エアコンのファンは、エアコン内部のパーツの中でも特に汚れがたまりやすいため、定期的な掃除が必要です。

この記事では、エアコンのファンを自分で掃除する方法や注意点などを解説します。

【10ステップ】エアコンのファンの掃除方法

ここでは、自分でエアコンのファンを掃除したい方向けに、掃除の流れを紹介します。

エアコンのファン掃除に必要な道具

自分でエアコンのファンを掃除する場合、まずは必要な道具をそろえましょう。

必要な道具は以下のとおりです。

  • 軍手
  • テープ
  • ビニール
  • エアコン洗浄スプレーアルカリ電解水)

軍手は自分を守るためにも大切ですので、必ず着用してください。

また、テープとビニールは、水がエアコンの基盤部分にかからないよう保護するために必要です。

さらに、洗剤はそのまま使用すると液漏れするおそれがあるので、スプレータイプがおすすめです。

エアコンのファンを掃除する10ステップ

必要な道具がそろったら、いよいよエアコンのファンの掃除に取り掛かりましょう。

エアコンのファンを掃除する方法は、以下の10ステップです。

  1. エアコンのコンセントを抜く
  2. 養生をする
  3. パネルとフィルターを取り外す
  4. ルーバー部分を取り外す
  5. アルカリ電解水かファン用洗浄スプレーを吹きかける
  6. しばらく放置する
  7. 洗剤をすすぐ
  8. やわらかい布でエアコンを軽く拭き取る
  9. エアコンを運転して内部を乾燥させる
  10. 取り外したパーツを元に戻す

以下では、それぞれのステップでの作業内容について、詳しく説明していきます。

1.エアコンのコンセントを抜く

エアコンのコンセントを抜く
まずは、エアコンのコンセントを抜いてください。

コンセントを抜いて作業することで、感電やショートを防げます。

2.養生をする

エアコンを養生テープとビニールを使用して養生しましょう。

養生をしなければエアコンの真下や周りの壁に汚水が跳ねてしまう可能性があります。

3.パネルとフィルターを取り外す

フィルターを取り外すエアコンのパネルとフィルターを取り外します。

この際、エアコンのパーツはプラスチック製で割れやすいため、慎重に作業しましょう。

古いエアコンの場合、プラスチックが劣化している場合が多いため、より注意が必要になります。

4.ルーバー部分を取り外す

ルーバーを取り外す次にエアコンのルーバーを取り外します。

取り外し方は機種によって多少異なりますが、真ん中と両端で固定されているタイプが多いです。

真ん中にある留め具を外してから両端を外しましょう。

エアコンのルーバーもプラスチック製で割れやすいため、慎重に外すようにしましょう。

こちらも製造から長い年数が経っている場合、プラスチック部分がさらに割れやすくなっているため、注意して作業してください。

5.アルカリ電解水かファン用洗浄スプレーを吹きかける

スプレーをするアルカリ電解水かファン用洗浄スプレーをファンに吹きかけます。

養生の状況を踏まえ、洗浄液が垂れないようにシロッコファンを手で回転させながら吹きかけましょう。

回転させながら吹きかけることで、ムラを防げます。

ただし、吹付すぎると内部にまで液漏れを起こすリスクが生じるため、少量ずつ吹きかけていきましょう。

6.しばらく放置する

洗剤を吹きかけたあとは、30分程度放置しましょう。

汚れがひどいようであれば、さらに時間をかけて放置しましょう。

放置することで洗剤が汚れに浸透し、汚れが浮いてきます。

7.洗剤をすすぐ

洗剤をかけて放置したあとは、洗剤をすすぎましょう。

家庭でのお掃除は、霧吹きを使用して洗剤をすすぐのがおすすめです。

8.やわらかい布でエアコンを軽く拭き取る

エアコンを拭くすすぎを終えた後は、エアコンの水分を拭き取りましょう。

マイクロファイバークロスなどの柔らかい素材を使用するのがおすすめです。

エアコン内部はこのあと運転して乾燥させるので、この際に拭き取るのは手の届く範囲で大丈夫です。

9.エアコンを運転して内部を乾燥させる

エアコン内部を乾燥コンセントを入れてエアコン運転させましょう。

エアコンを運転させることで、エアコン内部の水分を乾かします。

エアコン内部に水分が残っていると、カビの原因になります。

必ず清掃後は運転させ、乾燥させましょう。

また、ここで正常に動作しない場合、これまでの工程に何らかの問題がある可能性もあります。

10.取り外したパーツを元に戻す

掃除するために取り外したパーツを元に戻して完了です。

この際に、元通りに戻せない場合、パーツがゆがんでいたり、破損している可能性があります。

自分でファンを掃除する場合の注意点

ここでは、自分でエアコンのファン掃除をする際の注意点を紹介します。

エアコンのファンを掃除する際の注意点は下記のとおりです。

  • 必ず電源を切る
  • 無理な分解をしない
  • 基盤部分に水をかけない
  • エアコン洗浄スプレーのすすぎ残し
  • 自分でやるとどうしても汚れ残りはある

