飲食店にあるグリストラップは、定期的に掃除をしないと臭いや虫が発生することもあります。
今回は、そんなグリストラップの清掃方法や注意点をご紹介します。
また、清掃を業者へ依頼するときの相場やポイントもお伝えするので、ぜひ参考にしてみてください。
グリストラップの掃除方法
グリストラップの清掃方法は、グリストラップの部分によって清掃頻度が異なります。
グリストラップの清掃手順は下記のとおりです。
- バスケットを掃除する
- 第2槽の脂汚れを取る
- 沈殿した汚泥の掃除
- トラップ管の掃除
それぞれの手順について詳しく見ていきましょう。
1.バスケットを掃除する
グリストラップのバスケットは、生ごみや残飯などの大きな異物を溜めておく場所です。
バスケットは、毎日掃除してキレイに保つのが理想です。
清掃方法は、バスケットの水気を取ってからごみ箱にひっくり返し、生ごみや残飯を捨てます。
ホームセンターやネットで購入できるバスケットネットを使用すると、掃除の際にネットを交換するだけで手間が省けます。
2.第2槽の脂汚れを取る
第2槽は、水と分離した油脂分がたまっている場所です。
掃除方法は、ひしゃくなどを用いて油脂分を取り除きましょう。
第2槽の油脂分を取り除く作業は、最低でも週1回の作業が必要です。
第2槽の掃除は、吸着シートで手軽に作業できます。
吸着シートの使用方法は、第2槽の水面上に浮かべて放置するだけなので簡単です。
3.沈殿した汚泥の掃除
バスケットや第2槽を通過したごみが沈殿して汚泥が溜まるので、定期的に取り除く必要があります。
沈殿した汚泥は、最低でも週1回は取り除くようにしましょう。
すくい棒やひしゃくなど専用の道具を使用し、沈殿した汚泥を取り除きます。
沈殿した汚泥をすくうのに、腰を曲げて掃除するのは大変ですが、取り残しがないようにしてください。
4.トラップ管の掃除
トラップ管は、下水に流す排水管です。
トラップ管には、油脂分が付着しており、掃除をしないと悪臭の原因になります。
トラップ管の掃除方法は、フタを外してタワシやブラシを活用し、汚れている部分を擦ります。
トラップ菅は、最低でも1ヶ月に1回は掃除するようにしましょう。
体験しませんか?
グリストラップ清掃を業者へ依頼した場合の相場
グリストラップを業者に依頼した場合の相場は、以下のとおりです。
- 100リットル以下:15,000円~30,000円
- 300リットル以下:25,000円〜50,000円程度
上記の相場よりあまりにも安い業者には、注意しましょう。
万が一の保証がなかったり、当日に追加料金を請求される可能性があります。
こちらの記事では、飲食店全体の清掃を業者へ依頼した場合の料金相場や、作業内容を詳しく解説しております。
ぜひ、併せてご覧ください。