「久しぶりにスイッチを入れたら、ツンとしたニオイが…」

そんな経験ありませんか?

それは、エアコン内部に繁殖したカビの影響です。

ここでは、エアコンにカビが生える原因や放置するリスク、掃除方法などを解説します。

エアコンにカビが生える原因

カビが生えたエアコン内部そもそも、なぜエアコンにカビが生えるのか疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。

エアコンにカビが生える原因は、主に以下の3つです。

  • 湿気が多い
  • 汚れがたまっている
  • 使用後にすぐ電源を切っている

以下では、それぞれの原因について詳しく解説します。

湿気が多い

エアコン内部は、湿気がたまりやすく、カビが繁殖しやすい環境です。

湿度60%以上となるとカビが活発となり、80%をこえると繁殖速度が急速に高まります。

蓄積された湿気をため込んでいると、湿気がこもり、カビとなってしまいます。

特に湿気の多い季節の冷房では注意が必要です。

汚れがたまっている

エアコンのファン部分エアコン内部に汚れがたまっていると、カビが発生しやすいです。

なぜなら、たまった汚れはカビが好むからです。

エアコン内部の掃除を怠っていると、カビにとっては「住みやすい場所」となってしまい、多くのカビで悩まされてしまいます。

使用後にすぐ電源を切っている

冷房を止めた直後に電源を切ると、エアコン内部の湿度が高い状態で放置されます。

これにより、カビが繁殖しやすい環境になってしまいます。

冷房を使用後は、内部クリーン機能や送風運転を心がけましょう。

エアコンのカビを放置するとどうなる?

エアコンの内部のカビを放置すると、以下の2つの影響があります。

  • 健康被害
  • エアコンの電気代が高くなる
  • 水漏れの原因になる

以下では、エアコンのカビを放置する危険性を紹介します。

エアコンのカビによる健康被害

ニオイが気になる女性まずはカビをため込むことで起こる健康被害を紹介します。

エアコン内部にカビがたまっている場合、エアコンの風によってカビが運ばれ、体内に入ります。

これにより、以下の症状を起こしてしまう可能性があります。

  • アレルギー性鼻炎
  • 気管支喘息
  • 夏型過敏性肺炎
  • アトピー性皮膚炎
  • アスペルギルス症

体内に含むだけではなく、カビを含んだ空気に触れることでアトピー性皮膚炎の被害が発症したり、既にお持ちの方は悪化させてしまう可能性があります。

また、カビの一種であるアスペルギルスによって、アスペルギルス症という感染症を発生する可能性もあります。

エアコンの電気代が高くなる

エアコン内部にカビが詰まることによって、エアコンの運転効率が悪化します。

この結果、設定温度までなかなか達せず、エアコンはフルパワーでの運転時間が長くなります。

このせいでカビが無い時よりも多くのエネルギーを必要とすることになり、結果として電気代が高くなってしまいます。

水漏れの原因になる

カビやほこりがドレンホースやドレンパンに詰まると、エアコンから水漏れが起こる原因になります。

ドレンホースやドレンパンに水が詰まってしまうと、エアコンの結露水を排出できなくなります。

結果、行き場を失った水がエアコンに逆流し、水漏れを起こしてしまう可能性があります。

エアコンのカビの掃除方法

エアコンにカビが発生してしまった場合、放置していても問題は解決しません。

掃除が必要ですが、方法が分からない方も多いのではないでしょうか。

そこで、以下ではエアコンのカビの掃除方法を紹介します。

フィルターの掃除手順

まずは、フィルターのカビ掃除から紹介します。

フィルターの掃除手順は、下記の流れで進めていきましょう。

  1. エアコンの電源をOFF
  2. エアコンのフロントパネルを開ける
  3. そのまま掃除機でフィルターのほこりを吸い取る
  4. フィルターを取り外して掃除機をかける
  5. フィルターの裏面からシャワーの水圧で水洗いする
  6. 水気をしっかりふき取って乾燥させる

