「リンナイ製のレンジフードを掃除したいけど、どこまで分解していいのかわからない」「フィルターだけでいいの?」
そんな疑問を持つ方は少なくありません。
レンジフードは油汚れがたまりやすい場所であり、放置すれば吸引力の低下やニオイの原因にもなります。
この記事では、リンナイのレンジフードの特徴やタイプごとの違い、自分でできる掃除方法、そして意外と見落としがちな掃除の落とし穴までプロ目線で解説します。
リンナイのレンジフードの特徴とは?

リンナイのレンジフードは「クリーンフード」と呼ばれる高機能モデルを中心に、多彩なラインアップがそろい、使いやすさと掃除のしやすさに注力されています。
ノンフィルター&スリム設計
TAG、OGR、XGR、LGR、TLRなどのシリーズはフィルターが不要のノンフィルター構造を採用。
整流板とシロッコファン+オイルガードで油煙を効率的にキャッチでき、掃除の手間を大幅に軽減できます。
自動洗浄 or オイルスマッシャー搭載
TAGシリーズは給湯トレイ+ボタン操作による自動洗浄機能を搭載し、10年間ファンの手洗いが不要です。
OGRシリーズは「オイルスマッシャー」機能で、高速回転ディスクが油を約10年間内部に付きにくく制御します。
取り外しが簡単でお手入れが楽
LGR/TLRなどのシリーズは「ワンタッチ着脱ファン」や「一体クリーンパネル」など分解箇所が3つ程度に抑えられ、誰でも簡単に掃除しやすい構造になっています。
リンナイのレンジフードは大きく分けて4タイプ
掃除方法を説明する前に、まずはリンナイのレンジフードを大きく4タイプに分類しておきましょう。
掃除のしやすさや分解のしやすさも、タイプによって異なります。
シロッコファンタイプ(主流)

細かい羽根が円筒状に並んだファンが特徴で、多くの戸建てや集合住宅で使われています。
静音性や吸引力が高く、リンナイでも多くのモデルがこの構造です。
ノンフィルタータイプ
最新機種に多い設計で、フィルターを通さず整流板とファン構造で油煙をキャッチします。
掃除箇所が少なく、手入れが比較的簡単です。
スリム型レンジフード(LGRシリーズなど)
見た目がスマートでデザイン性に優れたタイプ。
整流板付きでファンやオイルトレーも外しやすく、比較的掃除しやすい構造です。
ターボファンタイプ(一部、旧式モデル)
風量重視でプロペラ状のファンを使ったタイプ。
現在の主流ではありませんが、旧型住宅に残っていることもあります。
自分でできるリンナイレンジフード掃除の基本ステップ
リンナイのレンジフードは機種によってデザインや形状に違いはありますが、掃除の基本構造はほぼ共通しています。
特に「整流板」「オイルトレー」「ファンまわり」は汚れがたまりやすいため、外してお手入れすることが重要です。
ここでは一般的な掃除の流れを紹介します。
以下は共通の流れです。
1.整流板やカバーを外す
まず最初に整流板(吸い込み口の板)やカバーを取り外します。
機種によっては手前にスライドさせるだけで外せるものや、ネジでしっかり固定されているものがあります。
ネジを外す場合はドライバーを使い、落下防止のため必ず片手で板を支えながら作業してください。
外したパーツは床に置く際に新聞紙やシートを敷いておくと、油汚れで床を汚す心配がありません。
2.ファンやオイルガードを取り外す
次に、レンジフード内部のファンやオイルガードを外します。
リンナイの製品にはシロッコファン、回転ディスク式、プロペラ型など複数のタイプが存在し、構造によって取り外し方が異なります。
多くの場合は中央のネジやつまみを回すと外れる仕組みですが、固着している場合は無理に力を入れず、ゴム手袋を着けてグリップ力を高めると安全です。
3.中性洗剤やぬるま湯でつけ置き洗い
外したファンやオイルトレーは、30〜40℃程度のぬるま湯に中性洗剤を溶かした液に浸けて30分ほど放置します。
油汚れは時間をかけることで浮き上がりやすくなり、細かい部分はブラシや古歯ブラシでこすれば効率よく落とせます。
強いアルカリ洗剤や研磨剤入りのクリーナーは塗装を傷める恐れがあるため、必ず中性洗剤を選びましょう。
4.内部の壁面やフード裏を拭き掃除
つけ置き中に、レンジフード内部の壁面や整流板の裏側を拭き掃除します。
