床清掃に欠かせない道具の一つが、ポリッシャーです。
学校やオフィスなどで、一度は見かけたことがあるでしょう。

実はポリッシャーにはさまざまな種類があり、清掃現場や用途に応じて使い分けられています。
今回は、そんなポリッシャーについて詳しく解説します。

ポリッシャーとは?

フローリングにポリッシャーポリッシャーは、床の洗浄や研磨を行うための電動工具です。

商業施設や工場・病院・学校など、多くの人が利用する場所で採用されているのが特徴です。
機械の力でブラシやパッドが回転し、手作業では難しい汚れを除去できます。
機種によっては、硬い床材からカーペットまで対応が可能なものもあります。

一般的に床掃除はモップや雑巾などでも可能ですが、ポリッシャーを導入すれば、清掃の負担が減ると言ったメリットもあります。

ポリッシャーの種類

ポリッシャー作業ポリッシャーには、いくつかの種類があります。

  1. 回転式ポリッシャー
  2. 振動式ポリッシャー
  3. コンビネーションタイプ
  4. バッテリー駆動のポリッシャー

回転式ポリッシャーは、1つのブラシが高速で回転するタイプで、一般的な床の洗浄に使われています。

対して振動式ポリッシャーは、ブラシが小さく前後に振動するため、細かな作業が可能です。
ブラシの回転を利用して移動でき、身体に負担をかけずに清掃したい時にもオススメです。

一度に洗浄と乾燥を行いたい場合、洗浄機能と乾燥機能を兼ね備えたコンビネーションタイプが適しています。
ドライワイパーやウェットバキュームで水分をふき取る必要がないため、掃除がスピーディーに完了します。

最後のバッテリー駆動のポリッシャーは、電源が取りにくい場所や大規模な施設での使用に便利です。

ポリッシャーが活躍する場面

商業施設ポリッシャーは、以下のような商業施設や公共施設で活躍します。

  • ショッピングモール
  • スーパーマーケット
  • 工場
  • 倉庫
  • 学校
  • オフィス
  • ビル

ショッピングモールやスーパーマーケットなどの広い面積の床を効率よく洗浄するために利用されます。

他にも、工場や倉庫の場合、機械油やホコリが多く蓄積され、強力な洗浄力が必要です。
ポリッシャーなら強力なブラシと水圧で汚れを強力に掻き出します。

施設で欠かせない定期清掃を業者に依頼した場合の料金相場や作業内容については、こちらの記事にて詳しく解説しています。

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ポリッシャーを使った床の洗浄方法

ポリッシャーを使用する際には、以下の手順で行います。

1.掃き掃除で床のホコリを取る

ポリッシャーを使用する前に、床全体を掃き掃除してホコリや小さなゴミを取り除きます。
これは、ポリッシャーのブラシが効率よく動作し、床を傷つけずに洗浄するためです。

小さなゴミが残っていると、ポリッシャーのブラシが詰まり、作業効率が低下するだけでなく、床に傷をつける原因となることもあります。
掃き掃除を丁寧に行うことで、ポリッシャーの性能を最大限に引き出すことができます。

2.床洗剤を希釈

床用の洗剤を適切な割合で希釈します。
通常は、洗剤のラベルに記載されている指示に従えば、問題ないです。

過剰な洗剤は、床に成分が残ってしまうだけでなく、滑りやすくなるリスクがあります。
反対に、希釈が少ないと洗浄力が弱まり汚れが十分に落ちない可能性があります。

正しく希釈された洗剤を使用して、しっかりと汚れが落ちるようにしましょう。

3.ポリッシャーを使って床を洗う

ポリッシャーで床洗浄作業希釈した洗剤を床に散布し、ポリッシャーを使って洗浄を開始します。
ポリッシャーのブラシやパッドを床に軽く押し当て、一定の速度で動かしてください。

あまり強く押し付けると床を傷める可能性があるため、適度な力加減を維持しましょう。
清掃は素早く行い、洗剤が乾かないうちに完了させることがポイントです。

4.汚水を回収する

ポリッシャーで床を洗浄した後は、汚水を回収する作業が必要です。
専用の汚水回収機やウェットバキュームを使用して、汚水を取り除きます。

汚水が床に残ると、乾燥後に汚れが再び固着する恐れがあるため、なるべくキレイに取り除きましょう。
汚水の回収をしっかり行うことで、床が清潔で衛生的な状態を保てます。

5.全体を水拭き

汚水を回収した後、床全体を水拭きします。

しっかりと水でふき取り、洗剤が残らないようにしましょう。
残ってしまった洗剤が乾くと、床が滑りやすくなったり、汚れが再付着する原因となります。
水拭きが完了したら、床を乾燥させるために換気を行い、湿気が残らないようにします。

6.ワックスを掛ける

ワックスがけ床が完全に乾いたら、いよいよワックスを掛けて仕上げます。

適量のワックスを床に均一に塗布し、専用のワックス塗布器やモップを使って薄く広げます。
ワックスが均一に乾くように、重ね塗りを行う場合は各層がしっかりと乾燥するのを待ってから次の層を塗っていきましょう。

