暑い夏の日、エアコンの効きが悪く感じることはありませんか?
エアコンの室外機が高温になってしまうと、冷却効率が下がり、エアコンの性能が発揮できないことがあります。
そんな時に「室外機に水をかけて冷やせばいいのでは?」と考える人もいるでしょう。

しかし、これは正しい方法なのでしょうか?

この記事では、室外機に水をかける行為が安全かどうか、正しい冷却方法とメンテナンス方法について詳しく解説します。

室外機に水をかけることの効果とリスク

室外機ここでは、室外機に水をかける効果とリスクを紹介します。

室外機に水をかける効果

室外機に水をかけることで、表面の温度を一時的に下げられます。
これは水が蒸発する際に熱を奪う「蒸発冷却」の効果によるもので、室外機の冷却効率を一時的に高められます。

室外機に水をかけるリスク

一方で、室外機に水をかけることにはいくつかのリスクがあります。

室外機が故障する

室外機の内部室外機には多くの電気部品が含まれており、水が電気部品にかかると故障するおそれがあります
特に、絶縁処理が不十分な部品に水がかかると、ショートを引き起こし、室外機が故障します。

室外機が故障した場合、エアコンが使用できなくなってしまいます。

腐食する

室外機の多くは金属製であり、水をかけ続けると金属部品が腐食する可能性があります

特に、塩素やカルシウムが含まれる水道水を使用すると、腐食が進行しやすくなります。
これにより、室外機の寿命が短くなることがあります。

【結論】室外機に水をかけてもいい?

室外機の熱交換器室外機に水をかけるのは避けた方が良いです。

室外機へ故意に水をかけると、電子部品がある内部に水が浸入して故障やショートの原因になる可能性があります。
特に高圧の水やホースでの直接的な噴射は、電気系統や重要な部品に悪影響を与えるリスクが高く、エアコンの性能低下にもつながります。

また、水が内部に溜まると錆びやカビの発生を招き、エアコンの効率を低下させる恐れもあります。

室外機の冷却を目的とするなら、直射日光を防ぐために室外機カバーの使用がおすすめです。
室外機カバーを使用することで、冷媒の温度上昇を抑え、エアコンの効率を向上させることができ、節電効果も期待できます。

室外機の正しい冷却方法

室外機の過熱を防ぎ、効率よく冷却するための正しい方法を以下に紹介します。

日よけ(室外機カバー)の設置

サンシェードをした室外機室外機が直射日光にさらされると、室外機の内部温度が上昇しやすくなります。

そこで、室外機の上部や側面に日よけを設置することで、直射日光を遮り、温度上昇を抑えられます。
ただし、通気性を確保するため、完全に囲わないように注意してください。

風通しの良い設置場所の選択

青い壁の近くの室外機室外機は風通しの良い場所に設置することが重要です。

建物の壁際や狭い場所に設置すると、放熱効率が低下し、過熱の原因です。
可能であれば、室外機周辺の障害物を取り除き、十分な空気の流れを確保しましょう。

室外機のメンテナンス方法

室外機の定期的なメンテナンスは、エアコンの性能を維持し、寿命を延ばすために重要です。
以下にメンテナンスの具体的な方法を紹介します。

フィンの清掃

室外機のフィン室外機のフィンは冷却効率に大きく影響します。

フィンがホコリや汚れで塞がれていると、熱の放散が妨げられ、冷却効率が低下します。
定期的にフィンの掃除を行い、ホコリを取り除きましょう。

フィンを傷つけないように、柔らかいブラシやエアダスターを使用することをおすすめします。

ファンの点検と清掃

室外機のファンが正常に動作しているかを確認しましょう。

ファンに汚れが付着している場合は、届く範囲であれば、柔らかい布で拭き取ります。

また、ファンが異常な音を立てている場合や回転がスムーズでない場合は、専門業者に点検を依頼しましょう。

ドレンホースの掃除

ドレンホースドレンホースはエアコン内部の結露水を排出する重要な部品です。
詰まりが発生すると、水漏れの原因となるため、定期的に詰まりがないか確認し、必要に応じて掃除を行いましょう。

冷媒の点検

冷媒が不足していると、冷房効率が低下します。
冷媒の量を定期的に点検し、不足している場合は専門業者に依頼して補充してもらいましょう。

冷媒の確認方法に関しては以下の記事にて紹介しています。

エアコンのガス補充方法!補充が必要なケースや業者へ依頼する費用を紹介...

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室外機の掃除と節電の関係

室外機を点検する作業員室外機の掃除は、節電にも直結する重要な作業です。
ホコリや汚れがたまると冷却効率が低下し、エアコンの負荷が増加するため、電力消費が増える原因です。
定期的な掃除を行うことで、以下のような効果が期待できます。

冷却効率の向上

室外機を掃除することで冷却の効率が向上します。

室外機のフィンやファンにホコリや汚れがたまると、熱の放散が妨げられます。
これにより、エアコンが設定温度に到達するまでに時間がかかり、余分な電力を消費することになります。

フィンやファンの汚れを取り除くことで、熱の放散がスムーズに行われ、冷却効率が向上します。
エアコンが効率的に室内を冷やせるため、電力消費の抑制に役立ちます。

エアコンの負荷軽減

室外機の清掃は、エアコン全体の負荷を軽減する効果もあります。

汚れがたまった室外機は、エアコンが必要以上に頑張ることを強いられます。
その結果、コンプレッサーやその他の部品に負担がかかりやすくなります。
定期的な清掃により、この負荷を軽減することで、エアコンの寿命を延ばし、故障リスクを減少させることが可能です。

また、効率的に運転できるようになるため、電気代も削減でき、家庭の経済的負担を軽くします。

長期的なコスト削減

室外機の掃除を怠ると、エアコンのパフォーマンスが低下し、修理や部品交換が必要になるケースが増えます。

定期的なメンテナンスを行うことで、これらの問題を未然に防ぎ、長期的に修理や交換にかかるコストを削減することが可能です。
特に、プロの業者による定期点検や分解洗浄を受けることで、エアコンの内部も清潔に保たれ、最適な状態で長期間使用できるようになります。

アールクリーニングのエアコン分解洗浄

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以下では、アールクリーニングの強みを紹介します。

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これにより、一般的な相場よりも価格を抑えてサービスの提供が可能となっております。

まとめ

エアコンの室外機に水をかける行為には、一時的な冷却効果があるものの、電気部品の故障や腐食、結露などのリスクも伴います。
正しい冷却方法としては、日よけの設置や風通しの良い設置場所の選定、そして定期的な掃除とメンテナンスが推奨されます。

これにより、エアコンの効率を維持し、節電にもつながります。
特に、室外機の掃除は冷却効率の向上と節電に大きく貢献するため、定期的なメンテナンスを欠かさないようにしましょう。

また、エアコンのメンテナンスは専門知識が必要な場合も多いため、プロの業者に依頼することをおすすめします。
この記事を参考にして、エアコンの室外機の正しい取り扱い方法を理解し、快適で経済的なエアコンライフを実現してください。