エアコンは、冷房や暖房だけでなく、その他機能も備えた多機能な家電です。
多くの人が冷房や暖房を使用するため、送風機能についてはあまり知られていないかもしれません。

この記事では、エアコンの送風機能のメリットや注意点、電気代について紹介します。

エアコンの送風機能とは?

運転中のエアコンエアコンの送風機能とは、エアコンからの風で室内の空気を循環させる機能です。
送風機能を使用することで、部屋全体に風を送り、体感温度を調整できます。

これは特に、外気温があまり高くない春や秋に便利です。

送風機能は、冷房や暖房のように温度を大幅に変えることはできません。
しかし、風を出すことで室内の空気を動かし、体感温度を下げることが可能です。

エアコンの送風機能と除湿機能の違い

運転中のエアコン下からエアコンの送風機能と除湿機能は、それぞれ目的と効果が異なります。

送風機能は、主に空気を循環させるための機能で、室内の空気を動かすことで体感温度を調整する役割を果たします。

一方、除湿機能は室内の湿度を下げるための機能です。
室内の湿気を取り除くことで快適な環境を保ちます。

送風機能は、除湿機能に比べて電力消費が少ないため、電気代を抑えることができます。
一方で除湿機能は湿度を効果的に下げることができますが、送風機能に比べて電力消費が多くなります。

エアコンの送風機能のメリット

エアコンの送風機能には、いくつかのメリットがあります。

電気代を抑えて体感温度を調整できる

エアコンの送風機能を使用することで、冷房や暖房を使用せずに体感温度を調整できます。

また、送風機能は冷房や暖房に比べて電力消費が少なく、電気代を抑えられます。
外気温がそれほど高くない時期やエアコンを長時間使用する場合、送風機能を利用することで大きな節約が可能です。

送風機能は、エアコン内部のファンを回して空気を循環させるだけなので、冷房や暖房のようにコンプレッサーを使用しません。
そのため、電力消費が少なく、環境にも優しいです。

部屋の空気を循環できる

エアコンを起動させる送風機能を使用することで、部屋全体の空気を循環できます。
これにより部屋の隅々まで風が行き渡り、快適な環境を保つことができます。

特に、風の通りが悪い場所や湿気がこもりやすい場所では、送風機能を利用することで空気の流れを良くできます。

エアコン内部のカビを抑制できる

吹出口にカビが生えたエアコンエアコンの送風機能を定期的に使用することで、エアコン内部でのカビの発生を抑制できます

冷房や除湿機能を使用すると、エアコン内部に湿気が溜まりやすくなりますが、送風機能を使用することで内部を乾燥させることができます。

カビが発生しやすい環境を防ぐことで、エアコンの性能を維持し、嫌な臭いを防ぐことができます。
特に、冷房を使用した後や、長期間エアコンを使用していない場合には、送風機能を活用することでカビの発生を防ぐことができます。

エアコンの送風運転の電気代

電気代エアコンの送風運転は、冷房や暖房に比べて非常に低い電力で運転します。

冷房や暖房の運転にはコンプレッサーが必要で、大量の電力を消費します。
対して送風機能は運転時にファンを回すだけなので、電力消費が少なく、電気代を抑えられます。

例えば、冷房運転の場合、1時間あたりの電力消費は300〜800W程度で、1時間あたりの電気代は約8〜22円になります。
これに対し、送風運転の電力消費は約10〜30W程度で、1時間あたりの電気代は約0.3〜0.9円です。

このように、送風運転を利用し、冷房や暖房に比べて大幅に電気代を節約できます。
特に、長時間エアコンを使用する場合や、外気温がそれほど高くない時期には、送風運転を活用することで効果的に電気代を抑えることができます。また、

送風運転の注意点

送風運転にはいくつかの注意点があります。

送風機能は温度設定ができない

エアコン設定温度送風機能は、冷房や暖房のように温度設定を行うことができません。

つまり、送風運転をしても室温を大きく変えることはできず、あくまで体感温度を調整するための機能です。
そのため、外気温が非常に高い場合や、室温を大幅に下げたい場合、送風機能だけでは不十分です。

直接風に当たらないようにする

送風運転を利用する際には、直接風に当たらないように注意することが重要です。
エアコンからの風に長時間当たり続けると、体調を崩す恐れがあります。

特に、寝ている間や体調が優れない際は、風向きを調整したり、風を拡散させるための工夫が必要です。

部屋干しには除湿(ドライ)のほうが良い

部屋干しをする場合には、送風機能よりも除湿(ドライ)機能を利用するほうが効果的です。
送風機能は空気を循環させるだけで湿度を下げることはできませんが、除湿機能は室内の湿度を効果的に下げるため、洗濯物が早く乾きます。

運転時に嫌なニオイがしたらエアコンクリーニングがおすすめ

エアコンの分解クリーニングエアコンの送風運転中に嫌なニオイがする場合は、エアコン内部にカビや汚れが溜まっている可能性があります。
このような場合には、エアコンクリーニングを行うことをおすすめします。
エアコンクリーニングを行うことで、エアコンの内部を清潔に保ち、快適な環境を維持できます。

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まとめ

エアコンの送風機能は、冷房や暖房とは異なるメリットがあります。電気代を抑えながら体感温度を調整したり、部屋の空気を循環させたり、エアコン内部のカビを抑制する効果があります。

送風運転を効果的に活用することで、快適で経済的な生活環境を維持できます。また、注意点を守りながら使用することで、エアコンの性能を最大限に引き出すことができます。