「去年クリーニングしたばかりなのに、もうカビ臭い…」
「つけるたびにモワッとしたニオイがする…」
そんな経験、ありませんか?
エアコンは1年中使わなくても、わずか1年で内部がカビだらけになることは珍しくありません。
この記事ではその原因や自分でできる対処法、カビを予防するポイント、そして根本的な解決策としておすすめしたいプロのクリーニングについて詳しく解説します。
たった1年でエアコンにカビが生える原因とは?
カビの好む「条件」がそろいすぎている
エアコン内部は、湿気・汚れ・温度の3要素が完璧にそろった、カビにとっての理想的な環境です。
- 湿気:冷房時の結露や内部の水分がカビの繁殖を促進
- 汚れ:空気中のホコリ、皮脂、花粉などがカビの栄養源に
- 温度:室温に近い環境でカビが繁殖しやすくなる
特に冷房を多用する夏場はフィンやドレンパンに水分が残りやすく、運転を止めたあとに湿った空気がこもることでわずか数週間でもカビが繁殖します。
「1年以内に掃除したのにカビ」はよくある現象
「去年の夏にプロに頼んだばかり」
という方でも、次の夏にはもうカビ臭いというケースが多くあります。
それは掃除後の使い方や保管の仕方に原因がある場合も。
たとえば以下のような状況では、再びカビが発生しやすくなります。
- 冷房使用後すぐに電源を切って、内部乾燥をしていない
- フィルター掃除を1度もしていない
- 湿度が高い部屋で使用している(寝室・洗面所など)
- 自動おそうじ機能だけに頼って、内部の手入れを怠っている
カビが繁殖すると喉の痛みやアレルギーなど健康への悪影響だけでなく、エアコンの効きが悪くなり電気代も上がる恐れがあります。
特に小さなお子さんや高齢者のいるご家庭では、早めの対策が大切です。
自分でできる!エアコンのカビ対処法
エアコンのカビを自分で対処する方法は限られていますが、いくつかの対策を組み合わせることで効果が期待できます。
フィルターの掃除
ホコリはカビの栄養源です。
2週間に1回を目安にフィルターを掃除機で吸い取るか、ぬるま湯で洗い流しましょう。
自動お掃除機能があるエアコンでも、ダストボックスの清掃は必須です。
定期的な手入れを習慣にする
カビを防ぐには、「湿気を残さない」「汚れをためない」ことが最も重要です。
以下のポイントを意識して使いましょう。
- 冷房や除湿の使用後は、送風モードを活用して内部を乾燥
- 室内の湿度をできるだけ下げる(除湿器や換気の活用)
- フィルターや吸気口まわりの定期的な掃除
- 夏季以外にも、月に一度程度エアコンを送風で動かしておく
自分でできるエアコンの清掃方法についてはコチラの記事で紹介しています。