エアコンのファンは、エアコン内部のパーツの中でも特に汚れが溜まりやすいため、定期的な掃除が必要です。
この記事では、エアコンのファンを自分で掃除する方法や注意点などを解説します。
目次
エアコンのファンとは?
ファンの役割は、冷却または加熱された空気を部屋に拡散することで、快適な温度を保つことです。
ファンにホコリや汚れが溜まると風量が低下して冷暖房効果が損なわれるだけでなく、電力消費も増加してしまいます。
つまり、ファンを定期的に清掃することで、エアコンの性能を保ち、さらには電気代も抑られます。
エアコンのファンは自分でも掃除できる?
結論からお伝えすると、エアコンのファンを自分で掃除することは、不可能ではありませんが、おすすめはしません。
なぜなら、エアコンのファンを掃除するためには、エアコンの分解が必要だからです。
また、自分で分解ができたとしても、分解したエアコンを元の状態に戻さなければならず、難易度が高いです。
仮に自分で分解して壊してしまった場合には、保証が効かないため大きく損をしてしまいます。
そのため、エアコン掃除は専門業者へ依頼することをおすすめします。
自分で掃除する場合の注意する点
ここでは、自分でエアコンのファン掃除をする際の注意点を紹介します。
1. 必ず電源を切る
掃除を始める前に、エアコンの電源を切り、コンセントを抜いてください。
これにより、作業中の感電リスクを防げます。
また、リモコンやタイマーの誤作動によるエアコンの自動起動も防げるため、安全に作業を進められます。
2.無理な分解をしない
お伝えしたように、エアコンのファンの掃除は分解が必要です。
しかし、無理にエアコンを分解してパーツが破損した場合、元に戻せなくなります。
元に戻せた場合でも、運転時に不具合が起きる可能性もあります。
力任せに分解することのないよう、気を付けましょう。
3.基盤部分に水をかけない
エアコン内部に設置されている基盤は水に弱く、基盤に水がかかると故障や漏電の原因となる可能性があります。
掃除の際は必ず養生をして、基盤に水にかからないようにしましょう。
4. エアコン洗浄スプレーの使い方に注意
市販のエアコン洗浄スプレーを使用する場合は、その使用方法に注意が必要です。
すすぎ残しがあると内部に洗浄液が残り、汚れやニオイの原因になってしまいます。
また、スプレーが電気部品にかかると、ショートや火災のリスクもあるため、使用する際は取扱説明書をよく読み、適切な量と方法で行うようにしましょう。
スプレー後は、十分な時間をかけて乾燥させることも重要です。
エアコンの洗浄スプレーの正しい使用方法はこちらの記事を参考にお試しください。
5.自分でやるとどうしても汚れ残りはある
自分でエアコン掃除をすると、分解に限界がある点や高圧洗浄機を用いての洗浄ができないことから、どうしても奥の汚れを完全に取り除くことは難しいです。
洗浄剤のすすぎ残しがあった場合、エアコン内部に残ってしまった洗浄剤へホコリが付着し、カビが繁殖してしまう恐れがあります。
また、高圧洗浄機で奥まで掃除できたとしても、基盤部分に水がかかってしまい、エアコンが故障してしまうリスクもあります。
そのため、エアコン内部をしっかりと掃除したい場合は、エアコン清掃の専門業者へ依頼するのがおすすめです。
エアコンのファン部分の掃除
以下では、自分でエアコンのファンを掃除したい方向けに、掃除の流れを紹介します。
エアコンのファン掃除に必要な道具
自分でエアコンのファンを掃除する場合、まずは必要な道具をそろえましょう。
必要な道具は以下のとおりです。
- 軍手
- テープ
- ビニール
- エアコン洗浄スプレー(アルカリ電解水)
軍手は、自分を守るためにも大切ですので必ず着用してください。
テープとビニールは、水がエアコンの基盤部分にかからないよう保護するために必要です。
他にも洗浄用のスプレーが必要になります。
洗剤はそのまま使用すると液漏れするおそれがあるので、スプレータイプが好ましいです。
エアコンのファンを掃除する手順
必要な道具がそろったら、以下の手順で掃除をしましょう。
1.エアコンのコンセントを抜く
まずはエアコンのコンセントを抜いてください。
コンセントを抜いて作業することで、感電を防げます。
2.養生をする
養生をしなければエアコンの真下や周りの壁に汚水が跳ねてしまう可能性があります。
3.パネルとフィルターを取り外す
プラスチック製で割れやすいため、慎重に作業しましょう。
古いエアコンの場合、プラスチックが劣化している場合が多いため、より注意が必要になります。
4.ルーバー部分を取り外す
取り外し方は機種によって多少異なりますが、真ん中と両端で固定されているタイプが多いです。
真ん中にある留め具を外してから両端を外しましょう。
エアコンのルーバーもプラスチック製なので割れやすいため、慎重に外すようにしましょう。
