「なんとか片づけたい。でも、どこから手をつけていいかわからない」
ゴミ屋敷状態になってしまった部屋を前に、そう感じている方は少なくありません。
「やろうと思ってもやる気が出ない」「何がごみかもわからなくなってきた」「人に頼むのは恥ずかしい」
そんな気持ちに寄り添いながら、この記事では“最初の一歩”を踏み出す方法をお伝えします。
大丈夫。まずは「ここからやればいいんだ」と思えるところから始めましょう。
片づけを始める前に準備しておくべきこと
いきなり手を動かす前に、まずは“整えておくとスムーズになる準備”から始めましょう。
無理に一気にやろうとせず、段取りをつけることで、挫折しにくくなります。
必要な道具をそろえる
片づけを効率よく進めるために、以下の道具を用意しておきましょう。
- ごみ袋(燃えるごみ・燃えないごみ用)
- 軍手・マスク(衛生面の対策として必須)
- 段ボールや収納ケース(仕分けや一時保管に便利)
- 掃除道具(ほうき・ちりとり・除菌シートなど)
道具をそろえるだけで「片づけの第一歩」を踏み出したことに。

● 当日のスケジュールを軽めに確保する
最初は30分〜1時間だけでもOKです。
「1日で全部やらなきゃ」と思わず、区切って進めることが大切です。
無理がなく続けるためにも、余裕のある日に少しずつ取り組みましょう。

ゴミ屋敷を片づける順番|やる気ゼロでも動ける流れ
実際に作業に入るときは、「どこから・どうやって」進めるかがカギです。
以下の順番で進めれば、スムーズに片づけをスタートできます。
ステップ1:玄関まわり
まずは「出入り口」である玄関から着手しましょう。
ここが片づくと出入りがしやすくなり、作業効率が格段に上がります。
- 靴・傘・紙袋などの不要物を処分
- 床に落ちているごみを拾う
- 置きっぱなしの荷物を一時的にまとめる
「片づいた!」という実感が得られやすく、気持ちも前向きに変わります。
ステップ2:床に足の踏み場をつくる
次は各部屋の床にスペースをつくることが目標です。
床が見えるようになると、移動もしやすく、片づけがグッと進みます。
- ごみとそうでない物をざっくり分ける
- 明らかなごみ(空容器、食品トレー、紙類)を回収
- 衣類・雑誌などは種類別にまとめる
完璧を目指さず、「足元に空間ができたらOK」という気持ちで。

ステップ3:トイレ・キッチンなどの“生活インフラ”を整える
生活する上で欠かせない水回りも、早い段階で確保しておきたい場所です。
キッチンやトイレが使えるようになると、生活リズムが整いやすくなります。
- 排水口やシンク内のごみを取り除く
- トイレ内の床や壁を拭き取る
- 古い食品や調味料の処分
無理をせず「最低限、使える状態」にするだけで十分です。
ステップ4:寝る場所を確保する
体を休める場所がないと、作業も長続きしません。
ベッドや布団のまわりを整理し、寝られるスペースを確保しましょう。
- 寝具の上の物を撤去・仕分け
- 布団が汚れていたら干すか処分
- 枕元だけでも“安心できる空間”に
最悪、床でも寝られるようになればOKという気持ちで進めましょう。
やる気が出ない方にはこちらの記事もおすすめです。
