お風呂の排水溝にたまるヘドロは、悪臭やつまりの原因になる厄介な汚れです。

さらに触りたくない上に、掃除してもすぐにたまってしまうためストレスを感じる人も多いはずです。

しかしヘドロは、正しい方法を使えば家庭でも安全に落とせます。

この記事では、排水溝ヘドロの正体、最速で落とす掃除方法、予防法、そして触りたくない人向けにプロへ任せるメリットまで詳しく解説します。

お風呂の排水溝にヘドロがたまる原因とは?

排水溝にできるヘドロは、実はさまざまな汚れが混ざり合った「複合した汚れ」です。

原因を理解すると、なぜ掃除してもすぐたまるのかがよく分かります。

ヘドロの正体は、皮脂・石けんカス・髪の毛の混ざり合い

お風呂の排水溝には、日常的に以下が流れ込みます。

  • シャンプーやボディソープの石けんカス
  • 髪の毛
  • 皮脂の汚れ
  • 湯アカ(ミネラルの汚れ)

これらが湿気の多い環境で混ざり合うと、ドロっとしたヘドロ状の汚れに変化します。

ヘドロは雑菌の温床になりやすい

浴槽下のカビ

湿気の多い排水溝は雑菌が増殖しやすく、ヘドロは菌の餌に。そのため、

  • ヌルヌルする
  • 腐ったような臭いがする
  • 排水が遅くなる

といったトラブルにつながります。

掃除してもすぐたまる理由

ヘドロがすぐ再発するのは、石けんカスや皮脂が残ったまま乾燥し、再び湿気でふくらむことを繰り返すためです。

排水溝内部のヌメリまで落とせていないと、再発が早くなります。

家でできるお風呂の排水溝ヘドロの簡単掃除法

ここでは、誰でもできる簡単で効果の高い掃除方法を紹介します。

なるべく触らずに掃除できる方法を中心に解説します。

必要な道具

  • ゴム手袋(あると安心)
  • 使い捨てブラシ
  • 重曹
  • 酸素系漂白剤(粉末)
  • お湯(40〜50度程度)

重曹と酸素系漂白剤を使うことで、ヘドロをふやかして一気に落とせます。

排水溝ヘドロを一瞬で落とす掃除手順

お風呂の排水溝掃除。ブラシで髪の毛キャッチャーを掻き出す様子。

以下の流れで掃除すると、触らずにスルッと落とすことができます。

フタと受け皿(ヘアキャッチャー)を外す

まず排水溝のフタと受け皿を取り外します。

髪の毛が絡んでいる場合は、ティッシュでつまんで捨てると触らずに処理できます。

重曹を排水溝にまんべんなくふりかける

ヘドロがついている部分にたっぷり重曹をふりかけます。

重曹は皮脂や石けんカスを分解しやすくする働きがあります。

酸素系漂白剤を上から重ねる

次に、重曹の上に酸素系漂白剤をふりかけます。

重曹と反応することで発泡し、ヘドロを浮かせて分解します。

40〜50度のお湯を少量かけて発泡させる

ぬるめのお湯をかけると、泡がヘドロを包み込んで汚れを浮かせます。

高温すぎるお湯は排水管を傷める可能性があるため、避けましょう。

10〜20分放置して汚れを浮かせる

この待ち時間が最も重要です。

ヘドロが柔らかくなり、ほとんど触らずに落とせる状態に変化します。

ブラシで軽くこすり、シャワーで流す

最後にシャワーで流しながら軽くブラシを当てると、ヘドロが一気に剥がれ落ちます。

触らずに掃除したい人向けの裏技

泡タイプの排水溝洗浄剤を使うと、ほとんど触らずにヘドロを落とすことができます。

ただし、汚れが厚く固まっている場合は、重曹×酸素系漂白剤の方が効果的です。

お風呂の排水溝ヘドロを予防する方法

お風呂の床。落ちない汚れを掃除。

ヘドロは一度取り除いても毎日汚れが流れ込むため、何もしないと再発します。

そこで、簡単にできる予防法を紹介します。

髪の毛を毎回捨てる

ヘアキャッチャーにたまった髪の毛は、ヘドロの大きな原因です。

入浴後にティッシュでさっと捨てる習慣をつけましょう。

お風呂の使用後に排水溝へシャワーを流す

石けんカスや皮脂は、そのまま乾燥するとヘドロになりやすいため、最後にシャワーで流すだけで付着が減ります。

週1回は簡単な排水溝掃除を行う

週1回、重曹とお湯だけでも十分な予防です。

汚れが軽い段階で落とすほうが圧倒的に楽です。

排水溝カバーを掃除しやすいタイプに交換する

市販の掃除しやすいヘアキャッチャーに交換すると、汚れのたまり方が大幅に減ります。

お風呂を綺麗にすると運気アップにもつながると言われています。

お風呂掃除と運気の関係性について気になる方はこちらの記事もおすすめです。

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お風呂の排水溝ヘドロのまとめ

お風呂の排水溝ヘドロは、皮脂・石けんカス・髪の毛が混ざった複合した汚れです。

重曹と酸素系漂白剤を使えば、家庭でも簡単に落とせます。

ただし、ヘドロは再発しやすいため予防が重要です。

触りたくない場合や頑固な汚れは、プロに任せるのが最も確実です。

参考:石鹼百科,Home,石鹸生活のアイテム事典,重曹,重曹とは