ポリッシャーを使用する際の注意点

ポリッシャーを使用する際には、いくつかの注意点があります。
以下の点に注意しましょう。

    1. ゴーグルや手袋などを装着する
    2. ポリッシャーの使い方を十分に勉強する
    3. 周りの障害物や人に気を付けて作業する

作業の際は耳栓やゴーグル・手袋などを使用して作業を行ってください。

また、ポリッシャーの取り扱いに関する十分な知識と訓練を受けていることが大切です。
機械の操作ミスや不注意は、事故や床の損傷を引き起こす可能性があります。

周囲の障害物や人にぶつからないようにしましょう。

ポリッシャー清掃(床清掃)は業者に依頼がおすすめ

ポリッシャーを使った床清掃は、業者に依頼をおすすめします。
以下の理由から、プロの業者に任せることで高品質な清掃結果を得られます。

1. 専門知識と技術

大理石ポリッシャー業者は床の素材や汚れの種類に応じた最適な清掃方法を熟知しています。

ポリッシャーの適切な使い方や洗剤の選定、使用量など、細部にわたる専門知識を持っているため、素人では落としきれない汚れも効果的に除去できます。

2. 高品質な機材と洗剤

プロの業者は、業務用の高性能なポリッシャーや専用の洗剤を使用します。

これにより、家庭用の機器や一般的な洗剤では達成できないレベルの清掃効果が期待できます。

特に、大面積の床や頑固な汚れには業務用の機材が不可欠です。

3. 時間と労力の節約

床清掃は大変な労力と時間を要しますが、業者に依頼することで自分の時間と労力を節約できます。

清掃業者は効率的に作業を進めるため、短時間で広範囲の清掃が可能です。

4. 安全性の確保

ポリッシャーの取り扱いには一定の技術が必要で、誤った使い方をすると床を傷めたり、事故の原因になることがあります。

業者に依頼すれば、こうしたリスクを回避し、安全かつ確実に清掃が行われます。

5. 定期的なメンテナンスとアフターサービス

多くの業者は、定期的なメンテナンスやアフターサービスを提供しています。

清掃後の床の状態を維持するためのアドバイスや、次回の清掃計画を立ててもらうことも可能です。
これにより、常に清潔で美しい床を保つことができます。

ポリッシャー清掃(床清掃)を業者に依頼する際のポイント

床清掃を業者に依頼する場合の、見るべきポイントを紹介します。

口コミや評判を確認する

レビュー信頼できる業者を選ぶためには、インターネットの口コミサイトやSNSを利用して、実際に利用した人の評価を確認しましょう。多くの評価が高く、信頼性のある業者を選ぶことが大切です。また、知人や同僚からの推薦も参考になります。

見積もりを複数取る

見積り床清掃の費用は業者によって異なるため、複数の業者から見積もりを取り、料金やサービス内容を比較しましょう。見積もりを取る際には、詳細な内訳や追加料金の有無を確認し、不明点があれば必ず質問して明確にしましょう。

専門知識と経験を確認する

業者の専門知識や経験も重要なポイントです。
業者のホームページやパンフレットで、取り扱い製品や技術、使用する清掃機器などを確認し、床の素材や汚れに適した方法で清掃を行えるかをチェックしましょう。

また、清掃実績や資格を持っている業者であるかどうかも確認すると良いでしょう。

保証とアフターサービスの確認

信頼できる業者は、清掃後の保証やアフターサービスを提供しています。清掃後に問題が発生した場合、どのように対応してくれるのかを確認し、保証期間やサービス内容を理解しておくことが重要です。また、業者がどのような対応をするかを事前に確認し、安心して依頼できる業者を選びましょう。

清掃内容をあらかじめ確認

業者に依頼する際には、清掃の範囲や対象箇所を明確に伝えましょう。

特に気になる汚れや重点的に清掃してほしい場所があれば、事前に業者に伝えておくことで、希望通りの仕上がりが期待できます。
清掃範囲に応じて見積もりが変わることもあるため、詳細を確認しましょう。

また、清掃に使用する洗剤や機材も重要です。床の素材によっては特定の洗剤や機材が適している場合があります。
業者がどのような製品を使用するのかを確認し、必要に応じて安全性や環境への影響を考慮した製品を使用してもらうよう依頼しましょう。

契約内容をあらかじめしっかり確認

契約書の内容をしっかりと確認し、納得した上で契約を結びましょう。

契約書には、清掃範囲、使用する洗剤や機材、清掃スケジュール、料金、保証内容などが明記されています。
不明点や疑問点があれば、業者に質問し、納得するまで確認することが重要です。

清掃作業中に追加料金が発生する可能性がある場合は、事前に確認しておきましょう。

例えば、特に頑固な汚れや予想外の作業が必要になった場合、追加料金が発生することがあります。
追加料金の発生条件や金額を事前に確認し、予算内で収まるように調整しましょう。

まとめ

ポリッシャーは、床の清掃や研磨に欠かせない清掃用具です。
適切な方法で使用することで、床を清潔で美しい状態に保つことができます。

掃き掃除から、洗剤の希釈・ポリッシャーでの洗浄・汚水の回収・水拭き、そしてワックス掛けまで、作業を丁寧に行うことで、床は見違えるほどに美しくなります。

ポリッシャーを正しく使いこなし、キレイな床をキープしましょう。