換気扇の掃除に「重曹」を使う人は多いですが、思ったように汚れが落ちない、かえってベタベタする、部品が変色する-。

そんな失敗を経験した方も少なくありません。

この記事では、換気扇掃除における重曹の“失敗しやすい理由”とその対処法、代わりに使える洗剤や掃除法、そしてプロによる確実な清掃サービスまで、徹底的に解説します。

重曹で換気扇掃除、よくある失敗とは?

油汚れが落ちない・ベタベタする

「自然派で安心」「肌にもやさしい」
そんな理由で選ばれる重曹ですが、換気扇のしつこい油汚れには効果が足りないことがあります。

特に長期間放置された油汚れは酸化して固まり、重曹では分解しきれません。

その結果、表面だけは多少きれいになったように見えても内側にはベタつきが残るケースが多いです。

汚れた換気扇フィルター

アルミ部品が黒ずむ・変色する

重曹はアルカリ性のため、アルミ素材と反応して黒ずみが出る ことがあります。

換気扇のフィルターやファンの一部はアルミ製であることが多く、知らずに重曹を使うと元に戻らない変色が起きてしまいます。

重曹が固まり、白く残る

ペースト状の重曹や粉を直接ふりかける掃除方法では、十分にすすげなかった場合に白く固まって残る ことがあります。

これがファンの回転部分に付着すると、動作の不良や異音の原因にもなります。

どうして重曹ではうまくいかない?失敗の原因を解説

洗浄力が足りない場合がある

重曹の洗浄力は皮脂の汚れや軽い油汚れには適していますが、こびりついた重度の油汚れには効果が不十分 です。

特に換気扇の内部に蓄積された“長年もの” の油には、もっと強力な洗剤が必要になります。

頑固な油汚れを落とすための方法はコチラの記事で詳しく解説しています。

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アルカリ性と素材の相性が悪い

重曹はアルカリ性のため、アルミや銅などの金属と化学反応を起こす ことがあります。

表面が白く濁ったり、黒く変色したりするのはそのためです。

「自然由来=安全」というイメージだけで使用するのは危険です。

使用方法を誤るとトラブルになりやすい

粉末のまま使用して傷をつけたり、ペーストを大量に使ってすすぎ残しが出たりと、使い方次第でむしろトラブルを引き起こすこともあります。

ナチュラルクリーニングにはコツと知識が求められます。

洗浄中の換気扇

重曹で失敗しないために知っておきたいポイント

重曹を使った換気扇掃除で失敗しないためには、素材や汚れの状態、使い方に気を配ることが重要です。

以下の点を押さえておけば、重曹の効果を最大限に生かしながらトラブルを防ぐことができます。

1. 素材を必ず確認する(アルミ製かどうかチェック)

重曹はアルミ素材に使用すると、黒ずみや変色 につながります。

掃除前にフィルターやファンの材質を確認し、

「アルミ製」「アルミニウム」の記載がある場合は、重曹の使用を避けましょう。

代わりに中性洗剤 の使用が安心です。

換気扇の点検

2. 頑固な汚れは重曹だけで落とそうとしない

重曹は皮脂の汚れや軽い油汚れには有効ですが、長年、たまったこびりつき汚れや焦げつきには不向き です。

そのような汚れには市販の専用洗剤やセスキ炭酸ソーダ など、より洗浄力の高いものと併用するのがおすすめです。

セスキとタオル

3. 粉のままで使わず、ペーストかお湯に溶かして使う

重曹を粉末のままでふりかけると、表面を傷つけたり、乾いたときに白く固まって残ります。

必ず水と混ぜてペースト状にするか、ぬるま湯に溶かしてスプレーとして使用 しましょう。

4. 使用後はしっかりとすすぎ、乾拭きする

重曹は残留しやすい ため、使用後はぬるま湯ですすいだあと、乾いた布でしっかりと仕上げ拭きをしましょう。

これを怠ると、白い跡やベタつきが残る可能性があります。

失敗してしまったときの対処法

解決策

ベタつきが残る場合:中性洗剤で再度、拭き取り

重曹でベタつきが残ってしまった場合は、中性洗剤(食器用洗剤など)をスポンジにつけ、ぬるま湯で拭き取りましょう。

乾いたタオルでしっかり仕上げ拭き をするのも忘れずに。

アルミが黒く変色した場合:クエン酸水で中和

重曹によって黒ずんだアルミ部品には、酸性のクエン酸水(1リットルの水にクエン酸小さじ1)を使って中和すると、少し改善されることがあります。

ただし変色が完全に戻るとは限りません。

クエン酸

白く固まった重曹は:お湯で溶かしながら拭く

重曹の結晶が白く固まって残った場合は、40~50℃のお湯を使って柔らかくし、スポンジで優しく拭き取ってください。

無理にこすると部品を傷つけてしまうので注意が必要です。

プロに頼めば、確実に・きれいに・安全に

「もう失敗したくない」「面倒だけど汚れは落としたい」という方は、プロのクリーニング業者に依頼するのがおすすめです。

プロのクリーニングではレンジフードや換気扇の構造に合わせた専用洗剤を使用し、必要に応じて分解洗浄を行います。

素材を傷つけず、換気効率まで回復させる作業が可能です。

自分で掃除するのが不安な方、過去に重曹掃除で失敗した方は、ぜひ一度ご相談ください。

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まとめ|重曹掃除は万能じゃない。素材と汚れに合わせた判断を

重曹はあくまで「軽度な汚れ向け」 の掃除アイテムであり、万能ではありません。

素材や汚れの種類を見極めずに使用すると、期待外れの結果になるだけでなく、部品の劣化や故障 にもつながります。

正しい洗剤と方法を選ぶこと、そして迷ったらプロに任せる判断が、快適で安全なキッチン環境を保つポイントです。