春になると、黄砂が多い日には窓の外がかすむほど空気がにごり、ベランダや窓が汚れることも珍しくありません。

そんなときに「換気扇は回していいの?」と不安に思う人は多いはずです。

実は、換気扇は止めるほうが良さそうに見えて、完全に停止させるとかえって家の中に外気が入りやすくなるケースがあります。

この記事では、黄砂の日に換気扇をどう使うべきか、家に黄砂を入れないためのポイント、侵入してしまった場合の対処法、そして換気扇が汚れたときのプロのクリーニングの必要性まで、わかりやすく解説します。

黄砂の日に換気扇は止めるべき?

フィルター付き換気扇

結論:完全停止は避け、フィルター対策をしたうえで弱運転がベスト

黄砂の日は外気を吸い込むのが心配で「換気扇を止めた方が良い?」と思いがちですが、実は完全に停止させるのはおすすめできません。

湿気やニオイがこもってしまうだけでなく、24時間換気システムが搭載された住まいでは換気を止めると逆に家の隙間から無防備な外気が入り込み、黄砂を取り込む原因に。

さらに、キッチン・浴室・トイレなどの換気が必要な場所では、換気扇を止めることでカビやニオイの原因が蓄積し、黄砂以上に住環境に悪影響が出ることもあります。

黄砂は防ぎたいですが、換気機能を完全に止めるのではなく、“どう使うか”を工夫することが正解です。

黄砂の日に家へ黄砂を入れない換気扇の使い方

フィルターを必ず装着する

黄砂の侵入を減らすために、最も重要なのはフィルターの装着です。

不織布タイプや高密度タイプのフィルターを換気扇の吸込口に付けると、黄砂の粒子を大部分キャッチできます。

レンジフードの場合は専用フィルターがあり、油汚れと黄砂の両方を防ぐので特に効果的です。

普段フィルターを付けていない人は、このシーズンだけでも必ず取り付けましょう。

換気扇は弱運転で回し続ける

強運転は外気の吸い込み量が増えるため黄砂の侵入が多くなりやすい一方、弱運転であれば空気の流れを一定に保ちながら必要な換気を行うことができます。

キッチンや浴室なども、基本は弱運転で継続するのがおすすめです。

湿気がこもらず、黄砂も必要以上に吸い込まない、バランスの良い使い方ができます。

すきま風が入りやすい場所を整える

換気扇を止めると隙間風が生じ、玄関・サッシ・窓の隙間から外気が流れ込みやすくなります。

テープやパッキンを使って隙間を最小限にすると、室内への黄砂の侵入をより抑えられます。

黄砂が多い日は「窓を開けない」「すきま風対策をした上で換気扇を使う」という組み合わせが特に効果的です。

調理中の強運転は短時間なら問題なし

キッチンの換気扇はどうしても強運転が必要な場面があります。

調理中の煙や油を外に逃がさないと部屋の汚れにつながるため、ここは無理に止めない方が良いポイントです。

ただし、調理が終わったら強運転はすぐに弱運転へ戻し、窓は開けず換気扇のみに頼って排気することで黄砂の侵入を抑えられます。

黄砂が室内に入ってしまった時の対処法

フローリングワイパー

ドライ→ウエットの順で拭き掃除をする

黄砂は水分を含むとべたつきやすく、いきなり水拭きをすると汚れが広がりやすくなります。

まずは乾いた布やシートで表面の粒子を回収し、そのあとに水拭きで仕上げるとスムーズに取れます。

特にサッシ・テーブル・棚などは黄砂がたまりやすいため、この順番を守るだけで掃除がぐっと楽になります。

空気清浄機は風量を強めにして使う

空気清浄機は弱運転では黄砂の吸引が十分ではありません。

部屋に黄砂が入った可能性がある日は、帰宅後や朝一番に「強運転」で一気に空気を入れ替えるのが有効です。

窓は開けず、空気清浄機を中心に空気を循環させて室内の黄砂を減らします。

布製品には掃除機・コロコロが効果的

カーテン、カーペット、ソファ、ベッドなどの布類は黄砂が付着しやすい場所です。

掃除機でしっかり吸い、一部はコロコロを併用すると粒子を取り残さずに除去できます。

布団カバーやカーテンは可能であれば洗濯するとより安心です。

エアコンフィルターにも黄砂がたまりやすい

黄砂の日に換気扇を回し続けていると、室内循環の中でエアコンフィルターに黄砂がたまりやすくなります。

黄砂が多い日は、フィルターの簡単なホコリ掃除だけでもしておくとエアコンの効率が落ちるのを防げます。

換気扇に黄砂がたまると起こるトラブル

換気扇は常に外気を吸い込む設備なので、黄砂がたまりやすい場所です。

放置するとフィルターの目詰まりや内部の汚れが進み、換気能力が低下したり、モーターが重くなって電気代が上がったりします。

