この記事では店舗内の清掃についてお悩み・検討中の方に向けて
清掃業者に依頼した場合のサービス内容や料金などをまとめました。
ぜひ店舗清掃の業者を選ぶ際の参考にしてみてください。
目次
店舗清掃を業者に依頼した場合の清掃範囲
店舗清掃を業者に依頼すると、「日常清掃」と「定期清掃」の2パターンがあります。
それぞれ具体的にどのような清掃をしてくれるのか説明します。
日常清掃
日常清掃はホウキやモップ、掃除機、雑巾、バケツなどの一般的な道具を使用し、目につきやすく日々頻繁に利用して汚れが目立ちやすい箇所を中心に掃除をしていきます。
具体的な日常清掃の内容は次のとおりです
- フロア全体、通路のモップ、掃除機
- 卓上や椅子の拭き上げ
- トイレ、洗面所の清掃
- ゴミの分別と回収
日常清掃を業者に依頼する場合、毎日~週1回の頻度でお願いするのが一般的です。
定期清掃
定期清掃は、床やカーペットの洗浄、照明や窓ガラスの洗浄、エアコンや厨房内のクリーニング清掃など、専門的なスキルを要する作業も含まれます。
具体的な定期清掃の内容は、次のとおりです。
- 床面洗浄、ワックス塗布
- カーペット洗浄
- 照明器具
- 換気扇の洗浄
- 厨房のクリーニング
- 窓ガラス洗浄
- 業務用エアコンの分解清掃
定期清掃を業者に依頼する場合、週1回~年に数回依頼するのが一般的です。
飲食店の清掃に関しては、こちらの記事にて料金相場や作業範囲を詳しく解説しております。
店舗清掃を業者に依頼した場合の料金相場
次に、店舗の清掃を業者へ依頼した際の料金相場を紹介します。
ここでは、「小さめの店舗(50㎡程度)」「中規模な店舗(100㎡程度)」「広い店舗(200㎡以上)」に分けて料金目安を紹介します。
ただし、料金は時間帯、汚れの程度や清掃の詳細な要望によっても変わります。
小さめの店舗(50㎡程度)
50㎡程度の小さな店舗の場合、日常清掃の料金は月額で2万円前後が目安です。
それに月に1度程度の定期清掃を追加すると、総額で3万5千円から5万円程度となることが多いです。
■日常清掃(月4回)
2,200円 /時間、月額18,000円~
■定期清掃(月1回)
床洗浄&ワックス塗布…300円~/㎡、12,000~30,000円
窓ガラス洗浄…2,500円 /枠
・エアコン清掃…12,000円/基
※家庭用エアコンと同じ場合
・厨房のクリーニング…25,000円~40,000円
中規模な店舗(100㎡程度)
100㎡前後の中規模な店舗では、日常清掃の料金が月額3万円から5万円程度です。
定期清掃を含めると総額で6万円から8万円になることが一般的です。
■日常清掃(月4回)
1,800円~2,500円/時間、月額36,000円~
■定期清掃(週1回~)
床洗浄&ワックス塗布…280円~/㎡、30,000円~
窓ガラス洗浄…2,500円 /枠
エアコン清掃…25,000円~/基
※天井カセット式(業務用)エアコン
厨房のクリーニング…40000円~80000円
広い店舗(200㎡以上)
200㎡を超える広い店舗では、日常清掃の月額料金が6万円から10万円程度です。
定期清掃を合わせると総額で12万円から15万円程度が相場です。
■日常清掃(月4回)
1,500円~2,500円/時間、月額54,000円~
■定期清掃(週1回~)
床洗浄&ワックス塗布…250円~/㎡、60,000円~
窓ガラス洗浄…2,500円 /枠
エアコン清掃…25,000円~/基
※天井カセット式(業務用)エアコン
厨房のクリーニング…40000円~80000円
店舗清掃を業者に依頼するメリット
店舗を清掃業者に依頼するか自分でやるか、どちらがいいのか悩みますよね。
どちらの方法が一番良いか判断するために、業者に店舗清掃を依頼した場合のメリットとデメリットを紹介します。
自社のスタッフではできない汚れ落としが可能
業者に清掃を依頼すると、プロが業務用の洗剤や道具を使用し、熟練の技で掃除をします。
なかなか落ちない汚れを落としたり、手の届きにくい場所や見落としがちな場所の汚れも徹底的清掃してくれます。
スタッフが本業に集中できる
業者にお願いすると、営業時間外に清掃を行ってくれます。
営業中は掃除の行き届いた環境で仕事ができるので、従業員が掃除をする時間と手間が省け、気持ちのよい環境で本業に集中できます。
