オフィスのじゅうたんやカーペットには、外見からはわからない汚れが日々たまってきます。
人の出入りが多いぶん、見た目よりも汚れている…といったケースも少なくありません。

今回は、そんなオフィスのじゅうたんやカーペットの掃除方法、業者に清掃を依頼した場合の相場について解説します。
ぜひ参考にしてください。

オフィスのカーペットは清掃が必要

オフィスにある格子柄のカーペットオフィスのカーペットは、定期的に清掃が必要です。

なぜなら、カーペットは日常的に多くの汚れやホコリを吸い込み、アレルギーや健康問題を引き起こす可能性があるからです。

また、定期的に清掃されたカーペットは清潔で見た目もよく、社員のモチベーション向上や訪問者からの好印象にもつながります。

オフィスのカーペットを自分で清掃する方法

オフィスのカーペット清掃には、以下の方法があります。

  • 全体的に掃除機をかける
  • 粘着クリーナーでごみを取る
  • 定期的な水拭き

それぞれ詳しく見ていきましょう。

全体的に掃除機をかける

カーペットの上に置いてある掃除機掃除機での掃除は、オフィスのカーペット清掃で最も手軽な方法です。

掃除機を使えば、表面にたまったホコリや細かいごみを手早く取り除けます。
掃除機をかける際は、カーペットの繊維に沿ってゆっくりと動かすことがポイントです。

掃除機をかける頻度は、1週間に1回程度がおすすめです。

粘着クリーナーでごみを取る

カーペットを粘着テープで掃除オフィスのカーペット清掃には、粘着クリーナーも効果的です。

粘着クリーナーは掃除機では取り切れない細かなごみや髪の毛をキャッチしてくれます。
気になったときに手軽にできる点もメリットです。

とくに、デスク周りや人がよく通る場所は念入りに行うとよいです。
粘着クリーナーを使用する際は、カーペットに強く押し付けずに軽く転がすようにしてください。
こうすることで、カーペットの繊維を傷めることなく清掃できます。

定期的な水拭きも必要

カーペットには、定期的な水拭きも必要です。

一見キレイに見えても、内部には汚れがたまっていることもあります。
水拭きをすることでカーペットの表面についた汚れやシミを取り除きます。

オフィスのカーペットの水拭きは以下の手順です。

  1. 水に適量の中性洗剤を混ぜる
  2. 柔らかい布やモップを使用してカーペット全体を軽く拭く
  3. 乾いた布で水分をしっかりと拭き取る

オフィスのカーペットの水拭きは、月に1回程度が目安です。

清掃のときの注意点

カーペットの清掃の際には、以下の点に注意しましょう。

  • カーペットに適した中性洗剤を使う
  • 見えない部分も清掃する
  • 清掃後はしっかりと乾燥させる

使用する洗剤は、カーペットに適した中性洗剤を選びましょう。
強力な洗剤を使用すると、カーペットの色あせや繊維の劣化を招く可能性があります。

また、デスクや棚を移動させて、ふだんは隠れている部分も忘れずに清掃しましょう。
一部分だけ汚れが酷くなってしまいます。

最後に、清掃後の乾燥も忘れずに行ってください。
湿気が残るとカビの発生につながってしまいます。

オフィスのカーペットを汚してしまったときの対処法

カーペットにできてしまったシミオフィスのカーペットを汚してしまった場合は、なるべく早く対処すれば汚れが落ちやすくなります。

  • こぼしてしまった液体や汚れをすぐに吸い取ってください
  • 中性洗剤を水で薄めて、汚れた部分を軽くたたくように拭く
  • キレイな水で洗剤を軽くすすぎ、乾いた布で水分を吸い取る
  • 自然乾燥させ、カビの発生を防ぐ

最初の液体を吸い取る際には、乾いた布やペーパータオルを使い、できるだけ早く吸収させることがポイントです。
最後の自然乾燥は、ドライヤーを使用して乾燥させてもよいでしょう。

オフィスが広いほど自分たちで清掃は大変

広いオフィスのカーペットオフィスが広いほど、自社スタッフでカーペットを清掃するのは大きな負担です。

広いオフィスでは、カーペットの面積が大きく時間と労力がかかるためです。
業務時間中に清掃を行うと、業務に支障が出る可能性が高いです。

さらに、清掃に必要な機材や専用の洗剤をそろえるコストも無視できません。
そのため、広いオフィスのカーペット清掃は、プロの業者に依頼すると時間もお金も節約できます。
自分で行うのが難しいと感じたら、無理をせずに専門業者へ相談してみましょう。

オフィスのカーペット清掃を業者に頼む場合の相場は?

