「風呂釜の掃除なんて、一度もしたことがない…」

そんな方は意外と多いかもしれません。

でも実は、風呂釜の内部には目に見えない汚れがたまりやすく、放置するとさまざまなリスクを招くこともあります。

この記事では、風呂釜掃除の必要性から、初心者でもできる掃除方法、長年放置した場合の注意点までをわかりやすく解説します。

風呂釜に汚れがたまる理由

風呂釜とは、お風呂の追いだきや保温を行う配管部分のことです。

給湯器と浴槽をつなぐ内部の配管には、以下のような汚れがたまりやすくなっています。

皮脂汚れや汗の流入

入浴中、私たちの体からは皮脂や汗が自然と溶け出しています。

見た目には透明に見えても、お湯にはたんぱく質や油分が混ざっており、配管に流れ込むと壁面に付着して膜のように残ります。

これが時間とともに酸化すると、頑固な汚れとなって落ちにくくなります。

石けんカスやシャンプーの残り

体や髪を洗った後のお湯には、石けんやシャンプー、リンスの成分が残っています。

これらは水中のミネラル(カルシウムやマグネシウム)と結合すると「石けんカス」となり、白く硬い汚れとして配管の内壁にこびりつきます。

石けんカスはカビや細菌の温床になりやすく、さらに汚れを呼び込む原因にもなります。

水アカの付着と雑菌の繁殖

水道水に含まれるミネラル分は、加熱と冷却を繰り返す過程で「水アカ」として固着します。

風呂釜は湿度と温度が高く、雑菌にとって最適な環境のため、一度汚れがつくとヌメリや黒カビが繁殖しやすくなります。

これが配管内にたまると、お湯を張ったときに黒い汚れや嫌なニオイとなって浴槽に戻ってくることがあります。

見えない場所だからこそのリスク

風呂釜の配管は普段目にすることができないため、汚れの存在に気づきにくいのが特徴です。

掃除を長期間怠ると、汚れが層のように重なり、菌やカビが繁殖した「バイオフィルム」と呼ばれる膜が形成されます。

これを放置すると衛生面の問題だけでなく、配管の詰まりや給湯器の故障につながる恐れもあります。

放置すると起こるリスク

風呂釜の掃除を何年もしていないと、以下のようなトラブルに発展する可能性があります。

お湯がにごる・ニオイがする

配管内の皮脂汚れや石けんカスが分解されると、濁ったり黄ばみがかったお湯になることがあります。

さらに、雑菌やカビが繁殖していると「ドブ臭い」「カビ臭い」といった不快なニオイが発生します。

せっかくのお風呂がリラックス空間ではなくなり、ストレスの原因になってしまいます。

追いだきしても温まらない

配管の内壁に水アカや汚れが層状にこびりつくと、循環経路が狭くなります。

その結果、お湯がスムーズに流れず追いだきしても効率的に温まらないケースがあります。

給湯器自体に負担がかかり、燃料や電気代のムダにつながるだけでなく、機器の寿命を縮める原因にもなります。

レジオネラ菌などの危険

最も深刻なのは衛生面のリスクです。

風呂釜内部の温かく湿った環境は雑菌の温床になりやすく、特に レジオネラ菌 は注意が必要です。

この菌が繁殖したお湯を吸い込むと「レジオネラ症」を引き起こし、重症化すると肺炎や呼吸不全に至ることもあります。

健康な人でも危険ですが、高齢者・小さなお子さん・免疫力の低下している人がいる家庭では特に注意が必要です。

厚生労働省も家庭用の24時間風呂や追いだき配管の衛生管理に注意を呼びかけており、定期的な清掃や除菌の重要性が強調されています。

参考:厚生労働省公式ホームページ,ホーム > 政策について > 分野別の政策一覧 > 健康・医療 > 健康 > 感染症情報 > レジオネラ症(2025年9月24日閲覧)

機器の故障や修理費用の発生

汚れや雑菌の膜(バイオフィルム)が厚くなると、循環ポンプの不調や配管の詰まりにつながります。

結果として「お湯が出ない」「エラー表示が出る」といった給湯器の故障を招き、修理費や交換費用が発生することもあります。

クリーニングで解決できる段階を過ぎると、高額な出費につながるため注意が必要です。

快適性と衛生面の両方が損なわれる

見た目はきれいでも、内部の配管に汚れがたまれば、毎日の入浴が不快で不衛生なものになってしまいます。

安心してお風呂を楽しむためには、定期的な風呂釜掃除が欠かせません。

家庭での簡易洗浄だけでなく、数年に一度はプロによる徹底洗浄を検討するとより安心です。

自分でできる簡単な掃除方法

風呂釜の掃除は、専用の洗浄剤を使えば自宅でも簡単に行えます。

以下に、よく使われる「一つ穴タイプ」の掃除方法を紹介します。

準備するもの

  • 市販の風呂釜用洗浄剤(例:ジャバなど)
  • 40〜50℃程度のお湯(浴槽の半分程度)

手順

  1. 浴槽の半分までお湯をためる
    風呂釜の吸入口がしっかり水につかるようにします。
  2. 洗浄剤を投入
    パッケージの指示に従って洗浄剤をお湯の中に入れます。
  3. 追いだき機能を使用
    10〜20分ほど追いだきをして、洗剤を配管内に循環させます。
  4. そのまま放置(目安30分程度)
  5. 排水後、もう一度すすぎ運転
    再度お湯を張って、追いだきをして洗剤をしっかり流します。

月に1回を目安に掃除することで、清潔な状態を保てます。

長年放置した風呂釜の掃除は大変

頭を抱える女性

「掃除したことがないまま何年もたってしまった…」という場合、市販の洗浄剤だけでは落としきれない汚れがあるかもしれません。

配管の奥にこびりついた湯アカ・雑菌をしっかり落とすには、プロの業者に依頼するのがおすすめです。

専用の高圧洗浄機や薬剤を使って、配管の奥まで徹底的にきれいにしてくれます。

▼ プロの清掃が向いているケース

  • 5年以上掃除していない
  • 家族の誰かが肌荒れ・体調の不良を感じている
  • お湯の濁り・異臭が続いている

一度プロにリセットしてもらい、今後は定期的なセルフ掃除を習慣にしましょう。

浴室清掃はアールクリーニングへお任せください!

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まとめ|今日から風呂釜掃除を始めよう

風呂釜は目に見えない部分だからこそ、知らないうちに汚れがたまりやすく、放置は健康リスクにもつながります。

まずは月1回のセルフ掃除からスタート

長年放置している場合は、業者に相談してプロの力を借りるのも有効です。

清潔なお湯で、毎日のバスタイムをもっと安心・快適に。

「掃除したことがない」は、今ここで卒業しましょう。