TOTOの「ほっカラリ床」は乾きやすく快適な仕様ですが、実際には黒ずみやぬめりがつきやすく、「ほっカラリ床掃除の正しい方法が分からない」と悩む人がとても多いです。
そこで、誤った洗剤やブラシを使うと床材を傷め、汚れがさらに落ちにくくなることもあります。
この記事では、ほっカラリ床の特徴と基本の掃除方法、さらに頑固な黒ずみ・ぬめりを安全に落とすコツをプロ目線でわかりやすく解説します。
ほっカラリ床とは?特徴と仕組み
まずは、ほっカラリ床がどのような構造で作られているのかを理解することが重要です。
TOTO公式サイトの情報をもとに、特徴をまとめます。
やわらかく足裏に優しいクッション構造

ほっカラリ床は多層構造で、その内部には発泡ウレタンのクッション層が含まれています。
そのため、畳のようなやわらかさがあり、膝をついても痛くなりにくいのが特徴です。
また、このクッション層により床の冷たさも軽減され、冬場でも快適に使えます。
親水性の仕上げで汚れが浮きやすい
床表面には親水性の特殊加工が施されており、水が広がりやすくなっています。
水が汚れの下に入り込むことで汚れが浮き上がり、日常の掃除がしやすくなるよう設計されています。
水はけを助けるカラリパターン
床面にはタテヨコに刻まれた細かな溝があり、これが「カラリパターン」と呼ばれる構造です。
排水口へ水が流れやすく、入浴後の水が残りにくいため、床が乾燥しやすい状態を保てます。
しかし、性能が低下するとカビが生える
ほっカラリ床は本来カビが生えにくい構造ですが、溝が汚れで詰まったり、親水性が皮脂で邪魔されたりすると水はけが悪化します。
結果として乾燥機能が低下し、黒カビが発生しやすい環境ができてしまうのです。
ほっカラリ床の基本的な掃除方法

ほっカラリ床は、毎日のちょっとしたお手入れで汚れがたまりにくくなります。
そこで、まずは日常的にできる簡単な掃除のステップを紹介します。
シャワーで床全体を流す
まず入浴後に床全体をシャワーでサッと流します。
これによって、皮脂や石けんカスが固まる前に落としやすくなります。
やわらかいスポンジで軽くなで洗いする
次に、スポンジのやわらかい面を使って溝に沿うように優しくこすります。
この時、強くこすりすぎないことがポイントです。
仕上げに冷水で流す
そして、最後に冷水で床を流すことで乾燥が早まり、ぬめりや菌の繁殖を防ぐ効果が期待できます。
ほっカラリ床に使ってはいけない道具・洗剤

ほっカラリ床は素材が柔らかいため、使用する道具や洗剤には注意が必要です。
とくに以下のものは傷や変色の原因になるため、避けてください。
- メラミンスポンジ
- 金属ブラシ
- クレンザーなどの研磨剤入り洗剤
- 強アルカリ洗剤
- 塩素系洗剤の長時間放置
これらを使用すると床の表面に細かい傷がつき、そこへ皮脂や汚れが入り込み、黒ずみがさらに悪化するため注意が必要です。
ほっカラリ床の黒ずみやぬめりを落とす掃除のコツ
しかし、日常の掃除だけでは落としきれない黒ずみやぬめりは必ず出てきます。
そこで、汚れの種類別に正しい対処方法を紹介します。
黒ずみを落とす方法(皮脂の汚れ・石けんカス)
黒ずみは皮脂の汚れと石けんカスが溝に固着したものです。
そこで、まずは中性洗剤を使って汚れを柔らかくしてから落とすのが効果的です。
用意するもの
- 中性洗剤
- やわらかいブラシまたはスポンジ
- ぬるま湯
掃除の手順
- 中性洗剤を薄めて床全体に広げる
- 数分間放置して汚れを浮かせる
- 溝の方向に沿って優しくこする
- ぬるま湯で十分に流す
とくに「放置時間」が重要で、いきなりこすっても汚れは落ちません。
汚れをふやかしてから洗うことで負担をかけずに落とすことができます。
ぬめりを落とす方法(石けんカス+菌)