特にファンの奥や角の部分は油が固まりやすいので、布やスポンジに中性洗剤を含ませて丁寧に拭き取りましょう。
汚れが落ちにくい場合は、重曹水スプレー(ぬるま湯100mlに重曹小さじ1を溶かす)を吹きかけると、ベタつきを和らげられます。
完全に乾燥させてから元に戻す
最後に、洗った部品をよくすすいで乾燥させます。
湿気が残ったまま組み立てると、サビや動作不良、最悪の場合は発火のリスクにつながるため、自然乾燥か布拭きで完全に乾かしてください。
乾いたことを確認したら、分解と逆の手順で組み立てて完了です。
自分でできる清掃方法についてはこちらの記事でも詳しく解説しています。
タイプ別の補足ポイント
- シロッコファンタイプ:ファンの取り外しに工具が必要な場合がある。ナットが固いときは無理をしない。
- ノンフィルタータイプ:パーツは少ないが、整流板の裏側に油がたまりやすいのでこまめに拭く。
- スリム型(LGRなど):ワンタッチで外せる設計が多く、掃除しやすい。整流板の内側の油に注意。
- ターボファンタイプ:旧型に多く、ファンが固着していることがあるので慎重に作業を。
レンジフード管理で見落としがちな4つの落とし穴
レンジフードの掃除は「整流板を拭くだけでOK」と思われがちですが、実際には注意すべきポイントがいくつもあります。
特に以下の4つは多くの家庭で見落とされがちです。
使用年数を把握していない
レンジフードは消耗品であり、寿命の目安は約10〜15年とされています。
10年以上経過している機器では、吸い込みが弱くなったり「ゴーッ」という異音が出始めるケースもあります。
特に油煙を多く扱う家庭では内部の摩耗が早まりやすいため、使用年数を把握しておき、異常があればメーカー点検や交換を検討しましょう。
目に見える部分だけ掃除している
「整流板を拭いたから大丈夫」と思っていても、実際にはファンや内部ダクトに油汚れがたまっています。
この内部の油が固着すると、吸引力の低下だけでなく、発火リスクにつながることもあります。
実際にレンジフード火災の多くは油汚れが原因とされており、奥の掃除を怠らないことが非常に重要です。
通電したまま掃除してしまう
「ちょっと拭くだけだから」と電源を入れたまま掃除をすると、感電やショートの危険があります。
安全のため、掃除や点検を行う際は必ず 電源プラグを抜く、もしくはブレーカーを落とす習慣を徹底しましょう。
特に水気を使う掃除では事故防止に欠かせません。
リンナイ製レンジフードならではの注意点
リンナイの最新モデルはフィルターのない ノンフィルター構造 が多く採用されています。
このため「フィルターがない=掃除不要」と勘違いされがちですが、実際には整流板やオイルガードに油が蓄積します。
放置すると吸い込み効率が下がり、汚れが垂れて調理スペースを汚す原因にもなります。
そのため、最低でも 月1回はパーツを外して汚れをチェック し、必要に応じて中性洗剤で洗浄することが大切です。
特に揚げ物や炒め物の多い家庭では、2〜3週間ごとの点検を習慣にすると安心です。
レンジフードの頑固な汚れはアールクリーニングにお任せください!
レンジフード(換気扇)は毎日の料理で油汚れや水垢、焦げ付きがたまりやすく、自分で掃除しても限界を感じやすい場所です。
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「新品のようにピカピカになりました」
「吸い込みが良くなった気がします」
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まとめ:自分でできる範囲+年1回はプロの手も検討を
リンナイのレンジフードは種類によって構造が異なり、掃除のしやすさや注意点も変わります。
無理に分解せず、外せる範囲でこまめに掃除することで、汚れの蓄積を防ぐことができます。
とはいえ、内部のファンやダクトまでは手が届きにくく、完全にキレイにするのは難しいもの。
年に一度はプロに任せて、安全で確実な分解洗浄を行うのがおすすめです。
アールクリーニングでは、リンナイ製レンジフードにも対応した分解洗浄サービスを提供しています。
ご家庭での掃除が不安な方は、ぜひ一度ご相談ください。