新居に入った瞬間、「あれ、思ったより汚い…?」と感じると、不安や不信感が一気に湧いてきますよね。

期待していた部屋と違うと、管理会社への不満も生まれます。実は「入居したら汚かった」という相談は珍しくありません。

本記事では、入居直後に部屋が汚れていた場合の正しい判断、管理会社とのやり取りのポイント、トラブルを防ぐ方法、そして自分で掃除する際の注意点を専門家視点でまとめて解説します。

賃貸の入居時に汚れが残っているのは珍しくない理由

賃貸物件では「新品と同様の状態」で渡されるとは限りません。

多くの物件で行われる入居前のクリーニングは、実は“簡易的”なものであることも多く、床の拭き掃除や水回りの簡単な清掃など最低限の作業だけで済まされる場合があります。

また、清掃後に内見者が何組も出入りすることで、ホコリや砂、トイレの使用跡などが再び付いてしまうことも。

つまり、多少の汚れが残っている状態は賃貸業界ではよくあることなのです。

ただし「生活に支障が出るレベルの汚れ」や「前の入居者の汚れがそのまま残っている」場合は別問題。

これは管理会社やオーナーが対処すべきケースであり、遠慮せずに申し出るべき状態です。

入居直後に汚れが気になったとき、まず最初にすべきこと

探偵

一番大切なのは、入居後すぐの状態を“証拠として残す”ことです。

特に見落としやすいのは水回りや設備周り。

鏡のウロコ、排水口のヌメリ、エアコンの吹出口の黒いカビ、換気扇の油汚れなど、気になる部分はすべて写真で記録しましょう。

この記録は、管理会社への報告はもちろん、将来的な退去時の原状回復のトラブルを避けるためにも役立ちます。

次に、管理会社へ連絡します。写真を添付でき、やり取りの履歴が残るメールやLINEが最適です。

「入居時点で確認した汚れの状況」や「自分で掃除してよい範囲かどうか」を丁寧に伝えると、スムーズに判断してもらえます。

状況によっては無償でクリーニングを手配してくれることもあります。

汚れがひどい場合、管理会社が対応してくれるケース

管理会社が介入しやすいのは、「通常の使用では発生しない汚れ」や「衛生状態に問題がある汚れ」です。

たとえば、浴室に広がる黒カビ、トイレの強い尿石の汚れ、排水口からの悪臭、油で固まったレンジフード、前入居者の生活の汚れがそのまま残っている場合などは、管理会社側が本来、負うべきクリーニング範囲です。

また、契約時に「ハウスクリーニング済み」と説明されていたにも関わらず、汚れが残っている場合は、こちらの主張が通りやすく、追加清掃が実施されるケースが多いのも特徴です。

触らない方がいい場所と、自分で掃除しても良い場所の見極め

入居直後は「早くキレイにしたい」と思い、つい自分で掃除したくなりますが、触らないほうがいい場所もあります。

特に注意すべきなのは以下のような“設備に関わる部分”です。

  • エアコンの内部や分解部分
  • 換気扇の内部
  • 壁紙のシミ(こすると悪化することが多い)
  • フローリングの黒ずみ(誤った洗剤でワックスが剥がれるリスクがある)

これらは誤って傷つけてしまうと、管理会社から「入居者がつけた汚れ」と判断されるケースがあります。

一方、軽いホコリや水回りの表面の汚れなどは自分で掃除して問題ないです。

ブラインドの清掃についてはこちらの記事で解説しています。

プロが教える!簡単にできるブラインド掃除のコツと裏技...

ブラインドは室内装飾としてだけでなく、日常生活の中で頻繁に使用されるため、ホコリや汚れがたまりやすいアイテムで...

自分で掃除するなら、プロが勧める効率的なやり方

ホコリとカビまみれのエアコンルーバー

キッチンの油汚れ

温かい重曹水を含ませた布で拭くと、軽い油汚れは落としやすくなります。

こびりつきには重曹をペースト状にして乗せると効果的です。

浴室のカビ

黒カビには塩素系の漂白剤が最も効きます。

ゴムパッキンはキッチンペーパーを貼ってパックをすると根元まで薬剤が届きやすくなります。

トイレの黄ばみ

クエン酸を使うと尿石の汚れが柔らかくなり、ブラシで落としやすくなります。

エアコンのニオイ

フィルター掃除は問題ないですが、内部の黒カビが見えるレベルなら触らずプロに依頼を。

床の黒ずみ

水でぬらしすぎず、中性洗剤を薄めたもので優しく拭くこと。

強く擦るとワックスが剥がれるので注意が必要です。

ハウスクリーニングはアールクリーニングへ依頼がおすすめ

アールクリーニングは最新の洗浄機器、ならびに技術とアフターサービスで、多くのお客様にリピートをいただいております。

以下では、アールクリーニングの強みを紹介します。

1.清掃技術と品質管理

研修施設

アールクリーニングは独自の研修制度を採用し、厳しい研修を最後までクリアしたスタッフのみ、お客様のもとへサービスに伺います。

自社の研修施設では、さまざまなメーカーや業務用のエアコン用意。

また、こちらの研修施設では、エアコン以外にも換気扇や水回りの研修も実施しています。

スタッフがいつでも練習できる環境を用意し、作業員のスキルアップを支援しています。

2.安心と実績

1,100件突破バナー

アールクリーニングは累計50万件以上の作業実績を誇る、経験豊富なハウスクリーニング専門サービスです。
一つひとつの現場に丁寧に対応してきた結果、Google口コミは1,100件を突破し、平均評価4.7という高い満足度を維持しています。

作業後も「掃除して終わり」ではなく、2週間保証のサポート体制を整えているため、初めての方でも安心してご利用いただけます。

地域密着の姿勢と技術力の高さで、リピート利用や紹介も多いのがアールクリーニングの特徴です。

3.リーズナブルな価格設定

本社をあえて郊外に構え、賃料や駐車場代を抑えるなど、サービスを少しでも低価格で提供するために余計な経費を抑えています。

一般的な相場よりも価格を抑えてサービスが受けられるのもメリットの1つです。

入居前後でトラブルを防ぐためのコツ

入居時の汚れトラブルは、ちょっとした確認で防ぐことができます。

契約前には清掃の実施日と内容を確認し、「簡易清掃のみ」の物件であることを把握しておきましょう。

また、入居後1週間以内は“初期の不具合の申告期間”として扱われることが多く、この間に気づいた汚れや不具合はすべて、伝えておくのが安心です。

退去時の原状回復トラブルを避けるためにも、初期状態の写真は必ず保存しておきましょう。

まとめ:早めの記録と相談で、新生活の不安は解消できる

入居した部屋が汚れていると不安になりますが、賃貸物件では珍しくありません。

大切なのは、入居直後の状態をしっかり記録し、管理会社へ早めに相談することです。

設備部分など触らないほうがいい場所は慎重に扱い、判断に困る汚れは無理に掃除せず専門家へ相談しましょう。

正しい手順を踏めばトラブルを避けつつ、安心して新生活をスタートできます。

参考:賃貸知識BANK,トップぺージ,運用する,賃貸管理,管理はつらいよ。退去後の清掃がきれいにされない理由はなぜか。アパートの入居前チェックを語る。