清潔な環境で従業員のモチベーションが上がる
清掃業者に依頼をすると、常に店舗がキレイな状態で仕事ができます。
従業員は心身ともに気持ちの良い状態で仕事を行うことができるので仕事のモチベーションも上がるでしょう。
店舗清掃を業者へ依頼するデメリット
プロに店舗の清掃を依頼すると、業者へ支払う費用が定期的に発生します。
それだけでなく貴重品などを扱う場所(金庫やロッカーなど)への清掃も入ってもらう場合には、別途セキュリティの対策やそれにかける費用も掛かるでしょう。
自分で店舗を清掃するメリット
次に、自分たちで店舗を清掃するメリットとデメリットについて考えてみましょう。
費用が掛からない
従業員同士で店舗清掃を行えば、業者に依頼しない分の清掃代金が発生しません。
清掃道具さえそろえれば、あとは別途清掃に費やす人件費はないのでその分のコストが抑えられます。
従業員の清掃意識が高くなる
従業員の清掃が徹底されている場合、店舗内が汚れてもその場ですぐに清掃するという習慣が身につきます。
そのため従業員の「常に店舗をキレイにする」「店舗内をキレイに保つ」という清掃意識が高くなります。
自分で店舗を清掃するデメリット
次に自分で店舗を清掃する場合のデメリットを紹介します。
素人ではどうしても落ちない汚れが出てきてしまう
従業員だけで掃除を行うと、プロへ依頼した場合に比べてどうしても仕上がりのキレイさに差が出てしまいます。
どんなにキレイにしても落ちない汚れが出てきたり、見落としてしまう汚れ部分が出てくることもあるでしょう。
営業時間が削られる
従業員が店舗を清掃する場合、従業員の労働時間の一部を清掃時間に費やします。
そのため本業にかける時間は物理的に少なくなり、長い目で見ると本業の売上減少を招く可能性もあります。
店舗清掃の業者を選ぶポイント
店舗清掃を実際に業者に頼もうと思った場合、どの清掃会社を選んだらいいのか悩みますよね。
ここでは、清掃業者を選ぶときに抑えておきたいポイントを4点紹介します。
以下のポイントを参考に、信頼できるクリーニング業者を選びましょう。
口コミや評判を確認する
気になる業者があった場合、インターネットで口コミや評判を確認してみましょう。
Googleレビューや口コミサイトを活用し、多くの顧客から高評価を得ている業者を選ぶと安心です。
また、口コミの内容を確認し、サービスの質や顧客対応についてもチェックしておくと安心です。
料金を比較する
複数の業者から見積もりを取り、料金を比較しましょう。
同じ作業内容でも、業者によって料金が異なるため、見積もりをしっかりと確認し、納得のいく料金設定の業者を選んでください。
価格だけでなく、見積りの記載内容が明確かどうかも把握する必要があります。
経験を確認する
クリーニング業者が経験豊富であることを確認しましょう。
業者のウェブサイトやパンフレットで、これまでの実績や経験年数を確認し、信頼性を判断しましょう。
特に、難しい汚れや専門的な技術が必要な場合には、経験豊富な業者を選ぶことが重要です。
サービス内容を確認する
提供されるサービス内容を詳細に確認しましょう。
具体的には、使用する洗剤や清掃方法、どの程度の範囲を掃除してくれるのかなどです。
環境に優しい洗剤を使用する業者や、特定の汚れに対する専門的な対応ができる業者を選ぶと、安心して依頼できます。
保証とアフターケア
依頼するクリーニング業者が作業後の保証やアフターケアを提供しているかどうかも確認が必要です。
万が一問題が発生した場合に迅速に対応してもらえる業者を選ぶことで、長期的に安心して利用できます。
また、業者が損害保険に加入しているかどうかを事前に確認するのもおすすめです。
損害保険に入っている業者であれば、万が一の際にも業者が保険で対応可能なため、安心です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
店舗の清潔さはお客様の印象にも直結するため、しっかりと時間と労力をかけて適切な清掃を行いたいですよね。
店舗の清掃を業者に依頼するか自分で行うかについては一長一短がありますが、店舗に訪れるお客様の快適さを追求するならぜひ一度清掃業者のプロの技を検討してみてください。
この記事を参考に、予算と店舗ならではのニーズのバランスを考えて信頼できる清掃業者を見つけてみてくださいね!