「エアコンをつけた瞬間、なんだか雑巾のようなイヤなニオイがする…」

そんな経験はありませんか?

このような異臭は、日常的に使っているエアコンでも突然発生することがあります。

本記事では、エアコンから雑巾臭がする原因と具体的な対処法、さらにニオイを防ぐ予防策まで詳しく解説します。

雑巾のようなニオイの原因は?

エアコンから雑巾のようなニオイがする場合、主に「内部のカビや雑菌の繁殖」が原因です。

ただし、これにはさまざまな要素が絡んでおり、単なる一時的な汚れでは済まないケースもあります。

原因1:カビや雑菌の繁殖

おそうじ機能付きエアコンのカビ

エアコン内部、特に熱交換器や送風ファンは、結露やによってカビや雑菌が繁殖しやすい環境です。

これらのエアコン内部に繁殖したカビのニオイが、雑巾のような異臭として感じられます。

原因2:ドレンホースや排水系統の詰まり

汚れたドレンホース

エアコンの使用中に発生する結露水は、ドレンホースを通じて排出されます。

このドレンホースが詰まっていると、水が逆流・停滞して腐敗し、雑巾臭の原因になります。

原因3:フィルターや内部の皮脂・油汚れ

料理をする空間や人が多く集まる場所では、皮脂や油分を含んだ空気がエアコンに吸い込まれます。

これらの汚れが酸化すると、不快なニオイの原因になります。

キッチン近くに設置されたエアコンでは、特に注意が必要です。

自分でできる!雑巾臭の対処法

まずは、自分で取り組める対処法から始めてみましょう。

軽度なニオイなら、日々のメンテナンスで改善できることもあります。

フィルター掃除を定期的に行う

フィルターを外す

もっとも手軽で効果的なニオイの対処方法は、フィルターの掃除です。

フィルターに付着したホコリや汚れが湿気と混ざることで雑菌が繁殖します。

掃除機でホコリを吸い取り、水洗いした後はしっかり乾燥させることがポイントです。

内部クリーン(乾燥)機能を使う

最近のエアコンには、冷房運転後に内部を自動乾燥する「内部クリーン機能」が搭載されていることがあります。

使用後にこの機能を使うことで、カビや雑菌の発生をある程度抑えられます。

また、内部クリーン機能がない場合は、送風運転でも効果的です。

ドレンホースのチェック

ドレンホースの掃除

屋外に伸びているドレンホースが詰まっていないか確認しましょう。

異物や虫の侵入で詰まっている場合は、ドレンホース専用のポンプで掃除するか、掃除機を利用して中の詰まりを解消する方法があります。

ドレンホースの掃除方法については、こちらの記事にて詳しく解説しています。

根本解決には分解洗浄が必要

エアコン分解洗浄

セルフケアで改善しない、あるいはすぐに再発する場合は、エアコンの内部にカビや汚れがこびりついている可能性が高いです。

プロによるエアコン分解洗浄では、送風ファンや熱交換器など、通常では手の届かないエアコンの深部まで徹底的に汚れと菌を除去します。

これにより、雑巾のようなニオイの原因の根本から掃除できます。

自分での分解はNG

エアコンの分解洗浄は、エアコン内部の構造を把握していることと、分解作業の経験が必要です。

自分で誤った方法のまま分解すると、エアコンの故障や感電のリスクがあります。

安全かつ確実にニオイを除去したい場合は、プロの業者に依頼を検討しましょう。

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エアコンのニオイを予防する方法

エアコンからの雑巾のようなニオイを再発させないためには、日頃の予防が大切です。

日々の使用で、以下の予防を意識してみましょう。

フィルター掃除(月に1〜2回)

エアコン内部の汚れを防ぐには、フィルター掃除が基本です。

目安としては月に1〜2回、ホコリやゴミがたまる前に掃除機で吸い取ったり、水洗いをしてしっかりほこり

落とし、乾燥させて戻しましょう。
とくにペットがいる家庭やキッチン近くに設置されたエアコンは汚れやすいため、より頻繁なチェックが必要になります。

冷房使用後はしっかり乾燥

冷房使用後にエアコン内部に残った湿気が、カビや雑菌の原因になります。

内部クリーン(乾燥)機能がついている場合は積極的に活用しましょう。

この機能は、冷房使用後にエアコン内部を乾燥させることで、カビの発生を抑えてくれます。

使っていないエアコンも送風運転をする

エアコンを使わない時期でも、内部に湿気が残ったまま放置するとカビが生える原因になります。

長期間使わない場合でも、ブレーカーを切らずにときどき送風運転を行うことで、内部の湿気を飛ばし、ニオイの発生を予防できます。

定期的なプロのメンテナンス

1〜2年に一度、プロのエアコンクリーニングを依頼を検討しましょう。

エアコン内部の見えない汚れも除去でき、本格的に使用するシーズンを前に清潔な状態を維持できます。

まとめ|雑巾のようなニオイは早めの対処と予防がカギ

エアコンから雑巾のようなニオイがする原因は、カビや雑菌の繁殖、ドレンホースの詰まり、油や皮脂汚れの酸化など、複数の要因が絡み合っています。

まずはフィルター掃除や内部乾燥機能を活用することで軽減できますが、根本的に取り除くにはプロによる分解洗浄が最適です。

アールクリーニングなら、実績豊富なスタッフが丁寧かつ確実に対応。再発防止のアドバイスまで含めて、快適な空間作りをサポートします。

「なんとなく臭いが気になる…」という方も、放置せず早めの対処を心がけましょう。