窓用エアコンは設置のしやすさや移動の手軽さから、集合住宅やワンルームなどで人気の高い冷房機器です。
しかし、掃除やメンテナンスが後回しになり、気づいたらカビだらけになっていたというケースも少なくありません。
この記事では、窓用エアコンがカビだらけになる原因と放置するリスク、そして自分でできるお手入れ方法などについて詳しく解説します。
窓用エアコンにカビが生える原因

窓用エアコンにカビが発生してしまう理由は、主に下記の3つです。
- 湿気がこもりやすい構造
- 定期的なお手入れをしていない
- 内部の湿気を放置している
以下では、それぞれの理由について詳しく解説していきます。
1. 湿気がこもりやすい構造
窓用エアコンは外気と接している構造上、湿度の高い空気を取り込むことが多くなります。
冷房時には内部で結露が発生し、湿った空気がファンや熱交換器に付着します。
この湿気が逃げきれずに残ることで、カビが発生しやすい環境が整ってしまいます。
2. 定期的なお手入れをしていない
家庭用の壁掛けエアコンと比べて、窓用エアコンはフィルターの取り外しや掃除の頻度が低くなりがちです。
「小さいから汚れにくいだろう」と油断してしまう方も多いですが、実際にはホコリや皮脂、空気中の微粒子がしっかりと内部に蓄積されていきます。
3. 内部の湿気を放置している
冷房使用後にそのまま電源を切ってしまうと、内部にたまった湿気が乾ききらずに残ってしまい、カビが繁殖しやすくなってしまいます。
送風モードで数分間運転することで内部を乾燥させ、カビの発生を抑える効果が期待できます。
窓用エアコンのカビを放置するリスク
窓用エアコンのカビを放置すると、単なる見た目の問題にとどまらず、以下のような健康被害や性能低下を引き起こします。
空気中にカビの胞子が飛散
カビだらけのエアコンを運転すると、内部のカビ胞子が風とともに部屋中に拡散します。
これを長期間吸い続けることで、アレルギー性鼻炎や喘息、皮膚炎などを引き起こすリスクが高まります。
エアコンのカビが及ぼす悪影響と対策方法については、こちらの記事にて詳しく解説しています。