キッチンの換気扇は、日々の調理で発生する油煙やホコリが蓄積しやすく、気づけばベタベタに。

特に長期間放置された油汚れは、市販の洗剤ではなかなか落ちにくく、掃除に苦戦する方も多いのではないでしょうか。

この記事では、頑固な油汚れを効率よく落とす換気扇掃除の正しい手順と、押さえておきたいコツ、そしてやってはいけないNG行動までを詳しく解説します。

換気扇掃除の基本手順

換気扇掃除は、事前準備をしっかり行うことで作業がスムーズになります。
以下が一般的な掃除の手順です。

準備するもの

  • 中性洗剤または重曹
  • セスキ炭酸ソーダ(頑固な汚れに)
  • ゴム手袋
  • スポンジ・やわらかいブラシ・使い古しの歯ブラシ
  • 40〜50℃程度のぬるま湯
  • 洗いおけやバケツ
  • ビニールシート・新聞紙(養生用)
  • 拭き取り用の布・雑巾
  • プラスドライバー(分解用)

掃除手順

  1. 電源を切る
    安全のため、必ず換気扇の電源をオフにしましょう。
  2. 周囲を養生する
    油汚れや洗剤が飛び散る可能性があるため、新聞紙やビニールシートなどでコンロや壁を保護します。
  3. パーツを分解する
    フィルター、ファン、整流板など取り外せる部品を分解します。
    ビスや留め具の位置を写真に撮っておくと、組み立て時に迷いません。
  4. つけ置き洗い
    40〜50℃のぬるま湯に重曹または中性洗剤を入れ、部品を30分ほど浸け置きします。
    汚れがゆるんで楽に落とせます。
  5. ブラシでこすり洗い
    やわらかいブラシや使い古しの歯ブラシを使って、油汚れを丁寧にこすり落とします。
  6. しっかりすすいで乾燥
    洗剤が残らないよう水ですすぎ、完全に乾かしてから取り付けましょう。
業務用換気扇のシロッコファンのブラッシング

自分でできるレンジフード清掃についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

レンジフード(換気扇)を自分で掃除する方法!重曹で油汚れを浮かせて落とすのが効果...

「レンジフードのお掃除をしたいけど何から手を付けてい良いか分からない」という方も多いかと思います。

<...

頑固な油汚れに効く清掃方法

こびりついた油汚れには、通常の洗剤だけでは不十分な場合もあります。

以下の方法を試してみてください。

  • セスキ炭酸ソーダ水
    セスキはアルカリ性で、酸化した油汚れに強いのが特徴です。
    スプレーボトルに水500mlとセスキ小さじ1を入れ、汚れ部分に吹きかけて数分放置してからこすり落とします。
  • 重曹ペースト
    重曹と少量の水を混ぜてペースト状にしたものを塗り、30分ほど置いてからスポンジでこすります。
    焦げつきや頑固なこびりつきに有効です。
  • アルカリ電解水
    洗剤成分が残らず、手軽に使えるのが魅力。
    拭き掃除にも活用できます。
  • 換気扇専用の強力洗剤
    市販されている専用洗剤は、洗浄力が高く、短時間で落とせるものも。
    使用時はゴム手袋と換気を忘れずに。

換気扇掃除のコツ

油汚れをスムーズに落とすには、いくつかのコツがあります。

以下のポイントを押さえておくことで、作業の効率が格段に上がります。

  • 温度を利用する:40〜50℃のぬるま湯は、油がゆるみやすくなる適温です。
    洗剤と組み合わせることで洗浄力がアップします。
  • 洗剤は放置時間がカギ:汚れに洗剤を塗布したら、すぐにこすらずに数分〜30分程度放置しましょう。
    油が浮き上がりやすくなり、ブラシでの作業がラクにできます。
  • 定期的に掃除する:理想は1〜2カ月に1回のペース。
    軽い汚れのうちに掃除すれば、手間も最小限で済みます。
    年末や引っ越し前などに集中して掃除する方もいますが、汚れが蓄積しすぎると落とすのが大変になるため注意が必要です。
  • ファンの形状を確認:換気扇の中には「プロペラファン」や「シロッコファン」などがあります。シロッコファンは構造が複雑で、羽根の隙間に汚れがたまりやすく、分解・洗浄には慎重な作業が求められます。
  • 無理な分解はNG:ネジが固くて回らない、配線がむき出しになっている、などの場合は作業を中断しましょう。破損や感電の危険があるため、プロへの依頼を検討するタイミングです。

