冬にエアコンを使っていると、「急に暖房が止まった」「冷たい風が出る」と不安になることがあります。

でも、それは壊れたわけではなく、多くの場合“霜取り運転”というエアコンの正常な動作です。

エアコンの霜取り運転とは?

室外機

エアコンの暖房は、室外機が外の空気から熱を取り込み、それを室内に送って温めています。

しかし、外気温が低い冬は、室外機の熱交換器(アルミのフィン部分)に「霜」が付着しやすくなります。

霜がつくと熱を取り込めず、暖房効率が大きく落ちてしまいます。

そこでエアコンは、自動的に「霜取り運転(デフロスト運転)」を行います。

これは一時的に暖房を止め、冷媒の流れを逆にして室外機を温め、霜を溶かす動作のこと。

つまり、エアコンが“自分でメンテナンスしている時間”なのです。

霜取り運転が始まる条件

霜取り運転は次のような状況で自動的に起こります。

  • 外気温が2〜5℃以下になったとき
  • 湿度が高く霜が付きやすいとき
  • 室外機の熱交換器に霜を検知したとき

運転時間はおよそ5〜15分ほど。

機種や外気温によって異なりますが、1〜2時間に1回程度行われることが多いです。

霜取り運転中によくある症状と正常運転の見分け方

霜取り運転が始まると、エアコンは以下のような動作をします。

  • 暖房が止まり、風が出ない
  • 室外機が静かになったり、反対に「シュー」や「ボコボコ」という音がする
  • ランプが点滅したり表示が変わる
  • 数分後に暖房が再開する

これらはすべて、正常な状態です。

「風が出ない」「一時的に止まる」といった症状があっても、焦る必要はありません。

霜取りが終われば自動的に再開します。

故障の可能性があるケース

ただし、以下のようなときは霜取りではなく、トラブルの可能性があります。

  • 30分以上たっても再開しない
  • 室外機がまったく動かない
  • エラーコード(CH、H00など)が表示される
  • 冷風が出続ける、風が弱いまま

まずはフィルターや吸気口のホコリをチェックし、それでも直らない場合はメーカーや業者に相談しましょう。

暖房が効かない原因は霜取り以外にもある

エアコンの暖房が効かないと感じる場合、霜取り運転以外にもさまざまな原因があります。

フィルターや内部の汚れ

埃だらけのエアコン

フィルターや熱交換器にホコリがたまると、空気の流れが悪くなり、暖房効率が下がります。

フィルターは2週間に1度の掃除が理想です。

内部にカビやホコリがたまっていると、霜取り運転の頻度が増えることもあります。

室外機の周りの環境

室外機の吹き出し口が落ち葉や雪でふさがれていると、熱交換がうまくできません。

冬場は特に、室外機の周囲を20〜30cmほど、あけておき、雪や氷を取り除きましょう。

設定や部屋の条件

設定温度が低すぎる、風向きが上を向いている、または広い部屋で使用していると、暖房効果を感じにくくなります。

窓の隙間から冷気が入る場合もあるので、断熱カーテンや隙間テープでの対策も有効です。

ガス漏れ・部品の劣化

長年、使っているエアコンでは、冷媒ガスの減少やコンプレッサーの劣化により、暖房が効きにくくなることもあります。

10年以上使用している場合は、点検や買い替えを検討しても良いでしょう。

賃貸で古いエアコンを使っている方はこの記事も併せてご覧ください。

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霜取り運転をスムーズにするコツ

霜取り運転そのものは必要な機能ですが、できるだけ短時間で終わるように工夫できます。

  • フィルターを定期的に掃除する
  • 室外機の周囲を常に風通しを保つ
  • 室内の湿度を40〜60%にキープする
  • 設定温度は20〜22℃を目安に

これらを実践すると、霜の付き方が減り、エアコンの負担を軽減できます。

内部洗浄はプロに任せるのが効果的

「暖房の効きが悪い」「霜取り運転が頻繁に起きる」と感じる場合、内部の汚れが原因のことも多いです。

エアコン内部には、家庭用スプレーでは届かない場所にホコリやカビがびっしり。

これが原因で空気の流れが悪くなり、電気代が上がることもあります。

プロのエアコンクリーニングでは、専門スタッフがエアコンを分解して、内部のカビ・ホコリ・油汚れを徹底洗浄します。

見えない奥の部分まで清掃することで、以下のような効果が期待できます。

  • 暖房・冷房の効率がアップ
  • 電気代の節約につながる
  • カビ臭やホコリのニオイがなくなる
  • 故障やトラブルの予防にもなる

定期的なクリーニングを行うことで、霜取り運転もスムーズになり、快適に冬を過ごせます。

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まとめ

エアコンの霜取り運転は、室外機についた霜を溶かすための正常な機能です。

暖房が止まっても、10分ほどで再開するなら問題ないです。

ただし、長時間、動かない・エラーが出る・風が出ないといった場合は、故障の可能性もあるため注意しましょう。

また、内部の汚れや室外機の状態によっても暖房効率は左右されます。

定期的な掃除とプロによる内部クリーニングで、エアコンを長持ちさせ、冬も快適に過ごしましょう。

参考:ダイキン公式サイト,よくあるご質問 ,店舗・オフィスエアコン,故障かな?,冷えない、暖まらない,霜取り運転とは(店舗・オフィスエアコン)
参考:Panasonic公式サイト,カテゴリー概要,コンテンツ一覧,冬の暖房時、エアコンが勝手に止まる原因は? 霜取り運転について解説