また、油汚れと黄砂が混ざると頑固な汚れになり、家庭用の洗剤では落としにくくなります。

そのまま使い続けると、黄砂が室内に逆流しやすくなり、換気扇自体の寿命にも影響します。

キッチンのレンジフードは特に汚れが蓄積しやすいため、内部の状態を長く良好に保つには定期的なクリーニングが欠かせません。

レンジフードやコンロの清掃方法についてはこちらの記事で解説しています。

レンジフードのギトギト油汚れを徹底除去!コンロと同時にやると時短でキレイに...

「コンロのベタベタ油汚れ」「換気扇のギトギト汚れ」

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黄砂シーズン後の換気扇クリーニングはプロが安心

黄砂の時期が終わると、換気扇の内部には細かな粉じんがたまっています。

表面の掃除だけでは取り切れず、内部の油汚れと混ざって固まり、目に見えない部分で換気の不足を引き起こしている場合があります。

プロの換気扇クリーニングでは、レンジフードを分解し、家庭では触れない奥のパーツまで徹底的に洗浄するため、新品のような状態に近づきます。

プロが使用する道具や洗剤は汚れの種類ごとに最適化されており、黄砂・油汚れ・ホコリが混ざった頑固な汚れも短時間で落とせます。

換気が改善されることで電気代の節約につながり、黄砂シーズンの負担を減らすためにも、春〜初夏はクリーニングの最適なタイミングです。

レンジフードの頑固な汚れはアールクリーニングにお任せください!

レンジフード清掃

レンジフード(換気扇)は毎日の料理で油汚れや水垢、焦げ付きがたまりやすく、自分で掃除しても限界を感じやすい場所です。

放置するとベタベタ感や悪臭の原因となり、衛生面でも不安が残ります。

そんなときは、プロの技術で徹底洗浄する アールクリーニング にお任せください。

アールクリーニングのレンジフード(換気扇)クリーニングでは、シロッコファンや内部の油汚れまで、普段のお手入れでは落としきれない部分を徹底的にきれいに仕上げます。

高い技術力と安心の品質管理

アールクリーニングでは独自の技術・マナー研修制度を導入しています。

研修施設にて実際のレンジフード設備を使った実践的な研修を実施。

厳しい研修を修了したスタッフのみが現場に伺うため、常に均一で高品質な仕上がりをお約束します。

豊富な実績と口コミでの高評価

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これまでに累計50万件以上の作業実績を誇り、レンジフードクリーニングは特に人気の高いメニューのひとつです。

さらにGoogle口コミは1,100件以上、平均★4.7の高評価を獲得。

「新品のようにピカピカになりました」
「吸い込みが良くなった気がします」
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といった喜びの声を多数いただいています。作業後もアフターサービスがあるため、初めての方でも安心です。

万全のサポート体制

アールクリーニングでは自社コールセンターを完備し、迅速な対応を実現。

作業後に万が一トラブルが発生しても、作業後2週間以内であれば、保証対応させていただきます。

仕上がりの確実さとアフターフォローまで、万全の体制でお客様をサポートします。

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  • 「レンジフードが外せない」
  • 「換気扇がべたついている」

そんなときは、ぜひアールクリーニングにご相談ください。

プロならではの技術で、清潔で気持ちの良いキッチン空間を取り戻します。

まとめ

黄砂の日は換気扇を完全に止めてしまうと、湿気やニオイ、すきま風による外気の逆流など、かえって室内環境が悪化することがあります。

大切なのは「止める」のではなく、フィルターを使いながら弱運転で適切に稼働させることです。

もし室内に黄砂が入り込んでしまった場合も、拭き掃除の手順や空気清浄機の使い方を工夫すればリセットできます

さらに、換気扇内部にたまった黄砂や油汚れは家庭では落としにくいため、シーズン後のプロクリーニングを活用することで、住まい全体の空気環境を清潔に保つことができます。

黄砂の日でも安心して暮らせるよう、今日からできる対策を取り入れてみてください。

参考:クリニックプラス公式サイト,TOP,診療内容,アレルギー科,黄砂アレルギーに注意!その症状、花粉症ではないかも?