近年の猛暑の影響で、エアコンは夏場に欠かせない家電製品です。
しかし、電気代が気になっている方も多いのではないでしょうか。

そんな節電意識の高い人から注目を集めているのが、「除湿」です。

そこで、今回は除湿を使用した場合の電気代や、エアコンの節電方法を紹介します。

除湿と冷房のどちらが節電になる?

28度設定結論として、除湿と冷房の消費電力に大きく差はありません。

ただし、使用環境によってどちらが電気代が高いかが変わります。

それでは、どのような状況で冷房と除湿の電気代が高くなるのか、それぞれの状況に合わせてシミュレーションしてみましょう。
冷房と除湿のどちらが高くなるのか、それぞれ状況でシミュレーションしてみましょう。

気温は低いが湿度が高い時期

このときは、除湿の方が電気代が高くなり冷房の方が電気代は安くなる傾向にあります。

室内の高い湿度を下げようとするため、除湿のほうが消費電力が大きくなります。

一方、気温はさほど高くないので、冷房を運転した場合は除湿よりパワーを要さないです。

気温が高く湿度が低い時期

冷房がフル稼働しますが、除湿はさほど稼働しません。

結果として、冷房の方が電気代が高くなります。

エアコンの設定温度による電気代の違いに関してはこちらの記事にて詳しく解説しております。

気になる方はぜひ併せてご覧ください。

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エアコンの除湿と冷房の違いは?

エアコン運転除湿とは、室内の湿度を除くための機能<です。

一方で、冷房は、室内の空気を冷やすための機能です。

では、なぜ除湿でも快適な空間となるのか。
それは、不快感の原因の1つに湿度が挙げられるからです。

梅雨時に代表されるように、湿度の高さはジメジメと不快感を与えます。

この「空気中に含まれている湿度を取り除く」機能が除湿です。

冷房と同じような機能だと思っている人も多いのですが、実際には全く異なる機能です。

【豆知識】実は除湿は3種類ある

実はエアコンによって搭載されている除湿機能が微妙に異なります。

近年のエアコンに搭載されている除湿機能は下記の3つのいずれかです。

  • 弱冷房除湿
  • 最熱除湿
  • ハイブリッド除湿

ここからは、名前を挙げた3つの除湿方法の違いを解説します。

弱冷房除湿

取り込んだ空気の温度と湿度を下げ、そのまま部屋に戻す機能です。

広く搭載されている除湿機能です。

湿度を低下させつつ、室温もわずかながらに低下させます。

最熱除湿

湿度を下げるために、冷やした空気を再び温めた後、部屋に戻す機能です。

室温を下げず、湿度だけを下げられることがこの機能のメリットです。

一方で、工程が多いため消費電力が大きくなる傾向にあります。

ハイブリッド除湿

取り込んだ空気を冷やして湿度を下げた後、部屋の空気と混ぜないで送風する機能です。

部屋が冷えにくく、消費電力も再熱除湿ほどではありません。

電気代が抑えられる点はメリットですが、室内の冷却効果は低いです。

エアコンの節電方法

エアコンの使用方法を普段から少しずつ工夫をすることで、電気代を抑えられます。

以下では、エアコンの節電方法をいくつか紹介します。

除湿と冷房を使い分ける

除湿と冷房を状況に応じて使い分けることで電気代の節約になります。

湿度が高い時には冷房ではなく、除湿だけを使用する。

一方、室温が高いものの湿度が低い時には冷房の方が快適な室内空間です。

このように、併用ではなく使い分けることで体感温度を調整できます。

自動運転にする

エアコン自動運転エアコンの運転モードを自動運転に切り替えることで、エアコンが自動で効率の良い運転をし、電気代の節約になります。

自動運転を使用することで、室温が設定温度に達した場合、冷房が自動で緩やかになります。

一方で注意が必要なのは、自動運転の性能がエアコンによって異なる点です。

例えば、AIが搭載されている新しいエアコンの自動運転と、数年以上前のエアコンの自動運転では性能が大きく異なります。
新しいエアコンであればあるほど、自動運転の性能が高く、高い節電効果を見込めます。

サーキュレーターを併用する

サーキュレーターと部屋サーキュレーターを併用することで、エアコンの空気を室内に効率よく循環させ、無駄なエアコンの運転を防ぐことができます。

一般的に、冷たい空気ほど下がりやすく、温かい空気ほど上がりやすいです。
空気を循環させないとエアコンからの空気が届かない場所が生れてしまいます。
そのせいでエアコンが「室温がまだ設定温度に達していない」と認識し、フルパワーで運転を続けてしまいます。

サーキュレーターにて室内の温度を循環させることで、エアコンの「勘違い」を抑えることができ、電気代の節約へとつながります。

窓を断熱する

断熱性能とは、家の外と中の温度を遮断する性能です。

断熱性能が低いと、室内を暖房で暖めても、窓から冷気が入ってしまいます。

結果、エアコンを運転しても部屋がなかなか設定温度に達さず、エアコンが無駄な運転になってしまいます。

一方、断熱性能が高いと、エアコンから排出された空気がいつまでも部屋に残ります。

こうすることで外の空気の影響を受けにくくなり、エアコンの無駄な運転を抑えられます。

電源をのON/OFFを最低限にする

エアコンを操作家電製品は電源をONにした時、大きなエネルギーを必要とします。

これはエアコンにも当てはまり、ON・OFFをこまめに切り替えるよりも、最低限に済ませた方が実は節約になります。

長時間稼働させていると電気代が高くなると考えている人も多いかもしれませんが、電気代は時間ではなく消費電力量によって決まります。

ON・OFFを切り替えて大きなエネルギーを使用させるより、適切な温度を維持し、できる限りエアコンの運転を抑えた方が電気代の節約につながります。

フィルターを定期的に掃除する

エアコンのフィルター清掃後エアコンのフィルターは汚れがたまりやすい部分です。

汚れているフィルターは空気が通りにくくなり、設定温度まで達するまで時間がかかってしまいます。

一方、キレイなフィルターであれば空気がフィルターを通るためのエネルギーは少なくなります。

フィルターを清潔を保つことで電気代の節約となるのでこまめにフィルターを掃除しておきましょう。

室外機を定期的に掃除する

室外機を清掃する作業員エアコン本体だけではなく、室外機も定期的に掃除しましょう。

室外機の汚れが多くなると、エアコンの効率が低下します。

また、室外機の掃除はもちろんですが室外機周辺をキレイに片付けることで、スムーズな排出が実現するので電気代節約につながります。

電気料金契約を見直してみる

電気代の決まり方は、契約しているプランと、プランに応じた消費電力です。

そこで電気料金契約を見直してみましょう。

電気代が高いと感じている人の中には、電気料金契約と消費電力量がマッチしておらず、電気代を多めに支払っているケースが多く見られます。

適切な電気料金契約に変更するだけで電気代が節約できるケースもあります。

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まとめ

今回はエアコンに搭載されている冷房と除湿や電気代についてを紹介しました。

エアコンを稼働させることで電気代は高くなります。一方、稼働させなければ電気代は抑えられますが、室内環境は不快感が高まります。

快適な空間をつくりつつ、電気代を抑えるためには冷房の稼働を抑えながら、快適な空間を維持することが大切です。

そのためには、冷房・除湿の特性を理解することも大切ですが、他にも気温の決まり方、熱の推移やエアコン本体の状態など、さまざまな点に気を配ることが大切です。