部屋を掃除しているのに、なぜかすぐにホコリが積もる、床や家具の白っぽさが気になって落ち着かない、そんな悩みを抱えている人は少なくありません。
ホコリは生活している限り必ず発生しますが、実は掃除方法や家の環境によって「ホコリの量」と「ホコリの滞留しやすさ」は大きく変わります。
この記事では、部屋がホコリっぽくなる本当の理由、見落としがちな原因、プロが実践する掃除のコツ、そしてホコリをためないために今日からできる対策までを詳しく紹介します。
原因と対策を知れば、空気の澄んだ快適な部屋は誰でもつくれます。
ホコリの正体を知ると原因が見えてくる

ホコリは、衣類の繊維、髪の毛や皮膚、ダニの死骸やフン、花粉、外から入る砂ぼこりなど、複数の微細なゴミが混ざったものです。
特に多いのは衣類や布製品の繊維クズで、ホコリの3~5割を占めると言われています。
またホコリは非常に軽いため、歩く、カーテンが揺れる、エアコンの風が当たるなど、少しの動きでも空中を漂い続けます。
床に落ちるまでに6〜8時間かかることもあり、「掃除したのにすぐに積もる」のは当然の仕組みとも言えます。
掃除しても部屋がホコリっぽい理由
空中に舞ったホコリがゆっくり落ちてくるから
ホコリは常に空中に浮遊しているため、掃除しても数時間後には上から落ちてきます。
特に夜に掃除すると、寝ている間にゆっくり落ちてきて翌朝にはまた目立つ状態です。
掃除の順番が間違っている
多いのが「掃除機 → 拭き掃除」の順番。
床のホコリを吸っても、家具の上に残ったホコリが後から落ちてきて、また床が汚れてしまいます。
本来の正しい順番は「上から下へ」。
照明→棚→家具→床の順が鉄則です。
布製品が多い
カーテン・布ソファ・クッション・カーペット・寝具などはホコリの大発生源。
特に寝室は人の皮膚・繊維が大量に落ちるため、家で最もホコリが発生しやすい場所です。
換気の仕方が良くない
窓を全開にする換気は、一見、良さそうに見えて実は逆効果になることもあります。
風が強い日は外の砂ぼこり・花粉が入り込み、室内のホコリ量を増やす原因につながります。
エアコンや空気清浄機が汚れている
フィルターが詰まると気流が乱れ、室内のホコリが舞いやすくなります。
「掃除してもホコリっぽい部屋」はフィルターの汚れが原因のことが非常に多いです。
エアコンのルーバーの清掃方法についてはこちらの記事で解説しています。
見落としがちなホコリの原因

クローゼット内の衣類
服の繊維は着脱時に大量に舞います。
クローゼットがホコリで白くなっている家は、クローゼットからホコリが“外へ流れ出ている”ケースが多いです。
ベッド下や家具裏
人目につかない場所はホコリが最もたまりやすい場所。
特にベッド下は布団の繊維+気流の影響でホコリが蓄積し、寝るたびに舞い上がります。
ドアや窓のすき間
マンションの共用廊下側の部屋は、ドアの隙間から廊下のホコリが入ってきます。
風圧で押し込まれるため、構造的にホコリがたまりやすい部屋もあります。
掃除道具が汚れている
汚れたモップや雑巾、掃除機のヘッドにホコリがついたままだと、掃除しながらホコリをまき散らす状態になります。
ホコリ対策に効果が抜群の掃除のコツ

基本は「上から下」+「舞い上げない」
おすすめの流れはこれです。
- はたき(軽く表面のホコリを落とす)
- 湿らせたクロスで拭く
- 掃除機
- 床の水拭き
特にドライクロスの乾拭きはホコリが舞うので逆効果。
水分を少し含ませた方がホコリが取れます。
布製品のケアは“たたかない”が絶対ルール
たたくとホコリが爆発的に舞い上がります。
代わりに、
- 布団:布団クリーナー or 掃除機の布団ノズル
- カーテン:洗濯
- ソファ:粘着ローラー
を使うのが正解です。
掃除機は壁際を重点的に
ホコリは気流の影響で壁際にたまりやすいため、壁沿いをゆっくり掃除すると効果的です。
エアコン・空気清浄機のフィルター掃除は“月1”
フィルターのホコリはすぐに空中へ舞い戻るため、ホコリっぽさの多くはフィルターの詰まりが原因です。
月1で掃除すれば劇的に改善します。
ハウスクリーニングはアールクリーニングへ依頼がおすすめ
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以下では、アールクリーニングの強みを紹介します。
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また、こちらの研修施設では、エアコン以外にも換気扇や水回りの研修も実施しています。
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作業後も「掃除して終わり」ではなく、2週間保証のサポート体制を整えているため、初めての方でも安心してご利用いただけます。
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一般的な相場よりも価格を抑えてサービスが受けられるのもメリットの1つです。
体験しませんか?
ホコリっぽくならないための生活習慣
毎日の換気は2カ所を少し開けて10分
窓を全開にすると外のホコリが大量に入ります。
対角線上の窓を少し開けるだけで十分に空気が入れ替わります。
帰宅後は服のホコリを玄関で払う
外のホコリや花粉を室内に持ち込まないだけで、ホコリの発生量はかなり減ります。
床に物を置かない習慣をつける
床置きが多い部屋はホコリがたまり、掃除も難しくなるため一気に汚れやすくなります。
特に紙袋・段ボールはホコリを呼びやすいため注意。
寝室は週2回の掃除が理想
寝室は衣類の繊維・皮膚が最も落ちる場所。
部屋全体をキレイにしたい場合は、寝室のケアが最も効果的です。
まとめ:正しい原因と対策を知れば、ホコリは確実に減らせる
ホコリっぽい部屋は掃除の不足ではなく、ホコリが発生・滞留しやすい環境や習慣が影響していることがほとんどです。
ホコリは布製品や空気の流れから絶えず発生しますが、掃除の順番、布製品の扱い、換気方法、フィルター掃除などを改善するだけで驚くほど減らせます。
生活習慣を少し変えるだけでも空気は見違えるほど澄んだ状態になり、掃除の手間も軽くなります。
今日からできる対策を取り入れて、ホコリの少ない快適な住まいを手に入れましょう。
参考:資源循環領域,HOME,環環,循環・廃棄物のけんきゅう,ハウスダストの組成とPBDEsの粒径分布:代表的な試料を得るために