こちらも製造から長い年数が経っている場合、プラスチック部分がさらに割れやすくなっているため、注意して作業してください。
5.アルカリ電解水かファン用洗浄スプレーを吹きかける
アルカリ電解水かファン用洗浄スプレーをファンに吹きかけます。
養生の状況を踏まえ、洗浄液が垂れないように回転させながら吹きかけましょう。
また、回転させながら吹きかけることでムラを防げます。
吹付すぎると内部にまで液漏れを起こすリスクが生じるので少量ずつ吹きかけていきましょう。
6.しばらく放置する
汚れがひどいようであれば、さらに時間をかけて放置しましょう。
放置することで洗剤が汚れに浸透し、汚れが浮いてきます。
7.洗剤をすすぐ
洗剤をかけて放置したあとは、洗剤をすすぎましょう。
霧吹きを使用して洗剤をすすぐのがおすすめです。
8.やわらかい布でエアコンを軽く拭き取る
マイクロファイバークロスなどの柔らかい素材を使用するのがおすすめです。
エアコン内部はこのあと運転して乾燥させるので、この際に拭き取るのは手の届く範囲で大丈夫です。
9.エアコンを運転して内部を乾燥させる
エアコンを運転させることで、エアコン内部の水分を乾かします。
エアコン内部に水分が残っていると、カビの原因になります。
必ず清掃後は運転させ、乾燥させましょう。
また、ここで正常に動作しない場合、これまでの工程に何らかの問題がある可能性もあります。
9.取り外したパーツを元に戻す
掃除するために取り外したパーツを元に戻します。
元通りに戻せない場合、パーツがゆがんでいたり、破損している可能性があります。
エアコンのファン洗浄はアールクリーニングへ依頼がおすすめ
アールクリーニングは、エアコン洗浄の専門業者として最先端の洗浄機器、ならびに技術とアフターサービスで、多くのお客様にリピートをいただいております。
アールクリーニングのエアコン分解洗浄は、フィルターやファン、熱交換器などの自分では手が届きにくい部分もキレイにします。
以下では、アールクリーニングの強みを紹介します。
1.清掃技術と品質管理
アールクリーニングは独自の研修制度を採用し、厳しい研修を最後までクリアしたスタッフのみ、お客様のもとへサービスに伺います。
自社の研修施設では、さまざまなメーカーや業務用のエアコン用意しています。
スタッフがいつでも練習できる環境を用意し、スキルアップを支援しています。
2.安心と実績
アールクリーニングの作業実績は20万件以上!
その中でもエアコンクリーニングはダントツの一番人気!
清掃作業後もアフターサービスがあるため、安心してご利用いただけます。
3.リーズナブルな価格設定
本社をあえて郊外に構え、賃料や駐車場代を抑えるなど、サービスを少しでも低価格で提供するために余計な経費を抑えています。
これにより、一般的な相場よりも価格を抑えてサービスの提供が可能となっております。
エアコンのファンをキレイに保つ方法
エアコンのファンを清潔に保つことは、エアコンの効率を維持し、室内の空気の質を向上させるために非常に重要です。
エアコンのファンは、冷暖房を行う際に空気を循環させる役割を果たしており、ホコリや汚れが溜まりやすい部分です。
ここでは、エアコンのファンをキレイに保つための方法をいくつか紹介します。
1. 定期的なエアコンフィルターの掃除
定期的なフィルター掃除は、エアコンをキレイに保つための基本です。
少なくとも月に1度はフィルターを掃除するのがおすすめです。
フィルターの掃除をすることで、汚れが蓄積や異臭を防げます。
エアコンのフィルターの掃除方法に関してはこちらの記事にて詳しく解説しています。
定期的なフィルター掃除で快適な空気で過ごしましょう。
3. 内部クリーン機能を使用する
多くのエアコンには、内部クリーン機能や送風機能が搭載されています。
この内部クリーン機能を活用することで、エアコンの運転後に内部を乾燥させ、カビやホコリの蓄積を防げます。
内部クリーン機能は、エアコンを使用した後に自動的に稼働する設定ができるものも多いため、習慣的に使用することをおすすめします。
4. 室内の換気を行う
エアコンのファンをキレイに保つためには、室内の換気も重要です。
エアコンを使用していると、部屋の空気が循環するだけで新しい空気が入りにくくなります。
そこで、定期的な換気をして新鮮な空気を取り入れることで、室内の汚れた空気を外へ追い出せます。
また、エアコン内部の汚れや湿気を軽減し、カビの発生も抑えられます。
まとめ
今回はエアコンのファンの掃除方法を紹介しました。
エアコンのファンは定期的に掃除することで、冷暖房効果の維持や電気代の節約につながります。
自分で掃除も可能ですが、分解が必要で難易度が高いため、専門業者に依頼するのが安全です。
自分で掃除する場合は電源を切り、無理な分解を避け、適切に養生するなど安全対策を徹底しましょう。
キレイなエアコンで快適な生活を過ごしてくださいね。