それぞれについて詳しく解説していきます。

1.必ず電源を切る

エアコンの電源掃除を始める前に、必ずエアコンの電源を切り、コンセントを抜いてください。

これにより、作業中の感電リスクやショートを防げます。

また、リモコンやタイマーの誤作動によるエアコンの自動起動も防げるため、安全に作業を進められます。

2.無理な分解をしない

エアコンのファンを掃除する際は、無理な分解を控えましょう。

お伝えしたように、エアコンのファンの掃除は分解が必要です。

しかし、無理にエアコンを分解してパーツが破損した場合、元に戻せなくなります。

元に戻せた場合でも、運転時に不具合が起きる可能性もあります。

力任せに分解することのないよう、気を付けましょう。

3.基盤部分に水をかけない

エアコンの基盤部分エアコン内部に設置されている基盤は水に弱く、基盤に水がかかると故障や漏電の原因となる可能性があります。

掃除の際は必ず養生をして、基盤に水にかからないようにしましょう。

4.エアコン洗浄スプレーのすすぎ残し

エアコンにスプレー市販のエアコン洗浄スプレーを使用する場合は、その使用方法に注意が必要です。

すすぎ残しがあると内部に洗浄液が残り、かえって汚れやニオイの原因になってしまいます。

また、スプレーが電気部品にかかると、ショートや火災のリスクもあります。

使用する際は取扱説明書をよく読み、適切な量と方法で行うようにしましょう。

エアコンの洗浄スプレーの正しい使用方法はこちらの記事を参考にお試しください。

エアコンの掃除にスプレーはNG?プロが教える正しい使い方とリスク回避法...

「市販のスプレーでエアコン掃除しても大丈夫?」 「ニオイが気になるから、とりあえずスプレーを使ってみた…」 そんな方は要注意。 エアコン用洗浄スプ...

5.自分でやるとどうしても汚れ残りはある

カビたエアコン自分でエアコン掃除をすると、分解に限界があり、高圧洗浄機を用いての洗浄ができないことから、奥の汚れを完全に取り除くことは難しいです。

洗浄剤のすすぎ残しがあった場合、エアコン内部に残ってしまった洗浄剤へホコリが付着し、カビが繁殖してしまう恐れがあります。

また、高圧洗浄機で奥まで掃除できたとしても、基盤部分に水がかかってしまい、エアコンが故障してしまうリスクもあります。

そのため、エアコン内部をしっかりと掃除したい場合は、プロのエアコンクリーニング業者へ依頼するのがおすすめです。

ファンを徹底的にキレイにしたい場合はエアコンの分解が必要!

エアコンの分解作業エアコンのファンの奥までしっかり掃除したい場合は、エアコン本体の分解が必要です。

しかし、分解には専門的な知識と技術が求められ、無理に自分で行うと故障のリスクがあります。

ファンまで徹底的に清掃したい場合は、プロの分解洗浄を依頼するのが安心・確実でおすすめです。

ファンの徹底洗浄はアールクリーニングへ依頼がおすすめ

エアコン作業前と作業後アールクリーニングは、エアコン洗浄の専門業者として最先端の洗浄機器、ならびに技術とアフターサービスで、多くのお客様にリピートをいただいております。

アールクリーニングのエアコン分解洗浄は、フィルターやファン、熱交換器などの自分では手が届きにくい部分もキレイにします。

以下では、アールクリーニングの強みを紹介します。

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エアコンのファンをキレイに保つ方法

キレイなエアコンの内側エアコンのファンを清潔に保つことは、エアコンの効率を維持し、室内の空気の質を向上させるために非常に重要です。

エアコンのファンは、冷暖房を行う際に空気を循環させる役割を果たしており、ホコリや汚れが溜まりやすい部分です。

ここでは、エアコンのファンをキレイに保つための方法をいくつか紹介します。

1. 定期的なエアコンフィルターの掃除

キレイなエアコンフィルター定期的なフィルター掃除は、エアコンをキレイに保つために欠かせないメンテナンスです。

少なくとも月に1度はフィルターを掃除するのがおすすめです。

フィルターの掃除をすることで、汚れが蓄積や異臭を防げます。

エアコンのフィルターの掃除方法に関してはこちらの記事にて詳しく解説しています。

定期的なフィルター掃除で快適な空気で過ごしましょう。

エアコンフィルターの掃除頻度はどれくらい?簡単な手順と注意点を紹介...

エアコンを使っていて、 「なんだか効きが悪い」 「カビ臭がする」 と感じたことはありませんか? その原因のひとつが、エアコンフィルターの汚れ...

3. 内部クリーン機能を使用する

内部クリーン機能多くのエアコンには、内部クリーン機能や送風機能が搭載されています。

この内部クリーン機能や送風機能を活用することで、エアコン内部を乾燥させ、カビやホコリの蓄積を防げます

内部クリーン機能は、エアコンを使用した後に自動的に稼働する設定ができるものも多いため、習慣的に使用することをおすすめします。

4. 室内の換気を行う

エアコンのファンをキレイに保つためには、室内の換気も重要です。

エアコンを使用していると、部屋の空気が循環するだけで新しい空気が入りにくくなります。

そこで、定期的な換気をして新鮮な空気を取り入れることで、室内の汚れた空気を外へ追い出せます

また、エアコン内部の汚れや湿気を軽減し、カビの発生も抑えられます。

まとめ

今回はエアコンのファンの掃除方法を紹介しました。

エアコンのファンは定期的に掃除することで、冷暖房効果の維持や電気代の節約につながります。

自分で掃除も可能ですが、分解が必要で難易度が高いため、専門業者に依頼するのが安全です。

自分で掃除する場合は電源を切り、無理な分解を避け、適切に養生するなど安全対策を徹底しましょう。

キレイなエアコンで快適な生活を過ごしてくださいね。