の使用

洗剤の量を適切に調整し、過剰な使用を避けましょう。

洗剤の残留物が汚れや悪臭、カビの原因になります。

月1回のクリーナー使用

市販の洗濯機クリーナーを月1回程度使用して、内部の汚れやカビを予防しましょう。

自分でのメンテナンスに加え、年に1〜2回はプロの業者にメンテナンスを依頼すると、洗濯機の性能を長期間維持できます。

まとめ

洗濯機の分解掃除は、洗濯機の内部に溜まった汚れやカビを効果的に除去し、清潔な洗濯環境を維持するために重要です。

自分で分解して掃除を行うことは可能ですが、洗濯機のモデルや自身の知識・技術に応じて慎重に判断する必要があるため、プロの業者に依頼する方が安心でしょう。

専門知識と専用機材を持つプロに任せることで、洗濯機の内部を徹底的に清掃し、安全かつ効率的に作業を進められます。

この記事を参考に、定期的なメンテナンスを行い、清潔な洗濯機で洗濯をしましょう。