以下では、それぞれの手順について詳しく見ていきましょう。

1.エアコンの電源をOFF

エアコンの電源をOFFにするだけではなく、コンセントそのものを抜いておきましょう。

コンセントを抜くことで通電しなくなり、安全にカビ掃除を行えます。

2.エアコンのフロントパネルを開ける

力任せに行う必要はなく、持ち上げながら「外す」ような感覚でパネルを開けましょう。

3.そのまま掃除機でフィルターのほこりを吸い取る

エアコンの熱交換器部分

パネルを開けた後、フィルターについている大きいほこりを掃除機で吸い取っておきます。

4.フィルターを取り外して表面に掃除機をかける

フィルターを取り外して、表面に掃除機をかけましょう。

ここでポイントとなるのが必ず表面から掃除機をかけることです。

フィルターの裏から掃除機をかけてしまうと、埃がフィルターの目につまってしまい、掃除機でも取りにくくなってしまいます。

5.フィルターの裏面からシャワーの水圧で水洗いする

表から掃除機で埃を吸い取ったら、<裏面からシャワーをあてます。

シャワーの水圧にて埃を取り出し、キレイにするためです。

先とは逆にシャワーは表から当ててしまうと、フィルターの穴に汚れが詰まるリスクがあるので気を付けましょう。

掃除機やシャワーで吸い取れきれなかった細かい汚れは歯ブラシでこすって落としましょう。

6.水気をしっかりふき取って乾燥させる

しっかりと水気を拭き取るだけではなく、乾燥させましょう。

水分が残っていると、カビの繁殖やニオイの原因となってしまいます。

半日~1日程乾かすと良いのですが、天日干しは控えましょう。

紫外線によってプラスチック部分が劣化してしまう可能性があります。

吹き出し口の掃除手順

エアコン掃除吹き出し口の掃除方法も紹介します。

ハンディモップ、綿棒があると便利なので用意しておくとよいでしょう。

吹き出し口の掃除手順は、下記のとおりです。

  1. エアコンの電源をOFF
  2. ルーバーを手で回す
  3. 吹き出し口の中を吹く

以下では、それぞれの手順について詳しく見ていきましょう。

1.エアコンの電源をOFF

こちらも同様に、まずはエアコンの電源をOFFにし、コンセントを抜きます。

2.ルーバーを手で回す

ルーバーを回す必要があるのですが、固くて動かないタイプのエアコンもあります。

この場合、無理をして回そうとすると壊れる可能性がありますので無理はしないようにしましょう。

無理をしてルーバーを壊してしまうと、修理が必要になってしまいます。

3.吹き出し口の中を吹く

ルーバーを回した後、ハンディモップや濡らした綿棒で吹き出し口の中を拭きます。

吹き出し口のさらに奥やファン部分の汚れが気になる場合、分解して洗浄する必要があります。

無理に作業をするのではなく、プロに任せた方が安全でおすすめです。

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エアコンのカビを予防する方法

エアコン以上のようにプロに任せることでエアコンはキレイになりますが、
キレイになったエアコンも時間とともに汚れが出てきてしまいます。

弊社では1年に1回~2回程度の定期的なエアコン洗浄を依頼することをおすすめしますが、
普段からキレイに保つ方法があれば実践したいですよね。

そこで、キレイな状態を保つ方法も紹介します。

冷房をしてすぐに電源を消さず送風運転をする

冷房を終了する際、すぐに電源を落とすのではなく、送風運転をすることでカビを防げます

送風することによってエアコン内部の湿度を下げることができ、カビが繁殖しやすい環境作りを防ぐことができます。
内部クリーン機能がある場合は、そちらを使用するようにしましょう。

エアコンの内部クリーン機能を使用する

内部クリーン機能内部クリーンですが、どんな機能かわからずに使用していない方もいるのではないでしょうか。

内部クリーン機能は、エアコンをしばらくの間送風運運転し、内部の湿度を下げることでカビの繁殖を防ぐ機能になっています。
エアコンの運転が終わったら使用することを心がけましょう。

フィルターを定期的に掃除する

フィルターを取り外すエアコンはフィルターが汚れやすいです。
フィルターのみの掃除であれば手軽に行えるので、こまめに自らで掃除しておきましょう。

こまめな換気をする

こまめに換気を行うことも大切です。

喚起することで、エアコン内部の湿気を取り除け、カビの防止につながります。

よくある質問(Q&A)

Q1. エアコンのカビのニオイは体に悪いのですか?

A. はい、エアコン内部で繁殖したカビを放置すると、カビの胞子が風と一緒に部屋中に広がり、体内に吸い込んでしまう可能性があります。

アレルギー性鼻炎や気管支喘息、夏型過敏性肺炎などを引き起こすケースも報告されています。

特に免疫力が低いお子さまや高齢者がいるご家庭では注意が必要です。

Q2. エアコンのカビはどのくらいの期間で発生しますか?

A. 使用環境にもよりますが、湿気が多く内部が乾きにくい状態が続くと1〜2カ月程度でカビが発生することもあります。

冷房使用後にすぐ電源を切ると内部に水分が残りやすく、繁殖スピードが早まります。

Q3. 自分でできるカビ掃除と、業者に頼むべき掃除の違いは?

A. 自分でできる掃除は、フィルターや吹き出し口など表面の汚れを落とす範囲に限られます。

エアコン内部の送風ファンや熱交換器にカビが付着している場合は分解が必要で、家庭用スプレーでは届きません。

完全に除去したい場合はプロの分解洗浄が必要です。

Q4. エアコンの内部クリーン機能を使えばカビは生えませんか?

A. 内部クリーン機能はあくまで予防的な対策であり、すでにカビが生えている場合には効果がありません。

カビを除去する機能ではなく、「内部を乾燥させてカビが発生しにくい状態を維持する」ためのものです。

定期的なフィルター掃除と併用しましょう。

Q5. エアコンから水漏れした場合、カビが原因の可能性はありますか?

A. はい、十分にあり得ます。

カビやホコリがドレンホース(排水管)やドレンパンに詰まると、結露水が正常に排出されず、室内機から水漏れが発生することがあります。

水漏れが繰り返す場合は、内部のカビ詰まりや排水経路の清掃が必要です。

Q6. カビを防ぐために最も効果的な習慣は?

A. 冷房や除湿を使用した後に1〜2時間の送風運転を行うことです。

これにより内部の湿気を乾燥させ、カビの発生リスクを大幅に減らせます。

さらに、月1回のフィルター掃除と年1回のプロ洗浄を組み合わせることで、快適で衛生的な空気環境を保てます。

まとめ

エアコンになぜカビが発生するのかや、発生したカビの掃除方法を紹介しました。

カビの掃除は自らで行うこともできるのですが、エアコンの構造によってはプロに任せるのがおすすめです。
プロの業者であれば、自力では難しいエアコン内部の奥にある汚れまでゴッソリと落とすことが可能です。

キレイなエアコンで快適な生活をお過ごしください。