オフィスのカーペット清掃を業者に頼む場合の相場は、オフィスの広さや汚れの程度、素材によって異なります。

素材料金範囲 (1㎡あたり)
レーヨン1,700円~
ポリエステル1,700円~
アクリル1,700円~
ウール1,700円~
シルク4,000円~
ペルシャ4,000円~

オフィスのカーペット清掃は、一般的に1平方メートルあたり500円から1000円程度が相場です。

例えば、100平方メートルのオフィスであれば、5万円から10万円程度が目安でしょう。

カーペットのクリーニング料金は、業者によって異なります。
クリーニングを依頼する際には、カーペットの素材とサイズを伝え、必ず見積もりを取るようにしましょう。

オフィスの清掃に関しては、こちらの記事にて詳しく紹介しております。
ぜひ、併せて参考にしてみてください。

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オフィスのカーペット清掃を業者に頼むメリット

オフィスのカーペット清掃を業者に頼むことには、以下のような多くのメリットがあります。

カーペットを徹底的に洗浄できる

業務用のカーペット清掃プロの技術と道具により、カーペットの奥深くに潜む汚れや細菌を徹底的に除去できます。

業者は高性能な洗浄機や専用のクリーニング剤を使用し、ホコリやダニ、アレルゲンを効果的に取り除きます。
これにより、カーペットの見た目が美しく保たれるだけでなく、オフィスの空気質も改善され、従業員の健康リスクを低減します。

また、清掃の手間が省けるため、従業員は本来の業務に専念でき、日々の業務もスムーズに進むでしょう。

カーペットの寿命が延びる

定期的なメンテナンスを行うことで、カーペットの寿命が延び、コスト削減にもつながります。
カーペットは日常的に使用されるため、汚れや摩耗が避けられません。

しかし、定期的なプロのクリーニングにより、繊維の奥に入り込んだ汚れや砂利が取り除かれ、カーペットの劣化を防ぐことができます。
これにより、カーペットの素材が長持ちし、新しいカーペットへの交換頻度が減少します。

従業員の健康とモチベーションアップ

清潔で快適なオフィス環境は、従業員の健康とモチベーションアップも期待できます。

カーペットに溜まったホコリやアレルゲンは、アレルギー症状や呼吸器系の問題を引き起こす可能性があります。
プロのカーペット清掃により、これらの健康リスクを減少させることで、従業員の病欠を減らし、全体的な生産性を向上させます。

さらに、清潔なオフィスは従業員の士気を高め、働きやすい環境を提供します。

来客への好印象

清潔で美しいカーペットは、来客に対して良い印象を与えます。

ビジネスの取引先や顧客がオフィスを訪れる際、カーペットが汚れていると企業の信頼性やプロフェッショナリズムに疑問を抱かれることがあります。
業者に清掃を依頼することで、常にオフィスを最適な状態に保ち、訪問者に対して信頼感を築くことができます。

業者を選ぶ際のポイント

以下のポイントを参考に、信頼できるクリーニング業者を選びましょう。

口コミや評判を確認する

口コミ気になる業者があった場合、インターネットで口コミや評判を確認してみましょう。
Googleレビューや口コミサイトを活用し、多くの顧客から高評価を得ている業者を選ぶと安心です。

また、口コミの内容を確認し、サービスの質や顧客対応についてもチェックしておくと安心です。

料金を比較する

複数の業者から見積もりを取り、料金を比較しましょう。

同じ作業内容でも、業者によって料金が異なるため、見積もりをしっかりと確認し、納得のいく料金設定の業者を選んでください。
価格だけでなく、見積りの記載内容が明確かどうかも把握する必要があります。

経験を確認する

クリーニング業者が経験豊富であることを確認しましょう。

業者のウェブサイトやパンフレットで、これまでの実績や経験年数を確認し、信頼性を判断しましょう。
特に、難しい汚れや専門的な技術が必要な場合には、経験豊富な業者を選ぶことが重要です。

サービス内容を確認する

提供されるサービス内容を詳細に確認しましょう。

具体的には、使用する洗剤や清掃方法、どの程度の範囲を掃除してくれるのかなどです。
環境に優しい洗剤を使用する業者や、特定の汚れに対する専門的な対応ができる業者を選ぶと、安心して依頼できます。

保証とアフターケア

依頼するクリーニング業者が作業後の保証やアフターケアを提供しているかどうかも確認が必要です。
万が一問題が発生した場合に迅速に対応してもらえる業者を選ぶことで、長期的に安心して利用できます。

また、業者が損害保険に加入しているかどうかを事前に確認するのもおすすめです。
損害保険に入っている業者であれば、万が一の際にも業者が保険で対応可能なため、安心です。

まとめ

オフィスのカーペット清掃は、健康的で快適な職場環境を維持するために欠かせません。
自社で清掃を行う場合は、掃除機や粘着クリーナー・水拭きといった基本的な方法で、定期的な清掃を心がけましょう。

また広いオフィスや手間のかかる清掃は、プロの業者に依頼するのがオススメです。
カーペットはどうしても敷きっぱなしになりがち。
みんなが利用するものだからこそ、小まめな清掃が必要です。