そのまま放置してませんか？エアコンに夏じまいが必要な理由とやり方

夏の終わり、何もせずに片づけていませんか？

実はその「放置」が、次のシーズンのトラブルや嫌なニオイの原因になってしまうかもしれません。

そんなトラブルを防ぐためにおすすめなのが「エアコンの夏じまい」です。

この記事では、エアコンをそのまま放置することで起こるリスクから、夏じまいの必要性などをわかりやすく解説します。

30秒で内容を知りたい方はこちらの動画をご覧ください。

エアコン、夏のあと放置してませんか？

冷房を使わなくなったあと、「エアコンの電源をオフにしたまま、数カ月そのまま放置している…」という方は多いのではないでしょうか？

実は、夏が終了して使い終わったあとのエアコンこそ、お手入れが必要です。

夏場にエアコンを使用すると、内部には以下がたまります。

空気中のホコリや花粉
キッチンから漂う油分
湿気による水分や結露
カビの胞子や雑菌

このまま放置してしまうと、エアコンの中ではカビが繁殖してしまいます。

結果として、次のシーズンにエアコンを再稼働させたときに、嫌なニオイが吹き出してきてしまいます。

だからこそ、夏が終わったタイミングでの「夏じまい」が大切です。

エアコンに夏じまいが必要な理由

エアコンの夏じまいとは、冷房の使用を終えたあと、次のシーズンに向けて行う「ひと手間メンテナンス」のことです。

まだ聞きなじみのない言葉かもしれませんが、実はとても理にかなった習慣です。

では、なぜエアコンに夏じまいが必要なのでしょうか？

カビ・雑菌の繁殖を防ぐため

冷房運転中は内部に結露が発生し、湿度が高い状態が続きます。

この湿気が残ったままエアコンを放置すると、カビや細菌が増殖しやすくなってしまいます。

そこで、夏じまいでしっかり乾燥させることで、カビの発生を抑えられます。

エアコンのカビを防ぐ方法は、こちらの記事にて詳しく解説しています。

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...

次のシーズンの立ち上がりを快適にするため

夏の汚れやニオイを放置すると、来年の冷房開始時にニオイが発生したり、効きが悪くなったりする原因になります。

夏じまいの段階でしっかりメンテナンスしておけば、次のシーズンも気持ちよく使い始められます。

故障リスクを下げ、寿命を延ばすため

エアコン内部にホコリやカビがたまると、パーツの負荷が増えたり、センサーが正常に動かなくなったりすることがあります。

夏じまいをすることで、エアコンを清潔に保ち、トラブルを未然に防げます。

エアコンの夏じまいのやり方

エアコンの夏じまいは、難しい作業ではありません。

以下の手順で、誰でも簡単に実施できます。

フィルターの掃除

まずはエアコンのカバーを開け、フィルターのホコリを掃除機で吸い取ります。

汚れがひどい場合は水洗いもOKですが、しっかり乾かしてから戻すことが大切です。

フィルターを乾かさずに戻すと、かえってカビが繫殖しやすくなってしまいます。

吹き出し口・ルーバーの拭き取り

風が出る部分（ルーバーや吹き出し口）には、ホコリや油分が付着していることが多いため、柔らかい布で優しく拭き取ります。

無理に力を入れると破損の原因になるため注意しましょう。

内部クリーンモードで内部を乾燥させる

冷房のあと、エアコン内部は湿気を含んでいます。

内部クリーンモードで1〜2時間運転し、内部を乾燥させることで、カビの予防になります。

実際に、エアコンメーカーのDAIKINも冷房後に内部クリーン機能の仕様を推奨しています。

ダイキン公式サイト「内部クリーンは使ったほうが良いですか」より：

「内部クリーンは室内機の内部を乾燥させることで、カビやニオイの発生を抑える運転です。冷房や除湿（ドライ）運転の後はエアコン内部が結露しますので、内部クリーンのご使用をおすすめします。」

引用元：DAIKIN公式ホームページ,よくあるご質問 >ルームエアコン >機能、操作 >内部クリーン・水内部クリーン >内部クリーンは使ったほうが良いですか（ルームエアコン）

内部クリーンモードがない機種は、「送風運転」にして60分程度運転する方法でも代用可能です。