ぬめりは、石けんカスと皮脂に菌が増殖することで発生します。
まず中性洗剤で汚れを落とし、さらに除菌を行うことで再発を防ぎます。
用意するもの
- 中性洗剤
- 浴室用除菌スプレー
- スポンジ
掃除の流れ
- 中性洗剤で軽く洗う
- 洗い流した後に除菌スプレーを吹きかける
- 数分置いてから流す
このように、洗浄と除菌のセットがぬめり対策に効果的です。
ピンクの汚れを落とす方法
ピンクの汚れは菌が原因で発生するため、通常の洗浄だけで落とせますが、除菌することで再発しにくくなります。
用意するもの
- 中性洗剤
- 除菌スプレー
手順
- 中性洗剤とスポンジで洗う
- 洗い流した後に除菌スプレーで仕上げる
また、カビとアルコールの関係性についてはこちらの記事で解説しています。
強い黒ずみに対応するスペシャル掃除方法
とはいえ、日常的な掃除では落ちないほど固着した黒ずみができることもあります。
そのような場合には、酸素系漂白剤を使った湿布法が有効です。
酸素系漂白剤を使った湿布掃除

酸素系漂白剤はほっカラリ床との相性がよく、負担をかけずに汚れを分解できます。
用意するもの
- 酸素系漂白剤
- 40度ほどのぬるま湯
- キッチンペーパー
掃除方法
- 酸素系漂白剤をぬるま湯に溶かす
- 汚れている部分にキッチンペーパーを敷く
- 漂白液をペーパーに染み込ませて放置する
- 20〜30分後にスポンジで優しくこする
- しっかり洗い流す
ただし、高温のお湯を使うと床材に負荷がかかるため、温度には注意してください。
それでも汚れが落ちない場合はプロへ依頼するのも選択肢
しかし、どれだけ掃除をしても黒ずみが繰り返し発生したり、ざらつきが残ったりする場合は、溝の奥深くに汚れが蓄積している可能性があります。
家庭用の洗剤では取り切れない汚れが固着しているため、自己流でこすり続けると床の傷や劣化につながるおそれがあります。
そこで、プロのクリーニング業者に依頼すると、ほっカラリ床に適した専用洗剤や専用ブラシを使用し、素材を傷つけずに汚れだけをしっかり落としてくれます。
とくに長年蓄積した黒ずみやザラつきが気になる場合は、早めにプロに相談することで床を長持ちさせることができます。
浴室清掃はアールクリーニングへお任せください!

アールクリーニングは最新の洗浄機器、ならびに技術とアフターサービスで、多くのお客様にリピートをいただいております。
以下では、アールクリーニングの強みを紹介します。
1.高い技術力と徹底した品質管理

アールクリーニングの作業実績は50万件以上!
その中でも浴室のクリーニングは人気のメニューです。
アールクリーニングでは、独自の研修制度を導入しています。
社内に専用の研修施設を設け、さまざまなメーカーのエアコンや換気扇、水回り設備を実際に使って練習できる環境を整備。
厳しい研修を最後までクリアしたスタッフだけが、現場に出ています。
「どのスタッフに当たっても品質が一定」
という安心感があるのは、この徹底した教育体制があるからこそです。
2.豊富な実績と安心のサポート体制

アールクリーニングの累計作業実績は、50万件以上!
その中でも浴室クリーニングは特に人気のメニューで、多くのお客様から高い評価をいただいています。
実際にいただいた Google口コミは1,100件を突破し、満足度の高さが数字としても証明されています。
さらに、作業後には 2週間の保証期間を設けており、万が一気になる点があった場合も迅速に対応
初めての方でもリピートの方でも、安心してご利用いただける体制を整えています。
3.リーズナブルな価格設定
「プロの掃除は高いのでは?」と感じる方もご安心ください。
アールクリーニングは本社を郊外に構え、賃料や駐車場代などの余計な経費を徹底的に削減。
その分をサービス価格に反映し、一般的な相場よりもリーズナブルにご利用いただけるよう努めています。
「一度だけ」ではなく「またお願いしたい」と思っていただける価格帯を実現しているのも、アールクリーニングの強みです。
体験しませんか?
まとめ
ほっカラリ床は乾きやすく快適ですが、素材の柔らかさや溝構造によって汚れが残りやすい特徴があります。
しかし、正しい洗剤と掃除方法を理解すれば、黒ずみやぬめりは家庭でも十分落とせます。
ただし、落ちなかったり繰り返し黒ずみが発生する場合は、無理にこすらず早めにプロへ相談することで床をきれいに保てます。