このようなコツを意識しながら掃除を進めることで、換気扇の寿命を延ばし、快適なキッチン環境を保つことができます。

換気扇掃除でやってはいけないNG行動

せっかく掃除をしても、誤った方法では換気扇を傷つけてしまう可能性があります。

  • 金属製のたわしや硬いブラシを使う:塗装を傷つけ、サビや劣化の原因につながります。
  • 熱湯を使う:高温すぎるお湯は、プラスチックパーツの変形を招くおそれがあります。
  • 電源を切らずに掃除する:感電や故障のリスクがあるため、必ず電源はオフに。
  • ぬれたまま再組み立て:ショートやカビの原因になるため、完全に乾燥させてから元に戻しましょう。
注意の画像

作業を中止した方がよいポイント

  • ビスが外れず、無理に回すと壊れそうな場合
  • 強い異音や振動が発生した場合
  • 内部構造が複雑すぎて、どこまで外していいかわからない場合
  • 配線やモーターが露出している場合やぬれてしまった場合

このようなケースでは無理をせず、プロの業者へ相談することをおすすめします。

レンジフードの頑固な汚れはアールクリーニングにお任せください!

レンジフード清掃

レンジフード(換気扇)は毎日の料理で油汚れや水垢、焦げ付きがたまりやすく、自分で掃除しても限界を感じやすい場所です。

放置するとベタベタ感や悪臭の原因となり、衛生面でも不安が残ります。

そんなときは、プロの技術で徹底洗浄する アールクリーニング にお任せください。

アールクリーニングのレンジフード(換気扇)クリーニングでは、シロッコファンや内部の油汚れまで、普段のお手入れでは落としきれない部分を徹底的にきれいに仕上げます。

高い技術力と安心の品質管理

アールクリーニングでは独自の技術・マナー研修制度を導入しています。

研修施設にて実際のレンジフード設備を使った実践的な研修を実施。

厳しい研修を修了したスタッフのみが現場に伺うため、常に均一で高品質な仕上がりをお約束します。

豊富な実績と口コミでの高評価

1,100件突破バナー

これまでに累計50万件以上の作業実績を誇り、レンジフードクリーニングは特に人気の高いメニューのひとつです。

さらにGoogle口コミは1,100件以上、平均★4.7の高評価を獲得。

「新品のようにピカピカになりました」
「吸い込みが良くなった気がします」
「説明も丁寧で安心。次回もお願いしたいです」

といった喜びの声を多数いただいています。作業後もアフターサービスがあるため、初めての方でも安心です。

万全のサポート体制

アールクリーニングでは自社コールセンターを完備し、迅速な対応を実現。

作業後に万が一トラブルが発生しても、作業後2週間以内であれば、保証対応させていただきます。

仕上がりの確実さとアフターフォローまで、万全の体制でお客様をサポートします。

  • 「油汚れが落ちない」
  • 「レンジフードが外せない」
  • 「換気扇がべたついている」

そんなときは、ぜひアールクリーニングにご相談ください。

プロならではの技術で、清潔で気持ちの良いキッチン空間を取り戻します。

まとめ|正しい手順と道具で、換気扇の油汚れはスッキリ!

頑固な油汚れも、正しい方法と道具を使えば驚くほどきれいに落とせます。

放置された油汚れは、換気効率の低下や火災リスクにもつながるため、定期的な掃除が大切です。

「どんな洗剤を使えばいい?」「時間がなくて掃除ができない」
そんなときは、プロの清掃サービスに相談するのも一つの手です。

安全で確実に換気扇をリフレッシュしましょう。

参考:石鹼百科,Home,石鹸生活のアイテム事典,セスキ炭酸ソーダ
参考:石鹼百科,Home,石鹸生活のアイテム事典,重曹